2025年も残りも僅か。
多くの読者様も年末年始のお休みに入っているのでは。
中にはこの休みを利用して海外で年越しされる方も多いと思う。
筆者も先日27日から4日まで年末年始のお休みモードに入った。
さすがに現在の円安と物価高で年越しのためにタイへ向かうのは厳しいところ。
SNSでいろいろな現地情報を収集しつつ、部屋に籠もって年末特番や映画を見てダラダラ過ごそうと考えている。
来年は早く円高になってほしいところだが、、さてどうなるやら。
さて、今回のブログは11月上旬に初めて利用した中国国際航空のレビューを紹介する。
中国国際航空CA928便
以前から気になっていた航空会社「中国国際航空(エアチャイナ)」。
筆者がお気に入りの「チャイナエアライン」と似ているが全く別の航空会社。
エアチャイナは中国、チャイナエアラインは台湾なので間違わないように。
で、今回利用する「中国国際航空」は「中国南方航空」、「中国東方航空」と並んで中国の3大航空会社と言われている。
アライアンスは日本のANAと同じスターアライアンス。
関西からバンコクまで往復約2万8千円という激安価格で購入。
しかも預け荷物23kg✕2個と機内食、座席指定も可能でLCCよりも安いという不思議。
大阪と東京を新幹線で往復するのと同じ価格で関西とバンコクを往復できる、、ちょっとありえない価格だ。
チェックイン
関西空港を訪れた時間は11時40分。※2025年11月4日
利用する中国国際航空CA928便は13時50分に出発、16時15分に北京に到着する。
出発の2時間以上前なので乗り遅れることはないはず。

中国国際航空のチェックインカウンターはC。
手前側はマカオ航空で裏側が中国国際航空。
予め長い列に対応したガイドポールが用意されている。
上海行きのCA922便と北京行きのCA928便の案内。どちらも同じチェックインカウンターみたい。

筆者が並んだタイミングではまだチェックイン開始前だった。
が、並んで数分後にはチェックインオープン。どうやら出発2時間前からチェックイン開始みたい。
筆者の前には20名ほど乗客が並んでいたが15分ほどでチェックイン完了。時刻はまだ12時過ぎで全然余裕。

なお、チェックインカウンターには有料のアップグレードの案内。
エコノミークラスの中でも筆者は最も安い「P」。PEKと書かれているのが北京行き。
シートピッチが広い前方の「スーパーエコノミークラス」には追加45,000円。高い!
そこからビジネスクラスには更に追加20,000円が必要。
合計65,000円支払えば北京までビジネスクラスが利用可能となるが、、さすがにこの価格で購入する人はいないだろう。

経由地の北京までと北京からバンコクまでの計2枚の搭乗券が発券される。
CA928便の搭乗開始予定時刻は13時10分。出発ゲートは36番。

チェックイン完了後は特に何もすることがないので早めに出国する。

機内設備と座席
CA928便の機材はエアバスA330-300。
3時間ほどの短距離フライトではあるが、大型機の方が乗り心地は快適だと思っている。

当初は13時10分に搭乗開始予定となっていたが、実際は30分遅れて13時40分に搭乗開始。

エコノミークラスの座席は2-4-2で横8席仕様。
これは他社の同機材でも同じ配列なので、座席幅が狭いと感じることはなかった。

座席にはヘッドレストが装備されている。

座席にはクッションが用意され、希望者全員にCAさんからブランケットの配布。

シートピッチは握り拳2個分ほどで標準的な広さ。
また、最近の機材では珍しくフットレストが装備されていた。

エコノミークラスの座席には9インチサイズと思われるパーソナルモニターが装備。

機内サービス
座席のシートポケットにはヘッドホンが用意。
予めイヤーカバーも付いているため、すぐに使用することが可能だ。
座席のテーブルは2つ折りタイプ。裏側にドリンクホルダーが装備されている。

パーソナルモニターの言語は中国語、英語、フランス語のみ対応。
残念ながら日本語には対応していなかった。

機内エンターテインメントは映画やテレビ番組、音楽、ゲーム、フライトマップなどが楽しめる。
てっきりタッチパネルだと思っていたら全然反応しない、、ん???これはタッチパネルではないのかも。。

諦めて肘掛けに設置されているリモコンで操作する。
少々扱いにくい場所ではあるが、操作自体は問題ないので気にせず利用する。

セーフティデモはモニターで視聴。
リアルとアニメの融合で、パンダのキャラクターがいるところは中国らしさを感じる。

ハリウッド映画の最新作品は収録されていないが、少し古い作品は20〜30本ほど視聴可能。
筆者は「エイリアン コヴェナント」を暇つぶしに視聴して過ごした。

音楽は中華系のアーティストが多い印象。

14時33分に関西空港を離陸。30分後にトイレの利用が可能とドリンクサービス。
気になったのはシートベルト着用サイン。なぜかずっと点灯したまま消えることがなかった。
これ、トイレを使用していいのか迷ってしまうのでハッキリさせてほしいところ。

離陸から1時間後の15時30分に機内食のサービス。
エコノミークラスは2種類から選択可能で「ビーフライス」か「チキンライス」。
筆者の選んだ「チキンライス」は親子丼だった。
前菜はパスタサラダとサラミ、サーモン、揚げ物とさやエンドウ。
フルーツは3種類、スイーツはミニ今川焼き。日本の積み込みなので全て美味しくいただいた。

もちろん、機内食の際にもドリンクサービス。ビールやワイン、ソフトドリンクなど品揃えもまずまず。
少し時間をおいてからビールのおかわりやお茶の提供など、機内サービスは満足できる内容だった。

食後はリラックスモードに。
個々にドリンクを希望される方にはCAさんがきっちりと対応されていた。
ちなみに、この日の搭乗率は9割以上。
乗客の5割は欧米人で2割ほどが中国人、残りの3割が日本人を含むアジア系。

機内からの眺めとルート
機内からの眺めはこちら。
日本を離れてからもしばらくは綺麗な青空が続いていたが、目的地の北京が近づくとやや白っぽい景色へと変化していった。

CA928便の岡山付近から北へ進路を変更し、韓国を横断して北京へ向かうフライトルート。

経由地の北京に到着
CA928便は現地時刻の16時22分頃に到着。予定より7分遅れではあるが、これくらいの差なら全然問題ない。
フライト時間は2時間49分だった。機内食を食べて映画を1本視聴すれば到着するような感じ。
これくらいのフライトが一番快適に感じる。

北京首都国際空港に到着後は乗り継ぎ手続きを行ってバンコクへ向かう。
乗り継ぎ時間は約3時間40分でこれまた余裕である。
とりあえず、予定通り北京に到着したので一安心。

まとめ
動画は下記URLよりご視聴ください。
初めて利用してみた中国国際航空は予想以上に快適なフライトだった。
設備はやや古さを感じるところではあるが、座席の座り心地や機内サービスなどは他社と比較しても遜色ないレベルだと感じた。
皆さんが注目する機内食については日本積み込みなので味付けは全然問題なし。
ドリンクサービスも頻繁に対応されていたので、CAさんはよく動いている印象を受けた。
この内容と価格なら断然「中国国際航空」はアリだと思う。
当然、直行便と比較すると余計に時間はかかってしまうが、時間に余裕がある方はお財布に優しい中国国際航空を選択肢に入れても悪くなさそう。
次回は北京からバンコクまでのフライトを紹介する。

コメント