タイーフィリピンと旅行した2023年9月最後のフライト。
今回利用したのはフィリピンのLCC「セブパシフィック」。
成田からはマニラ、セブ、クラークと3路線が就航している。
他は全てマニラ便で関西、中部、福岡の3都市のみ。
地方空港とマニラを結ぶ路線は就航していない。
一昔前のLCCといえば古い機材で機内もイマイチな印象だったが、、
さて、セブパシフィックはどうなんでしょうか?
実際に利用してみたので紹介する。
セブパシフィック航空 5J828
今回利用したセブパシフィック航空はマニラから関西までの5J828便。
フライトスケジュールは13時55分にマニラを出発。
関西空港には19時に到着する。
フライト時間は4時間5分。
写真はエアアジア・ゼストで後ろに見える黄色い機体がセブパシフィック航空。
【公式HP】「セブパシフィック航空」
機体カラーリングは白をベースに明るい黄色と青色が配色されている。
他の航空会社にはないカラーリングでカジュアルな印象が強い。
今回利用する5J828便の機材はエアバスA321Neo。
※日によっては大型のエアバスA330-900で運行されている。
LCCだけでなくFSCでも最近多く導入されているナローボディ機。
セブパシフィックは同機材を中心に運行されている。
セーフティガイドのカラーリングも機体に合わせている。
搭乗
機内への搭乗開始時刻は13時10分の予定。
搭乗ゲートは一番端にある105番。
バス搭乗ではなくボーディングブリッジだった。
隣のゲートは5J922便で福岡行き。
実際の搭乗開始時刻は10分ほど遅れて13時20分。
出発時間までまだ35分もあるので問題なさそう。
関西行きということもあって日本人のお客さんもチラホラ。
それでも全体の2割くらい。ほとんどはフィリピンの方と思われる。
機内へ入る前、少しだけエンジンが見えるこの瞬間が好き。
離れた場所から見ているとあまり大きさを感じないが、近くで見ると迫力を感じる大きさ。
機内
機内は優しい照明とスタイリッシュなデザインの座席が並ぶ。
通路を挟んで両側に3席づつ、横一列6席仕様。
LCCやFSCでも定番のアブレストだ。
セブパシフィック航空の座席は全てエコノミークラス。
前方の座席も他と共通仕様。
ただ、前方2列と足元の広い非常口席はプレミアムシートで別料金が発生する。
また、前方区画はスタンダードプラスでこちらも追加料金が発生する。
残りの大半はスタンダードシートで、購入したチケットによっては座席指定が有料となる。
座席上部には読書灯とエアコンが完備。
LCCなので座席や上部にモニター装備されていない。
当然、機内セーフティデモもCAさんが実演されていた。
座席
改めて座席を見ていこう。
シートモケットはグレーカラーのレザー調でヘッドレストは装備されていない。
プレミアムシートは黄色のライン、他は全て青色のラインが入っている。
座席の厚みは最近主流の薄型。
背もたれはやや角度がついているので短距離なら我慢できるかも。
なお、LCCなのでクッションやブランケットは無し。
シートピッチは握り拳1個半ほど。
これは以前利用したLCCのベトジェットエアより広い。
シートポケットの左下に充電用のUSBポートが装備されていた。
今回筆者が予約した座席は最前列の窓側1F。
プレミアムシートではあるが追加料金は1600円ほどだった。
購入した航空券は20kgまでの預け荷物も含まれて片道8千円ほどと激安だった。
さらに、機内食を追加しても総額10,700円とかなりお得に購入できた。
意識はしていなかったがセール価格だったと思う。
最前列なので目の前は壁とシートポケットがあるだけ。
大きく「cebu pacific」と書かれているのがいかにもLCCらしいデザイン。
最前列の座席は足元にUSBポートが装備されていた。
よく見るとタイプAとCの両方が使える。
(・∀・)イイ!!
今後、タイプCの利用が増えることを想定した設備だと思われる。
機内に入ると既に前方の座席はかなり埋まっていた。
よく見ると上にある荷物棚も隙間がない状態。。
こりゃ困った。
筆者のバッグはどこに置けばよいのだろうか、、
、、、(・ω・`)
とりあえずCAさんに座席の場所を伝えて荷物をどうするか聞いたところ、
「OK、そのまま座席の前に置いといて」
「???、マジっすか?」
過去に利用した航空会社では大きな荷物は必ず上の棚にいれるよう指示されてきた。
決して小さくないこの荷物を前に置いたままでいいのだろうか?
モヤモヤした違和感を感じながらもCAさんが許可したので素直に受け入れる。
これ、他の航空会社だとダメだろうなぁ。
大らかな国民性が航空会社にも影響しているのかもしれない。
機内メニュー
LCCでは機内食が全て有料。
機内のシートポケットには写真のようなメニューが用意されている。
Let’s Eat!
VISAとマスターカードは使えるから食べてね!
そんな感じかな。
グループで購入したりガッツリ食べたい人にはバンドルセットがお得。
ドリンク、菓子パン、カップラーメン、スナックといった組み合わせ。
いずれも20ペソのセーブで200〜270ペソと良心的な価格。
※2023年11月のレートで540円〜730円ほど。
(・∀・)イイ!!
パンは6種類で1個120ペソ=320円ほどとこちらは割高。
カップラーメンの単品は100ペソ=270円。
バンドルセットがかなりお得だというのがよく分かる。
ドリンク類は一番安い飲料水とアイスティが50ペソ。
コーラやスプライトなどは100ペソと倍の価格。
サンミゲルは150ペソ=400円。ビールは高いね。
機内食
今回航空券を購入した際、機内食もプリオーダーしておいた。
いわゆるご飯ものの機内食は全て事前(出発の24時間前まで)に注文しておく必要がある。
当日、機内で食べたくなっても購入できないので注意が必要だ。
一応、メニューには機内食が紹介されていた。
フィリピン料理を中心にスパゲティやサンドイッチ、パニーニなども用意されている。
安定飛行に入るとすぐに注文していた料理が提供される。
今回筆者が注文した料理はフィリピン料理の「ビーフアドボ」。
アンヘレス滞在中「チキンアドボ」を食べてイマイチだったので正直あまり期待していなかった。
【関連記事】「初めて訪れたアンヘレスで食事」
機内食にはペットボトルの飲料水が含まれていた。
※参考までに機内食は320ペソで約860円。
こちらが実際の「ビーフアドボ」。
メニューに載っていた写真とほぼ同じ見た目。
雑穀米とフライドポテト、メインの牛肉煮込みといった内容。
見た目は少しアレだが、実際に食べてみるとビーフシチューのような美味しさ。
ホクホクのフライドポテトもいい感じ。
これはアタリ。機内食としてはかなりの美味しさ。
アンヘレスで食べたどの料理よりもコレが一番美味しく感じた。
( ´ ▽ ` )
もしかしたら、現地より海外向けの味付けになっているのかもしれない。
機内からの眺め
空港を離陸後、しばらくは海とフィリピンの街を眺めながら北東へ向かう。
青い空と海が映えますな。
5J828便はお昼から夕暮れにかけてのフライト。
少しづつ変わる日没までのグラデーションがとても綺麗。
(・∀・)イイ!!
日中の爽やかな青色から淡いパステルカラーの変化にうっとりする。
関西空港到着前には既に真っ暗な夜になっていた。
5J828便は1分遅れで関西空港に到着。
LCCではあるがフライト自体はFSCとなんら変わらない。
それにしても関西空港のフライト数が回復したのが本当に嬉しい。
あとは円安が円高に回復するのを待つだけ、、
今回の帰国をもって2023年8月末〜9月のタイ、フィリピン編は終了となる。
ただ、タイ滞在中に訪れたウドンタニをスルーしていた。
こちらの内容は次回から少しだけ紹介しようと思う。
まとめ
※ブログでは伝えきれない様子を動画で公開しています。
【Youtube】「フィリピンのLCCセブパシフィック航空5J828便」
初めて利用したセブパシフィック航空。
今回はセール価格でかなりお得に購入できたので少し贅沢なオプションを追加した。
それでもマニラから関西まで片道1万円ほどと本当に安かった。
燃油サーチャージの高騰や円安の影響もあってLCCの存在はとても大きな救いだ。
LCCは古い機材という印象を覆すようなスタイリッシュなデザイン。
また、モニターなどの設備は無いもののUSBポート装備は重宝すること間違いなし。
リーズナブルな機内食と絶品のビーフアドボは是非試してみてほしい。
また、本文では紹介していないが、機内ではCAさんによるクイズ大会が行われていた。
もちろん質問と回答は英語になるわけで、日本人が積極的に参加するのはちょっとハードル高め。
正解した回答者には記念品が贈呈されていた。
少しでも機内で飽きないようにするためのLCCならではのサービスということだろう。
とてもフレンドリーなCAさんとカジュアルな雰囲気は好印象だった。
フィリピンへ行かれる際の選択肢としてセブパシフィック航空はおすすめです。
次回はタイのバンコクからウドンタニまでのフライトを紹介する。
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