2025年4月から5月にかけて滞在タイのパタヤ。
約3週間の滞在でソンクランや10箇所のホテル、多くのバービアを訪れて充実した非日常を過ごすことができた。
いよいよ帰国する日の朝、パタヤから離れる時はいつも寂しさのような感情が込み上げてくる。
またすぐ戻ってくるけど、パタヤを離れる時の感情って何度経験しても変わらない。
でも、パタヤでの生活に慣れるすぎるとどんどん沈没していくのが容易に想像できる。だからこそ日本に戻ってリセットする必要を感じている。
ということで、今回はパタヤから帰国の様子前半を紹介する。
ベルトラベルサービスでパタヤから空港へ
今回帰国のフライトは往路と同じ中国南方航空を利用する。
空港までの移動手段はベルトラベルサービスの3列シート仕様のバス。最近はもっぱらこのバスを利用している。
ノースパタヤバスターミナルを定刻通り13時に出発。
バスの料金は片道190バーツ。4列シートのバスと比べて少し割高にはなるが、シートピッチが広く1人席が利用できるのは大きなメリットだ。フライトが経由便のため、少しでも体の負担を軽くして長時間の移動に備える。
いつも利用しているベルトラベルサービスだが、今回は車内の設備が少し異なっていた。
座席の肘掛けに新しいUSBポートが装備されている。
座席のドリンクホルダーやフットレストもまだ新しいので新車と思われる。
空港到着時に撮影したバスの外観がこちら。
うーん、、外観は他の車両と同じようだ。外観だけでは新車かどうか判断できなかった。
バスは渋滞もなくスムーズに走り続け1時間35分で到着。
中国南方航空CZ364便
復路の中国南方航空は19時にスワンナプーム空港を出発、経由地の広州には23時10分に到着予定。
パタヤを13時に離れるのは少し早すぎるかなと思ったが、少しでも早くチェックインを済ませてラウンジでのんびりしたかった。
チェックイン
スワンナプーム空港の出発フロアに入ったのは14時40分。
今回利用するCZ364便のチェックインオープンは16時。バスが早く到着したため待ち時間が長くなってしまった。
まぁ、早く並べばチェックインも早く終わるので16時までジッと我慢。
ちなみに、セルフチェックインには対応していないので有人カウンターを利用するしかない。
中国南方航空CZ364便のチェックインカウンターはRow U。
手前側のU01〜U09はエアインディア、U10〜U14は香港エクスプレス。
中国南方航空はU15〜U19の5箇所。筆者は列の2番目に並んでいたためすぐにチェックイン完了。
チェックイン開始直後はそれほど長くなかった列も数分の間にどんどん伸びていった。
16時3分にチェックインが完了し速攻で出国手続きへ向かう。
保安検査とパスポートコントローラーを終えるまで約7分、、制限エリアに16時11分に到着。
多分、過去一番の速さで出国完了。ローシーズンという閑散期と利用したタイミングが良かったのだろう。
それにしてもタイのパスポートコントローラーは本当にスムーズになった。
コロナ前、コロナ禍の時と比べて考えられないほど改善されている。
MIRACLE LOUNGE
搭乗開始時間まで約2時間。たっぷりと時間があるのでラウンジへ向かう。
今回はプライオリティパスを利用してDゲートの「MIRACLE LOUNGE」へ。
この日はキッチンカウンターで3種類の料理が提供されていた。
「カオマンガイ」「ローストポーク」「ワンタンスープ」の3種類。
どれも美味しそうだ。
提供されている料理はキッチンカウンター以外にホットミールやサラダバー、フルーツ、サンドイッチなど品揃えはまずまず。
時間に余裕があったので欲張ってたくさん選んでみた。
長時間の移動に備えてアルコール飲料はセーブ。
今回最後のタイ料理となった「カオマンガイ」を美味しくいただいた。
食後にスイーツとラテをいただいてまったりする。
写真を見返しながら改めて思う。やっぱり食べ過ぎ、、体重が増えて当然の内容だわ。
機内
中国南方航空CZ364便の出発ゲートはD8。
いつもはE、F、Gといった遠く離れたゲートを利用するのでちょっと得した気分。
機材はワイドボディ機ではなく単通路のナローボディ機。
搭乗開始時刻は18時10分だったと記憶。出発時間の50分前ってかなり早いよな、、
これは中国南方航空に限らず、中国系の航空会社はどれも搭乗開始時刻がかなり早めの印象。
後方座席とか窓側とか座席位置に関係なく並んだ順番に搭乗開始。これが中国スタンダード。
もちろん、上級会員は優先搭乗で先に案内される。
18時17分頃から一般客の搭乗開始。
座席はLCCでもお馴染み単通路に3席+3席の横6席仕様。
爽やかな青色の座席モケットで清潔感のある機内。
座席にパーソナルモニターはなし。主な設備はLCCと同じレベル。
ただ、機材がまだ新しいようで汚れや傷んでいる箇所はほとんど見られなかった。これはいい。
座席と設備
改めて座席を見てみよう。
座席は最近主流の薄型でヘッドレストはなし。
座席には枕(クッション)やブランケットも用意されていない。
※ブランケットが必要な場合はCAさんに伝えれば個別に対応してもらえると思う。
セーフティーガイドを確認するとエアバスA320と表示されている。
おそらく同じA320でも新しい機材のNeoと思われる。
テーブルはシンプルな一枚タイプでややコンパクトサイズ。
テーブルとシートポケットの間にUSBポート(タイプA)が装備されている。
最近はモバイルバッテリーの火災が多く、機内での利用を禁止している航空会社が増えている。
なるべく装備されているUSBポートを利用しましょう。
シートピッチは握り拳1個半ほど。長時間のフライトだとちょっとキツいかもしれないが、2〜3時間のフライトなら耐えれると思う。
新しい機材だけあって機内の照明はとてもカラフル。
出発前は紫色とオレンジ色で夕暮れを演出しているような雰囲気。
あと、飛行中も含めて頭上のモニターが表示されることはなかった。セーフティーデモもCAさんによる実演で、もしかしたら頭上にモニターが装備されていないのかも。
こちらは安定飛行に入った機内の様子。照明は紫色で落ち着いた印象に。
照明の演出によって機内の印象って随分変わると思う。
あっ、そうそう思い出した。隣の二人はインド人で臭いがヤバかったよ。。
頭上の送風をMAXにしてなんとか臭いから回避するよう対策。
一人はOSAKAと書かれたシャツを着てたのでなんだか複雑な気持ちに、、
機内食
離陸後40分ほどで機内食が提供される。
メインは2種類から選択可能(チキンライスかポークヌードル)でポークヌードルプリーズ!
って言ったのにチキンライスがだった。なんでやねん、、まぁいいけど。
メインの他に中国ではお馴染みの「お楽しみBOX」がもれなく付いてくる。
中にはパン、マフィン、フルーツ、ソムタム。機内食の内容は充実しているので足りないことはないと思う。
あと、タイ積み込みなので味もまずまずで完食。マフィンが美味しかった。
ちなみに、隣インド人はフツーのミールを食べずにスペシャルミールをCAさんにリクエストしてた。
しかも、その場で、、CAさんからの回答は「事前予約してないからないよ!」って言われてた。そりゃそうだ。
で、どうするか見てると、、結局、機内に持ち込んだインド料理のパン?だけを食べて機内食はパスしてた。
機内食と一緒にドリンクが提供される。
窓側の私はスプライトで。隣のインド2人は最初に水!水!って離陸前から言ってたのに、私のスプライトを見てスプライトを注文してた。なんでやねん。
機内からの眺め
こちらはスワンナプーム空港離陸直後の眺め。遠くに広がる灯りはバンコク都心部。
南へ向かって離陸したCZ364便は左(東)へ大きく旋回して一路広州へ向かう。
どこの上空を飛行しているのかさっぱり分からないが、眼下に見える街灯りがとても綺麗に見える。
タイから離れていく寂しさと、すぐ隣に漂う微妙な臭い、、なんとも言えない気持ちになる。
着陸前になると紫色と赤色の照明に。
なんだかんだ気になってたインド人、、何しに広州へ行くのかチラッと英語で聞いてみた。
まさか観光なのか??と思ったけど、どうやらビジネスらしい。あと、2人だけではなく近くの座席にも同じグループのインド人が数名座っていた。
で、広州で中国に入国するインド人の皆さんは入国カードを記入する必要がある。
私はトランジットなので必要ないが、ここで問題発生。インド人の皆さん何と入国カードを前にして誰もボールペンを持っていないという状況。
CAさんにボールペンを要求してたけど、残念ながらCAさんも持ってないとか、、
んなアホな、、ビジネスで向かうのにボールペンを持ってないってどういうことよ??
ってツッコミたくなるが、そこは優しい日本人としてボールペンをサラッと貸してあげましたよ。
臭いはアレだけどOSAKAって書いてあるシャツを着てたので悪い気はしなかったし。
広州白雲国際空港に到着
インド人の隣でジッと我慢しながら約2時間30分。
定刻より早着で広州白雲国際空港に到着。現地時刻は23時5分。
綺麗なボーディングブリッジを渡ってターミナルへ。
3週間前にトランジットで利用した広州に戻ってきた。
往路ではトランジットホテルを利用したが、復路は空港内に留まって夜を明かす。
それにしてもインド人が広州でビジネスか、、どんな仕事をするんだろうか?
まとめ
動画でも公開しています。
ということで、今回はパタヤから帰国の前半広州までの様子を紹介させていただいた。
中国南方航空については機内食や座席設備も含めて全然問題なし。
モニターがないのは機材の仕様なので仕方ないとして、その他の部分で特に不満に感じるような点はなかった。
使い古された機材を覚悟してたけど、実際は新しい機材でいい意味で期待を裏切られた。
むしろツッコミどころは隣に座っていたインド人で、飛行機のサービスそのものは快適という結果に。
中国系の航空会社をいろいろ利用してきたが、個人的には中国南方航空が一番印象が良かった。
リーズナブルな価格で中国経由に抵抗がない方は中国南方航空おすすめです!
次回は広州から関西までのフライトを紹介する。
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