ベトナム、ラオス、タイと巡ってきた旅も残りは帰国のフライトを残すのみ。
一般の方々なら当然のように直行便を選ぶだろう。
が、飛行機好きの私はあえて経由便を利用して帰国する。
以外に思うかもしれないが、直行便より距離が長くなっても経由便の方が安いケースが多い。
今回往路で利用したLCC=ベトジェットエアを復路で利用するのもアリだが、
出来ればフルサービスキャリアがいい。
今まで利用したことがない航空会社なら尚良しである。
ということで、LCCと変わらない料金で販売していたフルサービスキャリア=フィリピン航空を利用したので紹介する。
今回のブログはスワンナプーム空港のラウンジとバンコクからフィリピンのマニラまで。
スワンナプーム空港でチェックイン
パタヤからスワンナプーム空港まではエアポートバスを利用。
ジョムティエンにあるバスターミナルから出発する。
オフィスで直接購入すると143バーツだが、
オンラインで事前予約すると25バーツ加算されて168バーツ。
※143バーツ=約570円、168バーツ=約670円
2022年9月時点でのスケジュール表。
朝7時から1時間おきに最終は20時となっている。
私が予約したバスは最終便の20時出発。
出発15分前には満席となったようでチケットの販売は終了していた。
現在は観光客の増加に合わせてスケジュールが見直されているかもしれないので、
最新情報を確認してほしい。
バスは順調に走り続け、21時45分スワンナプーム空港に到着。
乗車時間は1時間45分。
空港に入って早速フライトスケジュールを確認する。
利用するフィリピン航空PR741便のチェックインカウンターはRAW Pで深夜1時の出発予定。
同じ時間帯には大韓航空やジンエア―、アシアナ航空のソウル(インチョン)行きが集中している。
タイ航空はヨーロッパ方面の路線が目立つ。
フィリピン航空の文字が見えないが、RAW Pでチェックイン手続きを行なっていた。
各航空会社が順次フライトを回復しているため、調整しながら運用しているのかもしれない。
出発の3時間前にもかかわらずフィリピン航空のチェックインカウンターには行列が。
列が上手く収まりきらないため、手前まで長い列ができている状態。
これはチェックインに時間がかかりそうだ、、。
、、(´・ω・`)
P15~P17が通常のエコノミークラス。
P18はオンラインチェックイン用、P19がビジネスクラス及び上級会員用。
途中まで通常のカウンターに並んでいたが、
オンラインチェックインを済ませておいたので途中でP18に移動。
それでも並んだ時間は30分ほどで利用客がとても多かった。
航空券を発券した後は少しだけ空港内の様子を見ようと下のフロアへ。
途中で気になったのがマクドナルドの価格。
日本でも円安や物価高の影響により値上げをしてニュースになっていたが、
スワンナプーム空港では目を疑う金額だった。
中央に表示されている新商品「ダブルチーズトリュフバーガーPLUSセット」529バーツ。
日本円で2,100円、、
高い!、、高すぎる!!
もはやファストフードと呼ぶには違和感を感じてしまうプライスだ。
、、、(・ω・`)
もともとタイでマクドナルドはレストラン価格と有名だが、
さすがにこの価格は簡単に手が出ない。
ちなみにホットコーヒーは96バーツで約380円。
空港価格を甘くみてはいけない。
MIRACLE FIRST CLASS LOUNGE
保安検査から出国手続きまでは約20分と思ったよりサクッと出国完了。
搭乗時間まで1時間30分もあるのでプライオリティパスを利用してラウンジへ。
いつもはエールフランスかオマーン航空のラウンジを利用するが、
今回はGゲート付近にある「MIRACLE FIRST CLASS LOUNGE」を選択。
久しぶりに訪れたが特にこれといって大きな変化もなく、、
航空会社のラウンジより少し地味で落ち着いた雰囲気。
提供される料理は悪くないので利用価値は高いかも。
その場で調理してもらえるコーナーではカオマンガイやチキンヌードル、
エビとポークのワンタンスープがいただける。
量は少し控えめなので他のホットミールと組み合わせていろいろ食べることができる。
(・∀・)イイ!!
ホットミールはタイ料理を中心にパスタや野菜の料理も提供されている。
種類は6種類ほどと多くはないが、ラウンジで食べる分には十分だろう。
他にサンドイッチなどの軽食やスープもあった。
サラダバーがあるのは珍しいかも。
帰国前ではあるがタイでの野菜不足解消には少し役立ちそう。
実際に選んだ料理がコチラ。
調理コーナーで「エビとポークのワンタンスープ」を選んだのに、
何故かコーンスープも取ってきてしまった。
手前にあるのはミニバーガー。
パスタと野菜料理も添えて立派な夕食の完成。
ドリンクはお酒を控えてお水を選択。
体調が回復したとはいえ、どこでまた悪化するか分からないので慎重になっていた。
今、優先すべきことは無事帰国することだ。
フィリピン航空PR741
この日のフィリピン航空PR741便はG4ゲートから出発する。
スターアライアンスとワンワールド以外は基本的にE、F、Gの遠い場所になることが多い、、気がする。
ちなみにフィリピン航空はどのアライアンスにも所属していないフルサービスキャリア。
出発は現地時刻の1時、マニラ到着は現地時刻の5時35分。
1時間の時差があるため実際のフライト時間は3時間35分。
今回購入した航空券はバンコクから関西空港まで片道約3万円。
マニラ経由とはいえ、とてもコスパの高い料金で販売されていた。
ヾ(*´∀`*)ノ゛キャッキャ
同じ時期、関西空港からマニラまでは片道6〜7万円、バンコクまでは5万円ほどだった。
同じ距離を飛行するにもかかわらず、
バンコクから関西空港までのフライトは安くなるという不思議な現象。
これはブログを書いている2023年1月末現在も同じ。
相変わらずバンコクから関西空港までは片道3万円ほどで販売されている。
預け荷物は23kgまでOKなので、事前の座席指定をしない限り追加費用も発生しない。
バンコクからマニラまでの機材はエアバスA321-200。
単通路のナローボディ機でLCCのベトジェットエアなどでも使用されている。
※同じエアバスA321でも今回の機材はA321neoで新しい機材と思われる。
座席
座席は3−3のアブレストでほぼ満席状態。
さすがフルサービスキャリアだけあってパーソナルモニター装備。
まだ新しい機材ということもあり画面は最近のデザインでピカピカ。
( ´ ▽ ` )
もともと航空券を購入の際、座席指定が有料のため指定はしていなかった。
オンラインチェックインの際に無料で座席を選択すればよいと考えていたのだ。
しかし、前方にあるシートピッチの広い座席(通路側44C)が気になったので搭乗する数日前に有料で選択。
座席指定の料金は2,000円だったと記憶。
※フィリピン航空で事前座席指定をする際、前方席、非常口席、通路側の席は全て有料。
シートピッチは握り拳2個分で快適に過ごせる広さ。
(・∀・)イイ!!
なんとか足を組むこともできそうだ。
少しの料金で快適に座れることを考えると選択して正解だった。
座席幅は標準的なサイズ。
可動式のヘッドレストももちろん装備されている。
座席のテーブルは折り畳み式ではなくシンプルなタイプ。
パーソナルモニターのサイズは10.1インチで画面の下にUSBポートが装備されている。
リモコンは無しでタッチパネル仕様。
機内食
LCCではないため深夜便でも機内食が提供される。
出発から1時間後の深夜2時に写真の内容である。
隣に座っていたタイ人の方は機内食をパスして睡眠を選んでいた。
周辺を見る限り半分ほどの乗客が睡眠を優先していたように思う。
私はラウンジで食べた夕食でお腹が一杯だったが、あえて選んでみた。
ビーフかチキンの二択でチキンを選択。
メインはカオマンガイ、パンとグリーンピースのスナック、ドライマンゴー、お水の組み合わせ。
この時間に食べてもあまり美味しさは感じなかったが、ドライマンゴーだけは絶品だった。
機内エンターテインメント
以外なことに機内エンターテイメントが充実していた。
まず、離陸後に配布されたヘッドホン、、全然安っぽくないデザインでイケてる。
(・∀・)イイ!!
バンコクーマニラ間で視聴できる映画は33本と本数はやや少なめ。
ただ、マトリックスなどの最新作が含まれているので内容は悪くない。
全てではないが日本語吹き替えの作品もいくつかあった。
フライトマップも鮮明に表示されてとても見やすい。
バンコクからマニラまで東に一直線、同じ緯度ってことか。。
たかが3時間30分程度のフライトだが、
最新のパーソナルモニターが装備されているだけでお得感がグッと増す。
結局、マニラ到着まで睡眠をとることなく、
映画を一本とフライトマップを観て快適に過ごした。
まとめ
※ブログでは伝え切れない様子を動画で公開しています。
【Youtube動画】「フィリピン航空でタイからマニラを経由して日本へ」
今回、初めて利用したフィリピン航空。
事前にいろいろな情報を調べてはいたが、実際に利用してみた感想は予想以上に良かった。
シートピッチの広い有料座席を選択したことも大きかったが、
なにより新しい機材で運行されているのが素晴らしい。
新しいパーソナルモニターにしっかりしたヘッドホン、
収録されているエンターテイメントの充実ぶり、、十分満足できるレベル。
深夜便なので機内食が必要かどうかは微妙なところだが不要な方はパスすればいい。
主なアライアンスに加盟していないのは残念だが、ANAと提携しているためマイル加算は可能。
燃油サーチャージの高騰に伴い、航空券の購入を躊躇っているタイ好きな読者は多いと思う。
経由便なので直行便より時間は長くかかってしまうが、
フィリピン航空を候補に入れてみるのはどうだろうか?
LCCと比べて航空券にあまり差がなく、預け荷物や機内食が含まれ、
最新の映画も視聴できるメリットは大きいと感じるはずだ。
次回はマニラでの乗り継ぎと関西空港までのフライトを紹介する。
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