今回から2025年4月から5月にかけて訪れたタイのパタヤ編を紹介する。
まず最初は関西からタイへ向かうフライトから。
いつもと同じようにあえて直行便は利用せずリーズナブルな経由便を選択。
ちょうど中国南方航空が他社と比べてかなり安かったので即決。
価格は関西からバンコクまでの往復で3万1千円。しかも23kgまでの預け荷物や座席指定は無料、機内食も付いてくる。
中国の広州経由となるフライトだが、時間はたっぷりあるのでかなり余裕をもったスケジュールでタイへ向かう。
中国南方航空 CZ390便
2025年4月17日の関西空港。時刻はお昼12時頃。
毎回タイへ向かうフライトは午前便が多いが、珍しく午後出発のフライトを選択。
正午は午前と比べて幾分混雑が落ち着いている印象。
チェックイン
中国南方航空のチェックインカウンターは一番端にあるH。
同じHカウンターの裏側は「エアアジア」と韓国のLCC「t’way」。
ディスプレイにチェックインインフォメーション。
中国南方航空は1日に最大6便運行している。
本拠地の広州行きはデイリーで2便、北京大興と上海もデイリーで各1便づつ。
他に曜日別で大連、瀋陽、ハルビンにも飛ばしている。
今回筆者が利用するフライトは広州行きの午後便14時40分発のCZ390。
インフォメーションでは14時15分出発となっているがこれは誤り。
ちなみに朝8時30分のCZ394便を利用すると、広州経由で同日夕方にはバンコクに到着する。
12時過ぎの時点では北京大興行きの行列ができていた。
まだチェックインオープン前だが、中国人は早めに並んで待つことが多いようだ。
12時15分の時点で広州行きのCZ390便はほとんど列ができていない。
スタッフに案内されてすぐに順番が回ってきた。
搭乗券は最終目的地のバンコクまで計2枚発券される。
広州行きは出発40分前の14時に搭乗開始予定。
また、経由地の広州からバンコクへ向かうフライトは翌朝の7時35分搭乗開始。
ということで、今回は中国の広州で一晩過ごすスケジュール。
搭乗
改めて、CZ390便のスケジュールを確認しておく。
14時40分に関西空港を出発、18時25分に目的地の広州に到着。
フライト予定時刻は4時間45分。
この日のCZ390便は21番ゲートより出発。
北でも南でもない、、綺麗な免税店を通過してすぐ近く。中央付近なので分かりやすくて良い。
機材はワイドボディ機の777-300ER。
エコノミー、プレミアムエコノミー、ビジネス、ファーストの4クラスで計309シート。
主に長距離路線に使用されているが、現在は需要の増加から機材を大型化している。
定刻通り14時に優先搭乗開始。
機内
中央やや前方の入り口に入るとプレミアムエコノミーの区画。
座席配列が2-3-2でシートピッチはそれほどでもないが、座席幅はゆったりしている印象。
4時間くらいならプレミアムエコノミーでも快適に過ごせそう。
後方エコノミークラスは区画が2つに分かれている。
座席配列は3-3-3の横9席仕様。同じ機材を飛ばしているタイ航空と同じ座席配列で快適そう。
シートモケットは爽やかな青色に白色のヘッドカバー。
各座席には10インチサイズのパーソナルモニターが装備されている。
座席にはヘッドレストが装備。
窓も大きくて圧迫感のない開放的な機内。
座席にクッションやブランケットは用意されていないが、CAさんにリクエストすれば個別に配布される。
筆者が指定した座席は最後尾の一つ前にある二人掛け席。窓側の82A。
出発時点では隣に中国の方が着席されていたが、後方の中央3席に空席があったため安定飛行に入ると移動されていった。ということで、隣は空席でストレスフリーなフライトとなった。
機内ではLED照明の色の変化によって視覚的な効果が演出。
離陸前は爽やかな青色、到着前になると紫や黄色、緑、赤など様々な色を順に変化させていた。
黄緑色の照明がとても新鮮に感じる。ただの照明といえばそれまでだが、少しでも楽しめる要素ではあると思う。
座席設備
先ほど紹介したようにパーソナルモニターは10インチサイズでタッチパネル式。
英語や中国語、日本語など5ヶ国語に対応。モニターの右下にはUSBポートが装備。
アジア系の映画だけでなく、ハリウッド作品も豊富で120本ほど収録。
全てではないが日本語字幕にも対応しているので安心。
他に音楽やドラマ、ゲームなどコンテンツは意外と充実している印象。
フライトマップは3D対応で立体的に楽しむことができる。
気になるエコノミークラスのシートピッチは握り拳2個分ほど。
大手国際線と同じようなサイズで圧迫感はなし。
シートポケットには機内誌「GATEWAY南方航空」
座席の下にはユニバーサルタイプの電源コンセント。
予め各座席のシートポケットにヘッドホンが用意されている。
イヤホンではなくヘッドホンなのがいい。
試してみたら足を組むことができました。
そこまで細身でなくても姿勢良く座れば足を組むことが可能。
機内食
離陸から25分ほどでドリンクと「ナッツ&ドライフルーツ」のサービス
ビールを注文すると常温のぬるい中国産のビール、、
ドリンクのサービスから15分後に機内食の提供。
この日はチキンかビーフの2択。後者のビーフを選択。
メイン以外は共通で卵焼き、きんぴらごぼう、ミートボール、新香巻き。以外だったのはパンが含まれていなかったこと。
こちらがビーフの内容。なんと洋食の「ビーフシチュー」だった!
下に隠れているので少し分かりづらいが、ホロホロの美味しいお肉に驚き。
このクオリティーを中国の航空会社で食べれるのは有難い。
ちなみに、もう一種類のチキンは「チキンカツカレー」だった。
カレーの美味しそうな匂いが機内に充満して、カレー屋さんにいるかのような感じに。
量はやや少ないものの美味しさは十分満足できると思う。
機内食のスイーツは「ハーゲンダッツ」バニラ味。
これはメインに続いて嬉しいサプライズ。中国南方航空の機内でハーゲンダッツが食べれるとは思ってもみなかった。
もちろん機内食と合わせてドリンクサービス。
コーヒーや紅茶、各種ソフトドリンクなど。
機内からの眺め
CZ390便の機内からの眺めがこちら。
離陸後は雲の多い上空を飛行。途中、大きな揺れもなく快適だった。
着陸の約30分前にはトイレの利用制限、シートベルト着用サインの点灯。
この日のフライトは予定より49分も早着の17時36分着陸。
フライト時間は3時間34分だった。
トイレ
最後にトイレの設備について。
アメニティーなどは用意されていないようで紙コップとペーパーのみ。
特に不衛生と感じることもなく、ごく一般的なトイレといった印象。
広州白雲国際空港に到着
ゲートに到着して8分後に降機開始。
沖どめではなくボーディングブリッジからターミナルへ、、と思ってたら
実際はバスでターミナルへ向かう流れ。
ボーディングブリッジでターミナルへ入る前に階段を降りてバスが待機してる場所へ。
この後、10分ほどバスに揺られてターミナル入口に到着。
今回は広州で入国してトランジットホテルを利用する。
しかも航空会社が提供している無料のホテル。どのようなホテルにアサインされるか期待と不安でいっぱい。
まとめ
動画でも公開しています。
今回利用した中国南方航空の激安航空券。
ちょうどLCCのエアアジアも購入しやすい価格で販売されていたが、預け荷物や座席指定を含めると総額でLCCの方が高くなってしまう。
全てのサービスが含まれてタイまで往復3万ほどの価格はかなり魅力的。しかも今回は無料のトランジットホテルまで利用可能だ。
移動時間を優先するなら対象から外れるかもしれないが、美味しい機内食と充実した機内エンターテイメント、快適な大型機777-300ERのフライトは十分オススメできる。
次回は広州で利用したトランジットホテルと乗り継ぎの様子を紹介する。
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