6月19日より都道府県を超えての移動制限が解除される。
これから国内の観光地には少しづつ賑わいが戻ってくるだろう。
特に沖縄は島全体が「密」で覆われることが予想される。
大丈夫なんだろうか、、((((;゚Д゚))))
とはいえ、海外への渡航はまだまだハードルが高い。
飛行機が減便もしくは運休していることもあるが、
そもそも多くの渡航先では簡単に入国、観光できる状況にないのだ。
また、帰国しても公共交通機関を利用できなかったり隔離制限があると一般人の旅行は不可に等しい。
こんな時は他の趣味で時間を満たすべし。
音源モジュールTX802
海外旅行以外にも趣味がある。
音楽制作。
いわゆるDTM、PCやシンセサイザーで音楽を作ること。
古くは「YMO」、80年代の「TM NETWORK」、90年代の「TK」、、
高校時代にはバイト代をほぼ全てつぎ込んで機材を買いあさったものだが、
今の時代はPC1台とソフトで完結してしまう。
なんならiphoneだけでも制作可能、、。
録音媒体がカセットテープ時代を経験している者からすれば、
なんと恵まれた時代になったことか。
それでも、機材には古くて魅力あるハードが多いものだ。
今回紹介するヤマハの音源モジュール「TX802」はデジタルシンセサイザー「DX7Ⅱ」の音源モジュール版。
8パート、16音ポリで「DX7Ⅱ」を8台分使った音作りが可能という凄さ!
1987年に発売された当時の価格は198,000円。
発売から30年以上経過しているため、数年前に購入した製品はもちろん中古。
そのTX802の電源が入らなくなったので修理してみた。
TX802を分解
2Uラックサイズの音源モジュールはビデオデッキサイズで、
上部のフタを開けると基板が見える。
電子部品については全く知識がないが、
同じTX802の修理工程が他のサイトで紹介されていたので同じ手順で修理してみる。
写真上部の緑色の基板はシステム部、写真下側の部品が少ない基板が電源部。
電源が入らない原因はおそらくコンデンサの液漏れ。
TX802のコンデンサは1000μF(10V)×2、220μF(35V)×2、100μF(25V)×2、
計6個が電源基板に使われていた。
この問題となっているコンデンサを取り外してみる。
不具合のあるコンデンサ自体は半田ごてを使って簡単にとることができた。
次はこのコンデンサと同じものを用意する必要がある。
コンデンサ6本を基板から外した状態。
基板に描かれている少し太い白線が大事なポイント。
※極性がマイナス側と分かるようになっている
マルツ大阪日本橋店
コンデンサを購入するには専門店に行く必要がある。
電子関係といえば大阪では日本橋が間違いない。
ネット調べたところ、通販販売もしている「マルツ大阪日本橋店」に訪れてみた。
「電子部品」
間違いなく電子部品を売っているお店。
電子部品が好きな方にはたまらないだろう。
店内の奥にコンデンサと書かれた棚があったので行ってみると、
ぎっしりコンデンサが箱に入って並べられていた。
コンデンサの違いがよく分からず、とりあえず店員さんに聞いて無事購入完了。
ちなみにコンデンサの費用は6個で500円くらい、、
安いのか高いのかさっぱり分からない ヾ(・ω・`;)ノ
コンデンサの取り付け
調達したコンデンサを基板に半田ごてで取り付ける。
コンデンサには極性があるので取り付ける向きを間違えないよう注意が必要。
※基板にある白線側にコンデンサのマイナス(色違いで分かる)がくるように取り付ける
好奇心でフロントパネルも開けてみた。
液晶部分は予想通りだがスイッチ類はすごくシンプル。
フロントパネルでスイッチ類が固定されるため、
開けた状態ではグラグラで不安定 ( ; ゚Д゚)
すぐパネルを取り付け直した、、
動作確認
電源を入れるときはコンデンサが爆破しないか緊張したが、
無事、バックライトが点灯して電源が入った。(*・∀・)b Good!
FM音源を聴いても今更感動することはない。
が、80年代の「TM NETWORK」ファンには馴染みのあるFM音源。
同じ作品は到底作れなくても、憧れの作品で使用されていた音が手軽に扱えるのは嬉しいことだ。
昭和で大活躍した音源モジュール「TX802」には令和でも頑張ってもらおう。
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