初めてのカンボジアを訪れたのが2024年の2月。
このブログを書いているのは5月、、もう3ヶ月も経過している。
既に記憶が薄れてきているが、プノンペンで食べたカンボジア料理の美味しさは忘れていない。
隣国のタイやベトナムではメジャーな料理が多いが、
カンボジアを代表する料理は全然知られていないと思う。
そんなマイナーなカンボジア料理を今回は少し紹介していく。
バイサイチュルーク
カンボジアを代表する料理の一つが「バイサイチュルーク」だ。
タイの「トムヤムクン」や「パッタイ」、ベトナムの「フォー」「バインミー」なんかと比べると、
文字数が多いし覚えるのが難しい言葉でもある。
「バイサイ」は大丈夫でも「チュルーク」って何だよって言いたくなる。
カンボジアの言語はクメール語。
意味は「バイ」がご飯、「サイ」が肉、「チュルーク」が豚。
合わせて「バイサイチュルーク」=豚肉ご飯ということらしい。
現地では主に朝食で食べられている定番料理。
今回は滞在中に訪れたお店を3軒紹介する。
通り沿いの屋台1軒目
1軒目のお店はローカル屋台。
通りに沿って椅子とテーブルが並べられている。
こちらのお店は朝から利用客が多くて人気があった。
東南アジア初心者にはちょっとハードルが高いかもしれないが、
空いているに椅子に座ってお店の方に声をかければ反応してくれる。
提供している料理は「バイサイチュルーク」だけだと思う。
場所はGoogleマップで確認してみてほしい。
お店の名前はクメール語で表示されている。
これでは何て読むのかさっぱり分からない。
通り沿いの椅子は利用客で溢れていたので、路地の方に並べられた椅子に着席する。
シルバーのテーブルに小さめの椅子。
どちらかというとタイよりベトナムの雰囲気に近い感じ。
ゴミ箱は予めテーブルの下にスタンバイされている。
注文した「バイサイチュルーク」がこちら。
大きなお皿の中央にご飯。その上にゆで卵と豚肉が乗っている。
付け合わせ?野菜の酢漬けのようなものが付いてきた。
価格は1.2ドル。日本円で約180円という安さ。
調味料はスパイシーなチリソースと甘いチリソースの2種類
奥にあるオレンジ色のチリソースはかなり辛かった。
なので、手前にある甘いチリソースをかけて食べてみる。
見た目はシンプルだけど、コレかなり美味しいぞ。
豚肉自体に味付けと炭火の香りがしてご飯がススム。
チリソースをかけたり、野菜の酢漬けを途中で食べることで飽きずに食べれる。
親切なお店のおばさんが途中で無料のドリンクを用意してくれた。
何の味がよく分からなかったがお茶のような感じ。
特に嫌な味もしなかったので、日本人でも安心して飲めると思う。
ちなみに、コチラのお店は2度利用させていただいた。
通り沿いの屋台2軒目
続いて2軒目のお店。
夕食を購入しようと訪れたお店がコチラ。
1軒目と同じで通り沿いにキッチンや椅子、テーブルが並んでいる。
衛生面が気になる方はちょっと抵抗があるかもしれない。
お店の名前や詳しい場所はGoogleマップに載されていなかった。
日暮と共に営業するスタイルで、それなりに賑わっているので気づくと思う。
マップ上にある「バイク修理店」の向かいくらいだったと記憶。
今回はホテルに持ち帰って食べてみた。
右下にあるプラスチックの容器に入っているのが「バイサイチュルーク」。
価格は1.2ドル。日本円で約180円。
こちらのお店では卵料理が目玉焼きスタイル。
他にソース類と野菜の酢漬け、スープまで付いてきた。
横にあるバインミーは別のお店で購入したもの。価格は1ドル。
同じ「バイサイチュルーク」でも味付けはお店によって微妙に異なるようだ。
ボリュームもあってとても美味しくいただいた。
ローカルレストラン
3軒目のお店はローカルレストラン。
先ほどの2軒と異なり、しっかりとしたお店スタイル。
店内での飲食も可能だ。
お店の場所はこちらもGoogleマップに表示されなかった。
マップ上の「Reach Theani Spa」の隣くらいだと思う。
ショーケースには調理済みの具材が並べられている。
衛生面が少し気になるところだが、しっかり火を通して焼いているので大丈夫だと思う。
ただ、見た目はあまり美味しそうには見えない、、。
こちらの「バイサイチュルーク」もホテルに持ち帰って食べみた。
価格は6,000リエル。日本円で約220円。
相変わらずボリュームのある内容でご飯、豚肉もたっぷり。
今回はバインミー(1ドル)と甘いパオ(0.5ドル)みたいなのを別の屋台で購入。
こちらの「バイサイチュルーク」は豚肉が一枚ものとしてドンっと乗っている。
かなりインパクトがあって、表面の照りがとても美味しそう。
目玉焼きはタイのフライドエッグに近い感じ。
炭火とタレ、豚肉の相性が抜群でご飯をバクバク食べれる。
プノンペンのバインミー
せっかくなので、先ほど紹介したバインミーについても紹介しておく。
ベトナムのサンドイッチ「バインミー」はプノンペンでも食べることができる。
外観はベトナムのバインミー屋台そのもの。
美味しそうなフランスパンがたくさん並べられている。
このビジュアルに釣られてついつい購入してしまう。
プノンペンのバインミーはほとんどが1本1ドル。
ベトナムと違って具材の組み合わせは1種類が多いかもしれない。
※ベトナムのバインミーは具材の種類が豊富
内容はレバーペーストとネギ、なますのシンプルな組み合わせ。
ベトナムだと更にハムやバーベキューなどボリューミーな具材が加わる。
あと、決定的な違いがパンにある。
ベトナムのフランスパンはとにかく旨い。
中の具材に関係なくパンが美味しいのだ。
しかし、プノンペンのパンはちょっと物足りない感じ。
パンの種類が異なるバインミー屋台もあった。
こちらは3軒目の「バイサイチュルーク」のお店に近い場所。
パン自体の美味しさはやはり本場には敵わないといった感じ。
それでも、手軽にファストフードとして食べる分には満足できる。
まとめ
カンボジア料理を食べたのは今回が初めて。
今までカンボジア料理を食べる機会なんて全くなかった。
タイでもベトナムでも「カンボジア料理」のレストランを見かけることもなかった。
一方で、プノンペンではタイ料理やベトナム料理のお店をチラホラ見かけた。
やはり東南アジアの中でもカンボジア料理はマイナーなのかもしれない。
しかし、現地で食べた感想としてはとてもリーズナブルでとても美味しかった。
見た目のインパクトや具材についてはややオリジナリティに欠けるかもしれないが、
炭火で焼いた豚肉の「バイサイチュルーク」は日本人の口に合うと思う。
カンボジアを代表する朝食の定番「バイサイチュルーク」。
機会があれば是非食べてみてほしい。
次回もプノンペン滞在中に食べたカンボジア料理を紹介する。
コメント