今回の旅で最後まで悩んだのがダナンからホーチミンまでのフライト。
当初はダナンから台湾経由で日本へ帰国しようと計画していた。
利用するフライトはチャイナエアライン。
せっかくなので台湾に入国して一泊しようと考えていた。
が、ダナンの出発時間が夕方になるため、台湾では市内散策するのも微妙な時間になってしまう。
できれば少しでも台湾での滞在時間を確保したい。
そこで選んだのがホーチミンを午前中に出発するフライト。
当然、ダナンからホーチミンまで移動する必要がでてくる。
当初はLCCのベトジェットエアが最安値だったが、10日前にはバンブーエアウェイズが最安値に。
バンブーエアウェイズはまだ利用したことがない。
国内線ではあるが、この機会に利用してみたので紹介する。
バンブーエアウェイズQH155便
バンブーエアウェイズは2019年1月から運行を開始したベトナムの航空会社。
主にベトナム国内と東南アジア、東アジア路線に就航している。
LCCではなくFSC=フルサービスキャリアとして日本では成田ーハノイ間に就航している。
保有機材は大型機のボーイング787-9、単通路機のエアバスA321Neo、320Neo、エンブラエルE190。
【公式HP】「バンブーエアウェイズ」
今回利用するQH155便はエンブラエルE190で運行されている。
過去に同機を利用したのは一度だけでほとんど利用する機会がない。
フライトスケジュールはダナンを10時25分に出発。
目的地のホーチミンには11時50分に到着。
フライト時間は1時間25分。
この日の出発ゲートは4番。
ダナン国際空港
ホテルから「Grab」を利用して約20分でダナン国際空港に到着。
料金は79,000VNDに空港利用料10,000VNDが加算される。
日本円で540円ほど。
朝8時30分のダナン国際空港は利用客が多い。
地方空港というよりはコンパクトな都市空港といった感じ。
正面にはベトナム航空とベトジェットエアを中心にカウンターが並んでいる。
バンブーエアウェイズは一番端っこのカウンター。
42〜46番がエコノミークラス、ビジネスクラスは47番。
出発の2時間前にカウンターオープン。
到着した時には20名ほどが並んでいる状態。
ただ、実際はグループ客が多いためすぐに順番が回ってきた。
並んだ時間は約5分。
チェックインではパスポートの提示のみで問題なし。
今回はバンブーエアウェイズの公式HPから航空券を購入。
料金は5千円ほどだった。
FSCなので機内持ち込み荷物7kgに加えて預け荷物も20kgまで無料。
ただ座席指定は有料のため、カウンターで窓側の希望を伝える、、
と、伝え終わるのと同じタイミングで発券。
どうやら元々窓側の座席をアサインしてくれてたみたい。
サクッと1〜2分ほどで完了。
バンブーエアウェイズは仕事が早い。
(・∀・)イイ!!
搭乗時刻は出発30分前の9時55分。
アサインされた座席は進行方向の右側の21F。
出発ゲートは4番。
保安検査所へ向かう途中、セルフチェックイン機が設置されていた。
今や当たり前になりつつあるセルフチェックイン。
利用できるか不明だが、今後、導入して無人での対応が標準になるかもしれない。
出発ゲート
保安検査は空いていて10分ほどで通過。
残念ながら国内線ターミナルにはプライオリティパスで利用できるラウンジはなし。
国際線ターミナルには良さそうなラウンジがあるそうな。
仕方なく出発時間までターミナル内の散策とスマホを見ながら時間を潰す。
国内線の制限エリアにはバーガーキングやフォーのお店、カフェ、お土産屋さんが並んでいる。
どのような商品、料理があるか一通り見てみる。
街中と同じようの価格なら気兼ねなく利用するが、いずれも空港価格となるため財布の紐が固い。
滑走路側はガラス張りになっているため飛行機の離発着を眺めることができる。
ベトナムを代表するFSCのベトナム航空とLCCのベトジェットエア。
ダナンの空港ではほとんどが小型機で大型機を見る機会がほとんどない。
と、思っていたらベトナム航空のエアバスA350-900が到着した。
ホーチミンかハノイからのフライトで国際線の合間に国内線で運行されているようだ。
隣のゲートを見てみると見慣れないカラーリングの機体。
ベトラベル航空のエアバスA321ceo。
ベトナム国内を中心に国際線ではタイにも就航しているLCC。
運行を開始したのは2021年からとまだ新しい航空会社。
ちなみに、ベトナムのLCCは他にジェットスターパシフィックもある。
FSCが2社、LCCが3社ということになる。
出発時間が近づく中、同じ出発ゲートにはベトジェットエアの案内が残されている。
どうやら遅延しているようで、搭乗時間がバンブーエアウェイズと被っている。
どちらかがゲート変更になるなるだろう、、
そう思っていたら案の定、ベトジェットエアのゲート変更が案内された。
多くの利用客がぞろぞろと動き出した。
バンブーエアウェイズは予定通り4番ゲートから出発する。
座席
搭乗時間になって機内へ。
機内前方にあるビジネスクラスは1-2の横3席仕様。
鉄道のグリーン車、もしくはベルトラベルサービスのVIPバスと同じアブレスト。
最近の一人掛けシートはプライバシーが守られた個室タイプが多いが、こちらはフツーの座席。
反対側にある2席も同じ。
座席自体は大きいが特別感はあまり感じられない。
ビジネスクラスだがパーソナルモニターは装備されていなかった。
ビジネスクラスは地味は色だったがエコノミークラスは少し印象が変わる。
こちらはシートモケットが鮮やかな青色でリゾート感がある。
あと、機材がまだ新しいのか全体的に綺麗だった。
(・∀・)イイ!!
座席は2-2席の横4席仕様。
シートピッチは握り拳1個分と少し、、ちょっと狭い。
まぁ、国内線で1時間ほどのフライトなら問題ないレベル。
パーソナルモニター無し。
頭上のモニターも無し。
充電設備やヘッドレストも無し。
至ってシンプル。
機材の設備だけ見ればLCCと変わらない。
機内サービス
LCCと異なるのがサービス面。
ベトナム航空でも提供されているウェットティッシュと飲料水。
1時間ほどのフライトでは食事提供は無し。
過去にベトナム航空でダナンからハノイまで利用したが、この時も食事の提供は無かった。
【関連記事】「ダナンからハノイまで国内線ベトナム航空VN194」
座席のポケットには機内誌。
リゾート感のある表紙は悪くない。
機内からの眺め
定刻通り出発したQH155便はハノイ方面に向けて離陸。
その後、大きく旋回して南へと進路を変える。
その時の写真がこちら。
右上に見える白く長いものがダナン国際空港の滑走路。
左に見える長い海岸線は筆者が滞在したミーケービーチ。
空港から海まで近いことがよく分かる一枚となった。
( ´ ▽ ` )
しばらくして右肘に何かあたった、、
ふと見てみると足があるではないか。
おいおい、前の客のことを何も考えてないだろう。
少ししてから一度は足を下げてもらえたが、途中からまた足が伸びてきた。
だめだこりゃ。
、、(´・ω・`)
機内からの眺めがこちら。
小型機といえど飛行している高度や眺めは大型機と変わらない。
ホーチミンまで約1時間大きな揺れもなく順調に飛行。
ホーチミン到着
定刻通りホーチミンのタンソンニャット国際空港に到着。
ボーディングブリッジではなく安定のバス移動。
今回の飛行時間は1時間9分。
11時43分に到着。
初めて利用したバンブーエアウェイズはなかなか快適だった。
まとめ
※ブログでは伝えきれない様子を動画で公開しています。
【Youtube】「ベトナム国内線バンブーエアウェイズでダナンからホーチミンへ」
ベトナムの国内線と言えばベトナム航空かベトジェットエアが定番。
FSCにこだわるなら便数が豊富なベトナム航空。
価格で選ぶならLCCのベトジェットエア、、といった具合だ。
が、今回利用したバンブーエアウェイズはFSCでありながら価格が安かった。
FSCとLCCのいいとこ取りである。
運行開始からまだ数年は浅いが、利用してみた感想はとても快適だった。
チェックインカウンター、機内への搭乗案内、CAさんの対応、、どれも十分満足できる。
フライトは大きな揺れもなくほぼ定刻通り。
マイナスポイントが見当たらない。
あえて気になる点をあげるとすれば、他社との差別化を図るサービスを増やしてほしいかな。
例えば今回の機内サービスはベトナム航空とほぼ同じと思われる。
当然、意識はしていると思うが同じでは面白味に欠ける。
例えばスナックやチョコレートを一つ配布するだけでも印象が変わるような気がする。
就航している路線はまだ少ないが、大型機を保有していることから今後拡大していくのは間違いないだろう。
できればベトナム航空、ベトジェットエアに割り込む形でシェアを伸ばしていけば価格競争になる可能性も。
いずれにせよ、利用客からすれば選択肢が増えるのは有難いことだ。
バンブーエアウェイズの今後に期待したい。
次回はホーチミン滞在記を紹介する。
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