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【鉄道レビュー】JR九州「特急かわせみやませみ」門司港駅ー博多駅

特急かわせみ 鉄道
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九州を鉄道で旅する企画。

前回「特急あそぼーい!」に乗車して、改めて、のんびり鉄道の旅は良いものだな、、と感じた。

【関連記事】「特急あそぼーい!」

新幹線にはない鉄道の楽しみ方が観光列車にはある。

で、次に紹介する列車が「特急かわせみやませみ」。

レトロな雰囲気が残る「もじこう」駅から出発する。

 

門司港駅ホーム

特急かわせみやませみ

 

「特急かわせみやませみ」は本来、熊本駅と人吉駅を結ぶ肥薩線の観光列車。

2017年3月4日より運行を開始した九州が得意とする「D&S列車」(デザイン&ストーリー列車)

しかし、2020年7月豪雨により鉄道施設が甚大な影響を受け運行休止になってしまった。

そこで、現在は復興の後押しとなるように、門司港駅~博多駅間を土日祝を中心に一日一往復臨時運行されている。

 

門司港駅に停車する特急かわせみやませみ

 

列車は本来1号車の「かわせみ」と2号車の「やませみ」を連結して2両編成で運行されているが、

臨時運行されている現在は真っ赤な車体の「特急いさぶろう」と連結して4両で運行中。

※写真は特急いさぶろう

 

門司港駅に停車中の特急いさぶろう

 

停車駅と運行時刻

 

博多駅から門司港駅までの途中停車駅は香椎、折尾、黒崎、小倉、門司。

「特急かわせみやませみ92号・いさぶろう92号」は博多駅を10:40出発、門司港駅に12:14到着。

博多駅→門司港駅の乗車時間は1時間34分

「特急かわせみやませみ91号・いさぶろう91号」は門司港駅を15:21出発、博多駅に17:12到着。

門司港駅→博多駅の乗車時間は1時間51分

のんびり長時間乗車するなら門司港駅→博多駅を運行している91号がオススメ!

 

車体

 

観光列車という雰囲気が車体からも感じ取れる素敵なデザイン。

特に「かわせみ」が描かれているシンボルマークはホームに停車中、多くの方が写真撮影。

 

特急かわせみのシンボルマーク

 

1号車、2号車の連結付近にはもう少し大きなデザインが描かれていた。

車両の形自体はかなり古いものの、色とデザインを変えるだけで豪華に見えるのが凄い。

(*・∀・)b Good!

そもそも、鉄道の形で一番差がハッキリ分かるのはフロントデザイン(顔)。

※写真は特急かわせみ

 

特急かわせみ

 

ただ、その部分を大きく変えてしまうと、全く別の車両として映ってしまう。

昔ながらの見慣れた車両の面影を残しつつ、”最新”ではなく、より”最高”の状態にしたような印象である。

 

門司港駅に停車する特急かわせみやませみ

 

1号車「かわせみ」車内

 

外観以上に車内の内装は豪華な見栄え。

いわゆる一般的な特急とは比較にならない程、細部にわたって作りこまれている。

天上のデザインが特に素晴らしい。

(*・∀・)b Good!!

車内については全くの別物と言っていいだろう。

1号車「かわせみ」の普通席(リクライニングシート)は2+2のアブレストでモケットは青い柄。

ちなみに、「特急かわせみやませみ」は全車指定席。

 

特急かわせみの車内

 

これぞ観光列車といったデザイン。

窓に向かって座席が固定されているカウンター席。

逆側はテーブル席となっている。

座席のバリエーションが豊富なのも観光列車の醍醐味である。

 

特急かわせみの車内

 

1号車「かわせみ」の後方には車内販売用のカウンターと展望コーナーが設置されている。

乗車した時はclose状態で、車内販売は2号車「やませみ」のみで行われていた。

 

特急かわせみの車内

 

特急かわせみの展望台

 

2号車「やませみ」車内

 

2号車「やませみ」も1号車「かわせみ」と同じような作り。

ただ、座席の色合いが車体に合わせて緑系のモケット。

青系よりも緑系の方が車内の印象は明るいと感じた。

 

特急やませみのテーブル席

 

木目の色と緑色のバランスがとても良く似合っている♪

(*・∀・)b Good!

カウンター席、テーブル席は2号車も同じように設置されている。

 

特急やませみの車内

 

2号車「やませみ」には展望コーナーが無い変わりに”ショーケースが設置されている。

九州らしいな~、、と感じたのがお酒の多さ^^

もちろん、車内販売でお酒も提供されているので、ほろ酔い気分になりながら車窓を楽しむことができる。

 

特急やませみのショーケース

 

その他

 

乗務員さんにオススメ商品を聞いたところ、「晩白柚サイダー」と黒糖クッキー「和の音」が人気とのこと。

せっかくなので、オススメ商品を購入して車窓を眺めながらいただいた。

「晩白柚サイダー」の晩白柚って何て読むのか分からなった^^;

ばんぺいゆ”って読むんですね。

調べてみると熊本県八代の名産で柑橘類(サボン)の品種であるとのこと。

実際に飲んでみると、今までに飲んだことがない味わいでスッキリとした美味しさ。

(゚Д゚) ウマー!!

また、「和の音」はサクサクとした食感と口どけの良さが不思議なハーモニーでやみつきになりそう♪

 

晩白柚サイダーと和の音

 

参考まにで、3、4号車に連結されている「特急いさぶろう」の車内は昭和レトロな雰囲気

「特急かわせみやませみ」とコンセプトが異なっているのが面白い。

 

特急いさぶろうの車内

 

まとめ

 

・「特急かわせみやませみ」は古い車両の良さを活かしつつ観光列車の良さが詰め込まれている。

・連結して臨時運行されている「特急いさぶろう」は昭和レトロで異なる雰囲気が楽しめる。

・車内販売のオススメ商品は「晩白柚サイダー」と黒糖クッキー「和の音」。

ブログでは伝えきれない車内や車窓の様子を動画で紹介しています。

【Youtube動画】【鉄道】「特急かわせみやませみ」

 

本来の運行区間である肥薩線が現在も不通のため、臨時運行は2021年6月までの延長が決まっている。

ホームに停車する度に鉄道ファンだけでなく、多くの鉄道利用者がスマホで写真撮影をされていたのが印象的。

本来、走っていない区間で列車を見ると嬉しくなるというもの。

それくらい外観に魅力があるという証拠でもある。

嬉しい演出として、途中停車駅では駅員さんがホームで旗を振って出迎えとお見送りをしてくれるのだ。

なんとも不思議な感じもするが、一生懸命盛り上げようと努力されている企画は素敵だと思う。

復興の応援も兼ねて、週末にふらっと鉄道の旅をするには最適ではないだろうか。

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