宮崎駅から鹿児島中央駅に到着したのは14時28分。
お腹も空いてないので、近くのイオンに入っている100均ショップで圧縮袋を購入。
次の行き先は九州新幹線800系に乗って熊本駅、博多駅へと移動。
九州新幹線さくら406号
鹿児島中央駅から熊本駅まで「九州新幹線さくら406号」に乗車する。
さくら406号は15時25分に鹿児島中央駅を出発し、熊本駅に16時23分到着する。
鹿児島中央駅には九州新幹線800系の大きな絵が飾られていた。
背景にある山が噴火しているところが九州らしいといった感じか。
熊本駅まで乗車する九州新幹線800、0番台のさくら406号。
2004年の開業以来、800系は九州新幹線の顔として走り続けている。
エクステリア、インテリアは水戸岡鋭治氏とドーンデザイン研究所が担当され、
車内放送の音楽はキーボーディストの向谷実氏が担当されている。
最高速度は260kmと東海道新幹線の285km、山陽新幹線の300kmよりは少し控えめとなっている。
隣には九州新幹線仕様のN700系が停車していた。
800系と比較すると違いがよく分かると思う。
800系の車内は東海道・山陽新幹線とは大きく異なり、和を感じさせる上質なデザインになっている。
座席の材質が木製で出来ていたのには驚いた。
座席は和柄といった感じのオシャレなデザイン。
調べてみたところ西陣織のモケットだそう。
新幹線というテクノロジーの結晶と和の素材や文化が上手く融合している。
このあたりは観光地である九州の個性がよく出ていて人気があるのも頷ける。
テーブルはひじ掛けから出るタイプとなっている。
九州新幹線800系は博多~鹿児島中央間のみの運行となっているため、
長時間の乗車でなければ十分な設備だ。
熊本駅には16時23分の到着予定だったが数分の遅れが出ていた。
原因は7月豪雨の影響により一部区間が徐行運転をしていたため。
移動距離は170.5km、乗車時間は58分。
北熊の支那そば
熊本駅の改札を出るとくまモンが出迎えてくれた。
訪日観光客や国内旅行者を笑顔にしてくれたくまモン。
多くの観光客が戻るまで引き続き笑顔で頑張ってほしい。
中途半端な時間だったが、熊本駅でラーメンを食べることにした。
駅ナカには多くのお土産屋さんと飲食店が入っているが、残念ながら利用者は本当に少なく寂しい状況だ。
かなり悩んだが、「北熊」の支那そばを食べることにした。
ちなみに「北熊」に入るのも支那そばを食べるのもこの時が初めて。
「北熊」は全国に11店舗展開しているようで、10店舗が熊本県内、残り1店舗が三重県松坂市。
【公式HP】「支那そば北熊」
三重県松坂市!?
何故1店舗だけ三重なのか、
いや、むしろ大都市ではなく三重県に出店していることが謎である。
訪れた時のお客さんは3名で空いていた。
メニューを確認するとメインの支那そば以外に餃子やトッピング、つけ麺や札幌支那そば、、
札幌!?
みそ味も美味しそうだけど、せっかく熊本に来たので、、、
素直に一番オススメと思われる「焼豚入り支那そば」を注文した。
空いていたこともあって5分ほどで提供された。
メニューの写真と全く同じで、食べる前から見た目のインパクトでそそられる。
![みどりん@](https://ci159.com/wp-content/uploads/2020/01/midori2-min_0119010806.png)
![ブリジロック](https://ci159.com/wp-content/uploads/2020/02/IMG_0032.png)
ラーメンと支那そばの違いがよく分からないが、とにかく美味しい。
濃厚なスープは鶏ガラと野菜を煮出したもので、とてもクリーミーに感じる。
一口目のガツンとくる旨味がずっと広がったまま、最後まで美味しくいただいた。
(゚Д゚) ウマー!!!
お店を出る頃にはお客さんが誰もいなくなっていた。
会計時にはとても美味しかったと伝え、お店を後にした。
九州新幹線つばめ332号
熊本駅の新幹線ホームに戻り、博多行き「九州新幹線つばめ332号」に乗車する。
つばめ332号は17時8分に熊本駅を出発し、博多駅には17時57分到着。
つばめ号は各駅に停車するため、九州新幹線版こだま号のような存在。
車両も6両編成で運行されている。
九州新幹線800系は初期型の0番台とマイナーチェンジされた1000・2000番台が運行している。
鹿児島中央から乗車した0番台とは異なり、熊本駅からは1000番台に乗車する。
外観の違いはほとんど分からないが、顔の照明カバーが少し立体的になっているのだ。
車内も少し変更されている。
座席の角度や素材、デザインなどが一部変更されて乗り心地が良くなっている。
乗車した車両では座席で使用されている木材の色が明るく、座席はレザーになっていた。
※西陣織モケットを使った車両もあったので、同じ列車でも車両ごとにデザインが異なるようだ。
九州新幹線の見どころの一つであるのがココであろう。
客室とデッキの仕切り部分に金箔が使われているのだ。
斬新なデザインは嫌いではないが、公共交通機関の中ではかなり攻めた印象をもった。
![多古山先輩](https://ci159.com/wp-content/uploads/2020/01/takoyama1-min_0119011058.png)
博多駅には定刻通り到着した。
さすが新幹線、乗り心地と加速、速さは申し分ない素晴らしさだ。
ただ、少し残念だったのはトンネル区間が多く景色を楽しむ時間が少ないところ。
移動距離は118.4km、乗車時間は49分。
【Youtube動画】:「【乗ってみた】九州新幹線800系0番代・1000番代」
おまけ
博多駅に到着した後は、まだ少し明るい時間だったので赤間駅まで特急「青いソニック47号」で移動。
その後、折り返しで特急「きらめき7号」で博多駅へ戻った。
この日、最後に乗車したのは783系の特急「きらめき7号」。
車内は前日に乗車した783系と同じだが、座席のモケットはオレンジ色だった。
フットレストも装備された車両。
テーブルの一部は老朽化のためか、黒色に変更されていた。
博多駅~赤間駅:移動距離31.7km、乗車時間22分
赤間駅~博多駅:移動距離31.7km、乗車時間21分
博多駅へ到着して2日間に及ぶ「みんなの九州きっぷ」を利用した九州一周の旅は終了した。
まとめ
・九州新幹線800系のデザインと乗り心地は観光気分を高めてくれる素晴らしい車両
・九州新幹線800系は0番台とマイナーチェンジ車両の2種類が運行している
・「北熊」の支那そばは濃厚で旨味が詰まったスープとそばが絡まってとても美味しい
・「北熊」の支那そばは三重県でも食べることができる
特急きらめき7号を最後に乗車して「みんなの九州きっぷ」の旅が終了した。
鹿児島中央駅から博多駅(博多⇔赤間含む)の移動距離352.3km、乗車時間は2時間30分。
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