今回も2025年5月に滞在したパタヤのホテルを紹介する。
最近はビーチロード沿いやセカンドロードからビーチ側のエリアに滞在することもあるが、飲食店やバーの利用しやすさを考えるとソイブッカオ周辺が好み。
リゾートホテルやブランドホテルは少ないが、リーズナブルな価格で提供されている3つ星ホテルやゲストハウスが多いので中長期滞在には便利。
家族やカップルで利用する場合はビーチに近い方がいいかもしれないが、夜遊びやのんびりと一人で過ごすにはソイブッカオ周辺がおすすめ。
ということで、今回はソイブッカオ近くの人気ホテルを紹介する。
D HOTEL
今回紹介するホテルは日本人にも人気のホテル「D HOTEL」。
ホテルの外観は重厚な雰囲気だが、客室はいわゆるシティホテルと異なりタイのスタンダードホテルといった雰囲気。
ただ、このホテルは清潔感があってなんといっても立地の良さが最大の魅力。
前回宿泊したのは2023年11月。この時は「スーペリアルーム」に宿泊したので気になる方は参考にしてみてほしい。
なお、今回は「スタンダードルーム」と「デラックスルーム」をまとめて紹介する。
場所
ホテルの場所はソイブッカオの北側ですぐ近くにソイニュープラザがある。
通りまでは徒歩30秒ほどで、両替所のTTカレンシーやセブンイレブンもすぐ近く。
また、ソイブッカオからソンテウに乗れば「TREE TOWN」や「LKメトロ」、ウォーキングストリートの近くまで楽に移動可能。
なお、ホテルのチェックインとチェックアウトが周辺のホテルと比べて1時間早くなっているのでご注意を。
・チェックイン 13:00
・チェックアウト 11:00
・建築年 2016年
・客室数 77
ロビーとレセプション
レセプションは周辺のホテルと似たような規模と雰囲気。
デポジットは1000バーツ。もし手持ちの現金(バーツ)がない場合はソイブッカオに出てすぐ近くの両替所TTカレンシーを利用しましょう。
ホテルのスタッフ対応についてはいろいろコメントされているが、たしかにレセプションでの対応はやや無愛想に感じるかもしれない。
タイは微笑みの国じゃないのか!?と初めて利用される方は思うかもしれない。
とはいえ、数日滞在していれば顔を見ただけでルームNoも覚えてくれているので悪い印象はない。
日中のロビーは照明を落として緩い時間が流れている。
ホテルの規模を考えるとかなり広いロビーだが、実際は半分ほどしか利用されていないと思う。
そもそも団体客が利用するようなホテルではないため、ほとんどの宿泊客は個人客と思われる。
ロビーの奥には写真のような椅子やテーブルが用意されている。
なんだか勿体ない感じがする。これだけのスペースと家具が揃っているならカフェスペースとして提供すればいいのに。
なんなら、一部のエリアを貸し出して飲食店を経営するのも悪くないかと。
レセプションの横にはPCコーナーが設置されている
ただ、実際にPCを利用されている方を見たことがない。
実際のところはチェックイン待ちやチェックアウト後のスーツケース置き場と化している。
ロビーではクッキーやチョコレート、インスタントコーヒーのサービスが提供されている。
宿泊者であれば特に個数制限がないので、自由に飲み食べしても大丈夫そう。
エレベーターは1基のみ。
すぐ近くに電子レンジが設置されている。場所は微妙だけど自由に使えるのは有り難い。
スタンダードルーム
今回の宿泊前半に予約した「スタンダードルーム」から紹介する。
価格は一泊あたり4,200円(朝食なし)。
アサインされた客室は6階の616号室。端に位置しているためエレベーターからは距離がある。
客室の鍵はシリンダー錠。毎回外出する度にレセプションへ預けるスタイル。
中に入ると両サイドにクローゼット、冷蔵庫、バスルーム、簡易シンク。
ベッドまでは少し距離があるため廊下からの音はやや軽減されていると思う。
クローゼットの中は右側に洋服掛けとハンガーが数本。
左側にセーフティボックスと棚が少し。長期滞在で利用するには収納スペースがやや少ないかも。
冷蔵庫の中には無料の飲料水が2本。Dグループのオリジナルパッケージ。
電子レンジを設置するようなスペース。
こちらには電気ポット、コーヒーカップ、グラス、インスタントコーヒー。
裏側に電源コンセントが装備されている。
「スタンダードルーム」の広さは32㎡で圧迫感はない。
客室の設備やデザイン、広さは以前宿泊した「スーペリアルーム」と同じ。
左側にダブルベッド、右側に作業机とダイニング用のテーブルと椅子、液晶テレビなど。
ダブルベッドの高さはやや低く、マットレスのクッションは硬め。
ボリュームのないソフト枕が2つ、両サイドにランプとテーブル、電源コンセント。
電話機の他にバスタオルとフェイスタオルが各2組用意されている。
「D HOTEL」ではお馴染みの扇風機が装備。
液晶テレビはシャープ製の40インチサイズ。残念ながらYouTubeの視聴はできなかった。
テーブルは長さも奥行きもあるため使い勝手が良い。
椅子は3脚用意されている。鏡の下には電源コンセントが装備。
大きなソファとクッションも「D HOTEL」の定番。
奥に見える扉はおそらくコネクティングルーム用と思われる。
当然、扉には鍵がかけられているので問題なし。
エアコンは三菱製で効き目はバッチリ。
嫌な臭いもなく快適そのもの。
客室は禁煙のため喫煙はバルコニーでどうぞ。
なお、バルコニーには椅子やテーブルは設置されておらず、室外機と洗濯物を干す竿があるだけ。
眺めは隣の建物と向い合せでちょっと気まずい。バルコニーを利用しない時間はカーテンを閉めておいたほうがいい。
バスルームはまずまずの広さで綺麗に保たれている。
左側に大きな鏡と洗面台。正面にハンドシャワー付きのトイレ。
アメニティは石鹸とシャンプー、シャワーキャップのみとシンプル。
壁側に電源コンセント装備。ただ、ヘアドライヤーは用意されていなかった。
バスタブはなくシャワーのみとなっている。
シャワーブースは入口半分に仕切りと段差があるため、ダイレクトに水が流れ出る心配はない。
また、シャワーカーテンがあるのも安心。
シャワーは手持ちタイプ一種類のみで電気式温水器。水圧やお湯の熱さは申し分ないレベル。
デラックスルーム
続いて滞在後半に予約した「デラックスルーム」を紹介する。
価格は一泊あたり6,300円(朝食なし)
アサインされた客室は3階の301号室。まさかの低層階でホテル正面ではなく裏側の客室だった。
ちなみに301号室は端にあるためコーナールームでもある。
客室の鍵はシリンダー錠。これは「スタンダードルーム」と同じ。
指定のポケットに挿し込んで通電させる。
パッと見た感じ「スタンダードルーム」と設備は同じ。
ただ、クローゼット、冷蔵庫、シンクが片側に並んでいるためバスルームが広いと思われる。
メインのベッドルームはスペースが有り余っている。
特にベッドと机、液晶テレビまでの間に大きなスペースが設けられている。
広いだけで快適かと問われれば微妙な感じ。
正直なところ、テレビまでの距離が遠すぎてベッドからテレビが見づらい結果に。
なお、設備については「スタンダードルーム」と同じと思われる。
大きなソファやベッド周りも「スタンダードルーム」と何ら変わらない。
広さを求める方ならいいかもしれないが、「スタンダードルーム」の広さでも十分ならあえて「デラックスルーム」を選ぶ理由はなさそうに思う。
それにしても客室の広さは十分すぎるサイズ。
だだっ広い、、二人で宿泊するのはいいかもしれないが一人だと不要に感じる広さだ。
続いてバスルームを見てみよう。
入った瞬間、すぐに大きな違いが分かった。
なんとバスルームは広さだけでなくバスタブが設置されている。
正面に洗面台、右側にシャワーブースとトイレ、左側にバスタブという充実仕様。
トイレはもちろんハンドシャワー付き。
シャワーブースには段差と仕切り、シャワーカーテンが装備。
シャワーの種類や設備、アメニティは「スタンダードルーム」と同じ。
こちらもシャワーの水圧やお湯の熱さは申し分なかった。
さて、こちらのバスタブが「デラックスルーム」の目玉。
水垢や老朽化は見当たらず、とても綺麗な状態で保たれている。
バスタブの広さもまずまずで、このサイズならゆっくり体を休めるのに良さそうだ。
ルーフトッププール
ホテルの屋上にはルーフトッププールが設置されている。
プールからの眺めは海と反対側になるためシティビュー。
ビーチチェアが多数設置されて日光浴をするには最適。
なお、プール用のタオルは1階のレセプション横に用意されている。
使用済みのタオルも同じ場所に返却する必要がある。
屋外で日焼けしたくない方は日陰になっているこちらでのんびりしましょう。
音楽を聞きながらのんびりと屋上で過ごすのも悪くない。
こちらは屋上から見たソイニュープラザ。
ホテルで朝食は提供されていないが、徒歩1分ほどの場所で美味しいカオマンガイを食べることができる。
WiFi速度
最後にWiFi速度の確認。
3階の「デラックスルーム」ではやや速度が遅いものの安定して利用することができた。
一方で6階の「スタンダードルーム」は3階よりも速度が速く安定していた。
グレードに関わらず階層や客室の場所、宿泊客の数で速度が左右されるため、これはその時のタイミング次第と思われる。
まとめ
動画でも公開しています。
ということで今回はパタヤの「D HOTEL」で「スタンダードルーム」と「デラックスルーム」を紹介させていただいた。
前回宿泊した「スーペリアルーム」と比較して主な設備はほぼ共通となっている。
異なる点とそれぞれのメリットをまとめると下記のとおり。
客室が裏側で眺めが楽しめないが、リーズナブルな価格を優先するなら「スタンダードルーム」。
とにかく客室からの眺めと採光が必要な方は「スーペリアルーム」。
客室の広さとバスタブにこだわるなら「デラックスルーム」。
それぞれ分かりやすい選択肢になっているので、予算や希望に沿って選びやすいと思う。
筆者は眺めがほしいので「スーペリアルーム」が無難な選択肢になる。
ただ、長期滞在で予算を抑えたい方は「スタンダードルーム」でも快適なので悪くないと思う。
改めて「D HOTEL」の立地の良さを実感。ソイブッカオ周辺のホテルを検討されている方は是非参考にしてみてほしい。
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