2025年4月から5月にかけて滞在したタイのパタヤ。
いつもはソイブッカオ周辺をメインに滞在するが、今回は少し幅を広げてビーチロード付近のホテルも宿泊してみた。
ビーチ近くはリゾートホテルが多いと思ったが、実際は通り沿いや一部のホテルを除いてソイブッカオ周辺と似たようなホテルが多いようだ。
しかも、最近できたホテルではなく老朽化が進んでいるホテルが多い印象。
そんな中、今回はビーチフロントで眺めはリゾートが感じられるコンパクトなホテルを紹介する。
Baboona Beachfront Living Hotel
何度も訪れているパタヤで初めて宿泊するホテル「Baboona Beachfront Living Hotel」。
すぐ隣にある「The Beach Front Resort」に宿泊した際に気になっていたホテルだ。
何よりもビーチフロントというだけで期待が高いまるというもの。
今回予約した客室は「シービュー」(朝食付き)で一泊あたり7,200円だった。
エントラスは少し奥まった場所にある。
入口まで少し距離があるが、椅子やカウンターが設置されているので喫煙スペースとして利用できそう。
場所
改めて場所の確認をしておく。
パタヤビーチの通り沿いでSoi3とSoi4の間に位置している。
パタヤビーチは目の前。バービアが密集しているSoi6までは徒歩10分以内の好立地。
ホテル前からソンテウを利用すればウォーキングストリートも楽に移動可能だ。
・チェックイン 14:00
・チェックインアウト 12:00
・建築年 2007年
・客室数 40室
ホテルを出てビーチロードを渡ればリゾート感が味わえるパタヤビーチ
ロビーとフリースペース
ロビーは中央に置かれたテーブルを囲むように高そうなソファーが並ぶ。
パタヤのスタンダードホテルでよくあるだだっ広い感じではなく、家具が多く並べられて安っぽい感じもしない。
液晶テレビではスカイスポーツ?のチャンネルでF1の視聴が可能だった。
レセプションの横を抜けて奥に進むと写真のようなフリースペースが設けられている。
ちょっと薄暗い雰囲気だけ、こちらにもソファやテーブル、デザイナーズチェアなんかが並んでいる。
ホテル名にある「リビング」がこの場所に相当するのかもしれない。
本棚には書籍がぎっしり。また、友達同士やカップル、家族で楽しめるようなゲームがたくさん用意されている。
座席とテーブルは場所によってデザインが異なるため、好みの椅子を見つけてくつろぐことができそう。
ちなみに筆者はチェックインまで時間があったので、こちらの長いソファに座ってPC作業を行っていた。
さすがに一人だとゲームを楽しめる雰囲気もなく、、
ただ、エアコン完備なので涼しい空間で過ごすことが可能だ。
ホテルにはプールが設置されていないため、家族で楽しむにはこちらを積極的に活用するのが良さそう。
客室
チェックイン時のデポジットは1,000バーツ。
客室までの移動は自力で向かう。エレベーターは中央にある1基のみ。
アサインされた3階のエレベーターホールがこちら。開放的なスペースで、ホテルの規模を考えるとかなり広い。
3階フロアの客室は8室のみ。左側がビーチロード、右側は隣の建物の壁ビューと思われる。
さらに、下側にある変な角度の客室は窓が小さく、こちらも隣の建物の壁ビューとなっていた。
ビーチロード側の客室以外は眺めを期待できないのでご注意を。
参考までにこちらが下側に設置されている客室。スタッフに許可を得て撮影させていただいた。
窓がかなり小さく眺めも壁ビューだ。客室の設備は似たような感じでも採光が少なく暗めの印象。
改めて、今回アサインされた客室は303号室。
一人だけどダブルベッドではなくツインベッドの客室となった。まぁ、いいけど。
壁はシンプルな白色で床にアクセントカラー。
ベッドの頭上は木製でクッションはなし。頭を打たないように注意が必要だ。
ベッドの高さ、マットレスのクッションはいづれも標準的な印象。
サイズの異なるソフト枕が各2組とクッション。
客室の奥と手前に一人用の椅子が設置されている。椅子が多いのは有り難い。
奥から入口側を撮影した写真。ベッド2台を並べても周辺にスペースがあるので圧迫感はなさそう。
客室に入った瞬間は少しデザイナーズホテルっぽい印象だったが、時間の経過とともにスタンダードホテルの印象が強くなった。
客室の鍵はカードキー。通電用ポケットに挿し込んで通電。
入口付近に鏡と荷物置き場。スタンドランプと折りたたみ式のスーツケース置き場が用意されている。
クローゼットはやや細いタイプ。
中にはハンガーが数本と網籠、虫対策のグッズやセーフティボックス、スリッパなど。
長期滞在には厳しいサイズだが、短期で利用する分には十分だろう。
ベッドとバスルームの間には作業机兼化粧台。
大きな鏡と安っぽい?椅子、ゴミ箱、謎の形をしたランプ(ランプは点かず、、)、アクセサリー置き。
あと、何やら壁から手が2本出ていた。これ何かに使うの??
机の上に置かれた備品は一般的な内容。
電気ケトル。コーヒーカップ、グラス、インスタントコーヒー、栓抜き。
ミニ冷蔵庫の中には無料の飲料水が2本とストロベリーのゼリ??
最初は有料と思っていたがスタッフに確認すると無料との回答。美味しくいただいた。
飲料水はコンビニでも売っているペットボトルタイプ。
ベッドサイドには電話機とランプ、照明のスイッチ類のみ。電源コンセントがとにかく少ない。
作業机の端には電源コンセントがあるのでPC作業は問題なし。
問題はスマホの充電。ベッドサイドでスマホの充電が出来ないのは不便に感じる。
ベッドの向かい側にある液晶テレビはサムスン製で32インチと思われる。
残念ながらYouTubeは視聴できなかった。テレビの上に電源コンセントがあるので利用可能。
エアコンはダイキン製。使用する上で得に問題はなかった。
気になるところがあるとすれば、リモコンの液晶画面がおかしい??
バスルーム
続いてバスルームを見てみよう。
バスルームは黄色と水色、、なんでこの色を選んだの??っていうカラーリング。
正面にトイレ。ん!ハンドシャワーがない、、これは致命的なマイナスポイント。
左側に大きな鏡と洗面台。
ヘアドライヤーと電源コンセント、グラスとアメニティ。
タオル類はバスタオルとフェイスタオルの2種類。
ちなみにアメニティは歯ブラシのみという珍しいパターン。シャワーキャップが必要な方は持参するか購入するしかない。
あっ、あとティッシュペーパーの代わりにトイレットペーパーが置いてある。
バスタブはなし。シャワーブースはカーテンと段差があるので水が流れ出る心配はない。
シャワーの種類はレインタイプと手持ちの2種類。シャワーの水圧は問題なく、お湯の熱さもまずまず。
バスルームのデザインがなんかイマイチだけど、衛生面は不安になるほどのレベルではない。
下水の臭いもなくフツーに使用する分には問題ないかと。
トイレにハンドシャワーがないのはやっぱりキツイかも。
バス用品はシャワージェルとコンディションニングシャンプーが用意されている。
バルコニー
こちらのホテルでメインとも言えるのがバルコニーだ。
見てのとおりメチャクチャ広い。椅子が2脚とテーブル、壁には洗濯物を掛けておくバーが2本。
広い分には問題ないのだが、だだっ広い感じがしてなんだか勿体ない。もう少し何か置いて雰囲気を良くすれば印象が変わるかも。
3階からの眺めがこちら。目の前にパタヤビーチはあるが木で隠れてしまっている。
左の方角は綺麗に海を眺めることが可能だ。この感じだと真下の2階からは海を眺めるには厳しそう。
客室の中からバルコニーを眺めるとこんな感じ。
海は見えないがビーチと木が見えるのは悪くない。
うーん、、やっぱり椅子とテーブルだけだと寂しい雰囲気だ。
改めてバルコニーからの眺め。大きくカーブしているパタヤビーチはなかなかの景色。
ビーチロードと遠くにパタヤサインも見える。この景色ならオーシャンフロントの価値はあると思う。
朝食会場
今回は朝食が含まれていたので利用してみる。
朝食会場は1階にあるレセプションの隣。
朝食の提供時間は朝7時から11時まで。少し遅くまで寝ていても朝食を食べることが可能だ。
朝食会場の広さはホテルの規模を考えると十分。
屋内だけでなく屋外でも朝食を食べることができる。
筆者が利用しているとき、ちょうど欧米人が屋外で朝食を味わっていた。
欧米人って暑くても屋外で食べてる方が多い印象。外で食べる方が美味しいのか??
朝食はビュッフェスタイル。
冷えたショーケースの中にサラダバーと各種フルーツ、飲料水など。
ホットミールはベーコン、ハム、ソーセージ、ボイルドエッグのみ。
フライドライスや調理された料理は見当たらなかった、、これはちょっと残念。
左奥に見える鍋はコーンスープとミネストローネ。
パンは写真の四角いトーストのみ。
バナナとアップルも食べ放題。
他にシリアルやフレッシュジュースも提供されている。
中央のテーブルにはタイの揚げパン=パートンコーとガーリックトーストが並んでいた。
パートンコーは練乳を付けて食べるのが定番。
今回選んだ料理がこちら。
サラダとフルーツ、コーンスープがあるので見た目の印象はそこまで悪くない。
ただ、ホットミールが乏しいのは否めない。2,3品だけでも調理された料理は欲しいところ。
あと、卵料理もボイルドエッグのみで目玉焼きやスクランブルエッグもなし。うーん残念。
フィットネスジム
1階の奥にはフィットネスジムが設置されている。
機材は標準的な内容で、室内の広さもまずまずといった感じ。
軽く運動するにはこれくらいの設備でも十分だと思う。
WiFi速度
最後にWiFi速度の確認。
速度だけを見ると動画の視聴も問題なさそうだが、実際は不安定で思うように使えなかった。
まとめ
※動画でも公開しています。
ということで今回はパタヤビーチロード沿いのホテル「Baboona Beachfront Living Hotel」を紹介させていただいた。
客室自他はやや老朽化しているかもしれないが、設備も含めてそこまで悪い印象はなかった。
ただ、バスルームのトイレにハンドシャワーがなかったり、作業机の椅子が微妙だったりと少し違和感を感じる部分が目立った。
ホテルのメインでもあるバルコニーからの眺めはシービューでまずまずといったところ。
4階や5階からの眺めだともっと良くなるはず。一方で2階のシービューは間違いなく微妙だろう。
他に気になる点としては朝食の内容が正直イマイチ。
短期滞在で利用するには問題なさそうだが、中長期滞在で利用するには途中で飽きるはず。もう少しホットミールの充実を期待したいところ。
とはいえ、パタヤビーチを目的にされる方には好立地でオススメのホテル。
他にも多くのホテルがあるが、価格と立地を考えれば比較的リーズナブルだと思う。隣の「The Beach Front Resort」と比べてもこちらの方がグレードは高いと感じた。
家族やカップルでビーチリゾートを味わいたい方は是非検討してみてほしい。
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