夏の鉄道旅行といえば「青春18きっぷ」。
過去に何度か利用したことがあるが、東京から大阪に向かうなど移動目的がほとんど。
純粋に鉄道に乗りたくて利用する、、といったことはなかった。
で、、鉄道の旅を楽しもうと2日間の計画を立ててみた。
1日目は阪和線、紀勢本線、関西本線(伊勢鉄道経由)に乗車して天王寺駅から名古屋駅まで向かう。
2日目は東海道本線、北陸本線に乗車して金沢駅は向かい、その後、
金沢駅から北陸本線、湖西線、京都線、大阪環状線で天王寺駅に戻るという行程だ。
今回は1日目の前半、天王寺駅から紀伊長島駅までの区間を紹介する。
天王寺駅~湯浅駅
天王寺駅から南へ向かう阪和線に乗車する。
6時45分発湯浅行きの「関空・紀州路快速」
紀州路快速
6時45分に天王寺駅始発の「関空・紀州路快速」は223系。
前側4両が「関空快速」、後側4両が「紀州路快速」で連結して日根野駅まで向かう。
平日の早朝、、
どれくらいの乗車率か分からず利用してみたが、、
予想以上の込み具合に驚いた。
いわゆる出勤ラッシュの時間ではないが、
10分前には座席が全て埋まっており、立ち客もそこそこいた。
切り離しがある日根野駅。
前側4両が関西空港へ、後側4両が和歌山に向かう。
ホームには始発列車を待つ人々が多く見られた。
結局、和歌山駅までサラリーマン、学生さんの高い乗車率が続いて着席出来ず。
和歌山駅以降は徐々に混雑が緩和され、落ち着いた雰囲気の車内になっていった。
今年はコロナウイルスの影響で学生の夏休みが短く、
8月に入っても通常通りの登校日になっているようだ。
終点の湯浅駅には8時37分到着。
1時間52分と最初から長い乗車時間となった。
湯浅駅ではホームが絶賛工事中。
「ひろかわびーち」って、、、
ビーチをひらがなで書かれているところに違和感が、、
湯浅駅~紀伊田辺駅
湯浅駅から先は8時50分発の紀伊田辺駅行きに乗車する。
ここから先は「きのくに線」の車両となるため楽しみにしていた。
227系1000番台
湯浅駅にやって来たのは新型車両の227系1000番台。
2020年3月のダイヤ改正できのくに線に導入された車両で、
2019年3月から和歌山線でも導入されていた車両。
105系や113系、117系の置き換え用として2019年春から運行を開始している。
外観は最近の新型車両である225系や大阪環状線の323系とほぼ同じで、
安全対策をフル装備した車両とのこと。
乗車した感想は、、
残念ながらオールロングシートだったこと。
せめて一部を転換クロスシートにしてほしかった。
ロングシートだと旅行というより通勤のイメージが強いため、
なんとなく物足りない気持ちになる。
湯浅駅から紀伊田辺駅までは利用客も少なく、
のんびりとして車内と、のどかな車窓を楽しむことができた。
オールロングシートだが、
新車とあって空調の効きも乗り心地も快適で申し分ない。
(*・∀・)b Good!
紀伊田辺駅
紀伊田辺駅には9時51分に到着。
乗車時間は1時間1分。
紀伊田辺駅のホームにはひまわりが咲いていた。
殺風景なホームに花があるのは効果が高い気がする。
駅構内をオシャレに工夫されているケースはあるが、
ホームは基本的に自販機とベンチくらしかないのが当たり前。
列車を降りて真っ先に花が迎えてくるのは有難いサービスだと思う。
(*・∀・)b Good!
隣のホームにも227系が停車していた。
基本は2両編成で組まれているみたい。
乗ってきた車両の顔を撮影しようと移動したところ、
隣に105系が隠れていた。
国鉄時代の雰囲気が漂う105系の顔とJR227系最新車両のツーショット。
近い将来105系は全て227系に置き換わると噂されているので、
一度は105系に乗っておきたいと思う。
227系1000番台の車両側面。
和歌山をイメージした深い緑色とグレーのラインが入っている。
きのくに線を走る列車は綺麗なブルーで全身塗装されているため、
227系の車両が走るとかなり近代的な印象をもつことになりそうだ。
特急くろしお号289系が回送車として停車していた。
オーシャンアローもカッコイイが、
個人的には289系のフロントマスクがお気に入り。
紀伊田辺駅~新宮駅
紀伊田辺駅からは10時41分発の新宮行きに乗車する。
ホームに105系が停車していた、、
105系 きのくに線
一度は乗っておきたかった105系。
新宮行きの車両が停車中の105系だった。
間違いなく国鉄時代の顔だ。
現役で走っている車両の中ではかなり貴重といえる。
車内はオールロングシートで昭和の雰囲気が漂う。
最近の車両では当たり前の液晶ディスプレイなんぞは当然装備されていない。
窓の形も古く、ガラスは色褪せていた。
これまで活躍してきた証がいろいろと見て取れる。
さすがに空調は搭載されているが、
おまけとして扇風機がグルグル回っていた。
この扇風機、、一つの車両に6個も装備されていて涼しい風を乗客に吹きかけていた。
いかにもローカル車両といった嬉しい装備だ。
(*・∀・)b Good!
途中の串本駅では「本州最南端の駅」とPRの看板が立てられていた。
今回は途中下車しないが、とてもそそられるPRである。
新宮駅には13時24分に到着。
乗車時間は2時間43分とロングシートでの最長乗車時間になったと思う。
利用者も少なく、一両に数名~10名程の状態が新宮駅まで続いた。
新宮駅~紀伊長島駅
新宮駅からは13時26分発の紀伊長島行きに乗車する。
乗り継ぎ時間が2分とすぐに出発する。
紀勢本線 キハ25形
新宮駅からはJR東海の車両キハ25形に乗車する。
キハ25形は電車ではなくディーゼルエンジンの気動車。
車内は最近の車両ということもあって綺麗だ。
座席はオールロングシートだが、
座席の色が鮮やかで窓が大きく眺めも良さそうだ。
車両側面はシルバーのボディにJR東海カラーのオレンジラインが入っている。
紀伊長島駅には15時7分に到着。
乗車時間は1時間41分。
紀伊長島駅
紀伊長島駅では1時間程の乗り継ぎ時間があるので駅から外に出てみた。
駅舎は地方にあるような田舎駅といった感じ。
駅から出た正面、、、ナニモナイ。
駅から出て右側、、、ナニモナイ。
駅から出て左側、、ナニモナイ。
いや、、ポストとロータリーはある。
コンビニとかは無い。
実は、この乗り継ぎ時間を利用して徒歩10分くらいの場所にある喫茶店でランチを予定していたが、
なんとも残念な結果になった。
紀伊長島駅から汗だくになりながらたどり着いた喫茶店。
ι(´Д`υ)アツィー
”OPEN”と札に書かれていたので、ドアを開けようと引いてみた。
ん!?
そっか、引くのが間違いで押すタイプなんだ、、失礼。。
で、押してみた。
ん!???
やっぱり開かない。
少し強めに押したり、引いたり、、繰り返したけど、
やっぱり開かない。
ドアがガラスタイプだったので、
ドアを開けようとする音に反応したお店の人と目が合った、、
すると手でバツのジェスチャーが。
えっ!!!????
どうやらクローズだったらしい。
仕方ない、
同じように間違える人がいてはいけないので、
OPENの札をCLOSEにひっくり返して駅に戻ろうとした。
すると、お店の方が外に出てきて、、
用事が入ったから今日は閉めたんです、、と。
あぁ、、用事があるなら仕方ないか。
何も言えねえ、、
・・・
ι(´Д`υ)アツィー
紀伊長島駅、、滞在終了。
う~ん、、なんとも気まぐれなお店だった。
また、機会があればリベンジしたい。
まとめ
・平日早朝の「関空・紀州路快速」は多くの利用者が乗車されているので着席が困難である。
・湯浅駅のホームは絶賛工事中
・きのくに線を走っている最新車両227系1000番台はオールロングシートで少し残念。
・きのくに線を走る105系は国鉄時代の車両だが、扇風機をガンガン回しながら現役で活躍している。
・JR東海のキハ25形は車内の座席が鮮やかで窓も大きく快適な乗り心地。
・紀伊田辺駅のホームではひまわりが出迎えてくれる。
・紀伊長島駅の駅前にはほとんどナニモナイ。
・紀伊長島駅にある喫茶店では用事が入ると店が閉まるので要注意。
※札がOPENとなっていても開かない場合はCLOSEということ
次回は1日目の後半「紀伊長島駅」~「多気駅」~「名古屋駅」という行程。
あと、名古屋名物も少し紹介する。
【Youtube動画】:「「青春18きっぷ」阪和線ー紀勢本線(きのくに線)」
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