2025年4月から5月にかけて滞在したタイのパタヤ。
滞在からまもなく半年が経過するため、滞在の様子から先に公開しようと思う。
タイの4月といえば水掛け祭りの「ソンクラーン」が有名。
いわゆるタイの旧正月で祝いの日でもある。もともとは新年に家族が揃って仏像にお清めをするのが始まりなんだとか。
それが今や街中で水をぶっかけてあって祝うという、、どうしてこうなった??と疑問しかでてこないが、、
それでもここはタイ。日本とは異なる文化で、国民が笑顔で楽しめるなら素晴らしいことなのかもしれない。
さらに、海外からの観光客も呼び込みにもつながるため観光産業としても成功していると思う。
ということで、今回はパタヤで体験したソンクラーンと街の様子を紹介する。
2025年4月〜5月パタヤ滞在記
2025年のソンクラーンは4月13日〜15日の3日間。バンコクやプーケットなどはこの3日間で終了。
しかし、パタヤのあるチョンブリ県では「ワンライ」という特別な祭りがあるそうで、パタヤの隣県ラヨーンまで少しづつ移動しながら最終的には一週間以上も水掛け祭りが続くことになる。
パタヤにおいては4月13日〜19日までの1週間が水掛け祭りの期間となった。
筆者はパタヤのワンライ=4月19日と前日の18日を現地で体験させていただいたので、その時の様子を少し紹介させていただく。
ソンクラーンの時期になると多くのスタッフや現地の方はアロハシャツを着用する。
ホテル「SLEEP WITH ME」のゴリラもソンクラーンスタイルに。顔はアレだけどカラーリングは似合っている。
ソンクラーン
ソンクラーンといえば水掛け。水掛けといえば水鉄砲。街中のお店ではいたるところでカラフルな水鉄砲が販売されている。正直、耐久性はイマイチなので1日使い倒すと壊れてしまうケースもある。
そんなに高いものではないけど、バービアに行けば無料で水鉄砲が使えるので筆者はそれで十分。
おっと、こちらはドリアンが山積みされている。独特の香りが風にのって漂っている。
多くの日本人はドリアンが苦手だと思う。筆者も無理。なので、このビジュアルだけでちょっと近寄りがたい。
実際に食べてみると意外と美味しい、、かもしれないけどやっぱり無理。
こちらはSoi7の様子。
大きなバケツの中には氷の塊と水が大量に補給されている。
水掛けの具体的な開始時間は決まっていないようだが、午前中早めの時間はまだ安心して街中を歩ける雰囲気。
ただ、お昼近くなるとどこからとなく水掛けが開始される。
午後になるとピックアップトラックやソンテウに乗ってる人からも水を掛けられる。もちろん、飲食店の前やバービアでも同じ。
さすがに店内まで入ってくることはないが、屋外にいると対象とされてしまうので注意が必要だ。
Soi7はバービアの密集地帯。通りを歩いていると左右からガンガンに水を掛けられるので避けることができない。
コロナ前のSoi7は日中でも利用客が多かった印象。夜になると多くのお店で更なる賑わいを見せていた。
しかし、コロナをきっかけに様変わり。以前のような勢いはなくなってしまった。
ソンクラーンだからとはいえ、、日中でこれだけ賑わっているSoi7はなんとなく嬉しくなるね。
ビーチロード沿いではハードロックホテルの敷地から水浴びの洗礼。
ホテルの敷地が高くなっているため、上から攻撃されるとどうしようもない。
Soi6はSoi7と並ぶ激戦区だ。
セカンドロードからビーチロードまで左右からガンガンに水掛けが行われている。
特にセカンドロード近くと中間付近は激しい。お店のスタッフはもちろん、観光客や現地の方も参戦して水掛けが途切れない。
ピックアップトラックの荷台には大きなバケツが積まれている。車の速度を落として走りながら容赦なく水を掛けられる。当然、荷台の上に乗っている方は的になるため、一斉に左右から水を掛けられるという攻防。
セカンドロード沿いの「MYTH NIGHT」では泡が溢れている。
もはやパーティモードで楽しめる雰囲気だ。
日が暮れても水掛けは終わらない。ビーチロードやセカンドロード、ソイブッカオの一部では夜遅くまで水掛けが行われていた。いや、、お昼から夜遅くまでずっと水掛けはキツいって、、
シャツは乾く暇もなく、ずっと濡れた状態だと風邪をひくリスクもある。
いくら暑いパタヤとはいえ朝晩は少し暑さも落ち着いて体調を崩しやすくなる。
さらに、この水は衛生面があまりよくないはず。なるべく早くシャワーを浴びて乾かしたほうが安心。
ともあれ、ソンクラーンはストレスフリーではしゃぎたい方には楽しめること間違いなし。
濡れるのが嫌ならソンクラーンの期間は避けたほうがいい。本当に。
街の様子
4月19日のソンクラーン(ワンライ)翌日のソイブッカオ。
もはや前日まで水掛けをしていたと思えないほど平和で静かな時間が流れている。
ソンクラーンの後は少し街の様子を見てみよう。
まずはパタヤ滞在中に何度か訪れたショッピングモール「CENTRAL PATTAYA」通称センタン。
ユニクロやスシローなど日本でもお馴染みの看板が目に留まる。
いよいよ「NITORI JAPAN」がオープン。ダイソーのすぐ近くで品揃えも多そうな感じ。
ただ、日本と比べてタイでは高価な価格帯になるはず。現地の富裕層や駐在している日本人には需要があるかもしれないが、一般の方にはどれくらいの需要があるか分からない。
とりあえず一年間様子をみてみよう。
こちらはリーズナブルな価格で牛丼が味わえる「すき家」。
さすがに欧米人の利用客は少なそうだが、現地の方や日本人の利用者はそれなりにいると思う。
個人的には平日限定のバリューミールがおすすめ。提供されている時間は朝11時から15時まで。
こちらのセットは「温玉牛丼サラダセット」Mサイズで119バーツ。
本来であれば184バーツが65バーツも値引きされている。円安と物価高のパタヤにおいては有り難いサービスだ。
牛丼の味はいわゆる日本の味付けとほぼ同じ。サラダのドレッシングも美味しい。
味噌汁はインスタントだが、それでも日本のテイストにホッとする。
タイ料理に慣れた頃に食べると美味しさが倍増する。とりあえずサクッと牛丼を食べるなら「すき家」が無難だろう。
タイ人も大好きなお寿司。「スシロー」は週末や休日を中心に満席になる日も多いが、平日の中途半端な時間だと空いていることもある。ランチやディナータイムを避ければ予約しやすいと思う。
パタヤビーチでは「PATTAYA LIGHTING 2025 FANTASEA」なるイベントが開催。
ソンクラーン終了後はローシーズンとあって観光客が一段と少なくなる。
そこで、現地ではイベントを多く開催して少しでも国内や海外からの集客を模索している。
とはいえ、、夜は綺麗だけど日中はただのオブジェでしかない。
バービアなど夜遊び目当ての方はパタヤビーチではなくお店へ向かうはず。
訪れている客は現地の若い女性で、SNS用の写真撮影がほとんど。
夜の海は波の音こそ聞こえてくるが視覚的な楽しみは何もない。
このようなライティングオブジェは写真映えにはいいかもしれない。
筆者はソンテウに乗ってを横を通り過ぎただけ、、それで十分。
もっと華やかなSoi6やウォーキングストリートのネオンの方が刺激的で楽しめる。
カフェの新店と人気のタイティー
続いてはカフェと現地の方にも人気があるタイティーを紹介。
まずはソイブッカオの北側に新しくオープンした「PUNTHAI COFFEE」。
ちょうどLKロイヤルスイーツの一階部分になる。真上はホテルのプールになっている。
オープンしてまだ日が浅いため店内はピカピカ。
ドリンクだけでなくスナックやクッキー、ボトルなどのグッズも販売されているようだ。
レジの下にあるショーケースにはパンやスイーツ、サンドイッチらしき商品も販売中。
店内には椅子とテーブルが少し置いてあるのでイートイン可能。
コーヒーだけでなくお茶やソーダ、フラッペなどドリンクの種類は豊富。
今回はテイクアウトで購入。エスプレッソ(アイス)は60バーツ。
味、量、ともにまずまずといったところ。ソイブッカオ沿いで立地が良いため、観光客を中心に人気がでるかもしれない。
こちらはセントラルフェスティバルの地下にあるお店「ChaTraMue」。
パタヤだけでなくバンコクを中心にとても人気があるタイティーのブランド店。
屋台で販売されているタイティーは、こちらのお茶を使用していることが多いみたい。
量も味も満足度が高くコスパが高いので人気があるのも納得。
濃厚なお茶の味わいに少しバニラのようなテイスト。とても飲みやすくて日本人にもおすすめ。
ドリンクは50種類以上と充実している。
オリジナルドリンク、少し高めのスペシャルドリンク、コーヒーやラテ、柚子シリーズ、ビーガンやローズティーなどバラエテイなラインナップ。
価格は45〜65バーツ。タピオカなどのトッピングは10バーツ。
一番人気と思われるオリジナルのタイティーは45バーツ。
他にミルクグリーンティー、タイレモンティー、グリーンティー、タイコーヒー、プラムレッドティーなど。
全て45バーツで提供されている。
観光客も安心して飲めるように甘さのレベルを調整可能。
予め5段階で設定されている。筆者の好みは70%のLess Sweet。
70%でも購入時はかなり甘く感じるが、時間とともに大量の氷が溶けて程よい甘さになっていく。
もちろん、甘さを避けたい方は30%の方がより甘さ控えめで味わうことができる。
バービアについて
バービアについても少し触れておく。
こちらはソイダイアナ沿いで工事中のバービア群。
通り沿いに近い部分は工事が完了して5店舗ほどが営業可能な状態だった。
一方、奥まった場所はまだ全容が分からないくらいの状態。
まだ数ヶ月は工事が必要と思われるが、工事が完成すれば10店舗ほどのバービア群となる。
中央付近にはコンパクトなライブステージが設置され、生演奏を聞きながらお酒が楽しめる空間になりそうだ。
滞在中はソイブッカオ周辺にあるバーをいろいろ巡ってみた。
定番のソイハニーやソイメイドインタイランドはもちろん、ソイチャイヤプーンやソイレンキーなど初めて訪れたお店も多かった。
ビールはLEOが中心で価格は80〜90バーツが多い印象。
最安値はLKメトロにある「Celona Bar」がハッピーアワーで49バーツだった。
あと、「TIME BAR」が50バーツでこちらもリーズナブル。
ローシーズンとあって全体的に利用客は少なめ。
当然、日本人の姿も少なく、バービアで見かける多くの外国人は欧米人。
誕生日パーティなどイベントがあれば満席なんてこともあるが、そういった日を除けば平日はほとんどガラガラでどこも厳しい客入りだった。
普段はほとんど利用しないAGOGO。
LKメトロにある「TOPGUN」ではなんとお昼2時から営業。
しかもドラフトビールが午後6時まで50バーツという安さ。これはいい。
暑い日中をどう過ごすか悩ましいところだが、2時から涼しい空間でまったりできるなら利用価値は高い。
ドラフトビールならお代わりしても価格が抑えられるので使い勝手が良い。
※残念ながら2025年10月現在は営業時間、ドリンクの価格が変更されています。
TREE TOWNも日によって客入りの差が激しい。
誰もいないお店もチラホラ見かけた。一番キツそうなのはライブ演奏しているのに客がいないというパターン。
これはスタッフだけでなく演奏者も楽しめないだろう。大きな音で激しく演奏されていたが、音楽とは対象的にシュールな時間が流れている、、ローシーズンのパタヤを象徴しているかのような光景だった。
滞在中に何度か訪れたSoi6。バービアといえばSoi6、、それくらいここ数年は勢いがある。
ただ、この勢いは価格にも反映されてどんどん値上げされている。もはやLKメトロにあるAGOGOを上回るドリンク価格で提供しているお店もあった。これだとバービアとしての魅力が下がってくる。
物価高の影響で値上げは仕方ないにしても、あまりに急激すぎてちょっと敬遠してしまうレベル。
特に日本人にとっては円安の影響も重なってさらに割高な印象を受ける。
そんな中、日本オーナーさんが頑張っている「Love missile」は他と比べて良心的な価格設定。
筆者一人ではとても注文できないようなテキーラタワー、、こんなん注文したことない。
テキーラの数が多すぎてちょっとよく分からないような景色。
こちらはお世話になっているMKさんが注文されたドリンク、、テキーラの数もすごいけど価格もそれなりに、、とても筆者では簡単に払える金額ではございません。。
そーいえば、、サードロード沿いにオープンした「DK BEER TOWN」はどうなったのか見に行ってきた。
看板のネオンはしっかり点灯しているが、肝心のバービア敷地内は真っ暗だ。
一応、外側と最低限の照明は点いているが一つもお店は営業していなかった。
そりゃそうだろう。ソイブッカオ周辺のお店でさえお客さんがいないのに、サードロードまでわざわざ足を運ぶ客がいるとは考えづらい。もし営業していても客がいない状態では成り立たない。
ローシーズンはやはり厳しい。というか明らかに需要と供給のバランスが崩れている。
バービアが多すぎて供給過多の状態。今後もバービアは増え続けるかもしれないが、厳しい状況を耐えつつハイシーズンを待つしかない。あと、バーツが高止まりしていることが少なくとも影響しているはず。
これを改善しないとハイシーズンでも厳しい冬が待っているかもしれない。
終わらないバーツ高と円安
先ほどバーツが高止まりしているとお伝えしたが、日本の円弱も以前と変わらない。
いや、むしろ訪れた4月中旬より5月上旬の下がっているという旅行者からすると悪い流れ。
4月中旬パタヤ入りしたタイミングではかろうじて0,2300を維持。
が、滞在中にじりじりと円安方向へ進み0.2275付近に下落。
今思えば、この0.2275ですらブログを書いている2025年10月よりマシといえる状況。
円弱であることが長く定着すればタイを訪れる観光客は減るはず。もし訪れたとしても現地で支払う金額が下がることでタイの観光作業にとっては影響があるはず。
日本の円高とタイのバーツ安、、どちらか一方でも改善を期待したいところ。
まとめ
※動画でも公開しています。
ということで2025年4月〜5月パタヤ滞在記の様子を紹介させていただいた。
なんといってもソンクラーンのインパクトがやはり大きい。日本は味わえない刺激的な水掛け祭り。
通常のパタヤを楽しむにはオススメしないが、人生で一度くらいこのような水掛け祭りを味わってみるのはいいかもしれない。
増え続ける日本企業のお店や変化の激しい現地のバービア。いづれも観光客がいなければ成り立たない。
長く続く円弱と高止まりしているバーツのバランスが改善しない限り、日本人にとってタイの魅力は今後減少し続けるかもしれない。
とはいえ、何度も訪れているパタヤの魅力は少々の変化では変わらない。
美味しい食事や居心地の良いパタヤビーチ、刺激的なバービアに充実した時間、、現地でしか味わえない魅力がたくさん詰まっている。だからこそ、また足を運びたくなる。
なんだかんだ、またパタヤ行きをずっと考えながらこのブログを書いている。
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