夏の鉄道旅行といえば「青春18きっぷ」。
1日目は阪和線、紀勢本線、関西本線(伊勢鉄道経由)に乗車して天王寺駅から名古屋駅まで向かう。
2日目は東海道本線、北陸本線に乗車して金沢駅は向かい、その後、
金沢駅から北陸本線、湖西線、京都線、大阪環状線で天王寺駅に戻るという行程だ。
今回は1日目後半の旅を紹介する。
行程は紀伊長島駅から多気駅までキハ25系に乗車、多気駅からは「快速みえ」に乗車して名古屋駅へ向かう。
名古屋駅では有名店の「味噌カツ」をいただき、人気の「ぴよりん」をテイクアウトしてみた。
紀伊長島駅~多気駅
駅前にナニモナイ紀伊長島駅から多気駅までキハ25系に乗車。
紀伊長島駅を16時20分に出発、多気駅には17時28分に到着する。
乗車時間は1時間8分。
紀勢本線キハ25形
紀伊長島駅に停車中のキハ25形。
新宮駅から乗車した車両がそのまま多気行きとして使われるようだ。
駅前にはナニモナイが、、、
紀伊長島駅には特急車両も停車する主要駅になっている。
ちょうど特急南紀5号(キハ85系)が停車していた。
キハ25系の車内は白色をベースに座席が鮮やかなブルー(優先席はオレンジ)。
窓が大きく陽射しがたくさん入るので車内はとても明るい。
多気駅までは自然豊かな車窓が広がっていた。
多気駅には予定通り17時28分に到着。
多気駅は鳥羽方面に向かう参宮線の始発駅になっている。
多気駅~名古屋駅
多気駅から名古屋駅までは18時10分に出発する「快速みえ24号」に乗車する。
ここで注意が必要だ。
今回利用している「青春18きっぷ」では途中の津駅~川原田駅までの区間、
伊勢鉄道を経由するため別料金を車内で支払う必要がある。
もし、「青春18きっぷ」のみで名古屋駅へ向かう場合は亀山駅を経由して向かうことになる。
もちろん、最短で名古屋駅に向かうには料金を支払ってでも「快速みえ」が最適である。
ちなみに料金は520円。
「快速みえ」の車内で車内検札があるので、その時に支払うことになる。
快速みえ
快速みえは名古屋と鳥羽を結ぶ快速列車で、車両はキハ75形で運行されている。
車両は2両もしくは4両で運行され、最高速度は120kmと特急列車並みの高速運転が可能だ。
キハ75系は気動車のため、非電化区間での走行も可能。
フロントマスクに「快速みえ」と表示されているが、
特に”みえ”を誇張しているところが印象的だ。
快速みえ、、三重県だからこそのネーミングなのだが、
2文字というのがとてもしっくりくる。
(*・∀・)b Good!
他の県で例えてみよう、、
「快速しが」「快速ちば」「快速さが」「快速なら」
悪くないではないか。
ただ、「快速みえ」ってのが一番しっくりくるのは間違いないかも。
これが、3文字ならどうだろうか、、
「快速あいち」「快速かがわ」「快速いわて」、、、
まぁ、普通、、フツーな感じ。
では、4文字なら、、
「快速かごしま」「快速にいがた」「快速かながわ」「快速ひょうご」
正直、イマイチしっくりこない。
せっかくなので、5文字以上も、、
「快速ほっかいどう」「快速とうきょう」
快速のネーミングとしてはスケールが違いすぎるレベル、、。
これはナイわ。
車内
車内は転換クロスシートでリクライニングは固定されている。
快速車両でありがちな座席だが、座り心地は悪くない。
特別な雰囲気を感じさせるのは窓のカーテン。
この部分は快速車両というより特急車両に寄せている感じがする。
高速で走る「快速みえ」から眺める車窓はとても気持ちがいいものだ。
流れる景色の速さでスピードを体感することができる。
今回乗車した時の車掌さんがとても丁寧で気持ちよく感じられた。
仕事帰りのサラリーマンにとって車内検札は面倒に感じる方もいると思うが、
そこを察しての配慮や接し方が素晴らしく感じられたのだ。
仕事なので当たり前かもしれないが、、心が入っているかどうかで違いは自然に出ると思っている。
名古屋駅には19時30分に到着。
名古屋名物「味噌カツ」「ぴよりん」
名古屋駅では2つの目的があった。
まず最初の目的は名古屋名物「味噌カツ」を食べに名店「矢場とん」を訪れてみた。
矢場とん名古屋駅エスカ店
名古屋駅エスカ地下街にある「「矢場とん名古屋駅エスカ店」。
時間が少し遅かったのもあるが、エスカ地下街にある飲食店フロアはかなり空いていて、
お客さんが少ないことからお店を閉めているところもあった。
ちょうどコロナウイルス感染拡大が真っ最中で注目されていた時期でもあり。
地元に住まれている多くの方は足早に帰宅されていたと思われる。
「矢場とん名古屋駅エスカ店」では入店の際、
店員さんの目の前で手の消毒を行うよう徹底していた。
入店してメニューを見たところ、この「わらじとんかつ定食」が目に入った。
あぁ、、これはボリュームがあって
紀伊長島駅で食べ損ねたランチを補うだけの満足感が得られそうだ。
2つの味が楽しめる”みそとソースの半々”で注文した。
5分ほどで料理がテーブルに運ばれてきたが、
店員さんが、
味噌ソースなるものを目の前でかけて仕上げる
という、見た目でも楽しめるパフォーマンスが用意されていた。
これが「矢場とん」のスタイルか、、
ボリュームも凄いが、味噌ソースが実に美味しそうだ。
(*・∀・)b Good!
味噌ソースがたっぷりとかけられたカツは、
見事に味噌ソースまみれになっていた。
なんなら、
ソースカツにも味噌ソースが少し浸っている。
おぉ、、これも良いではないか、、
少し甘めの味噌とジューシーなカツのバランスは絶品である。
口の中で味噌の旨味が溢れ出ていた。
そして、同時にご飯を求める衝動が治まらなった。
味噌カツとご飯、、このコラボは最強ではないだろうか。
(゚Д゚) ウマー!!!
また、すりごま、一味唐辛子、からしなど、一緒に食べると味の変化が楽しめる。
定食はご飯のおかわりができるので、しっかりと2杯美味しくいただいた。
カツカレーも大好きだが、味噌カツのパフォーマンスを改めて見せつけられた気がした。
名古屋の味噌カツは魅力が溢れている素晴らしい料理だ。
ぴよりん
名古屋で外せないスイーツに現在君臨しているのが「ぴよりん」だ。
なんとも今風なネーミングだが、これだけではアイドルと間違われそうだ。
「ぴよりん」は名古屋駅構内でしか販売されていないご当地スイーツで、
最近では勢いにのってメニューの拡大やグッズ販売とかも行われているそうだ。
今回訪れたのは写真のぴよりんshop。
【公式HP】「ぴよりん」
閉店時間が迫っていたので残り僅かだったが、まだ購入できる状態でホッとした。
普通のぴよりん以外にチョコとイチゴがラインナップされている。
価格は普通が380円、チョコとイチゴは430円と少し高い設定。
ぴよりんを購入すると写真のような紙袋に入れてくれた。
テイクアウトについて事前に調べた情報では、
持ち帰ったら倒れていたというケースが多く、
心配になって店員さんに聞いてみた。
すると、
「優しく持ち帰っていただければ大丈夫です」と、、
もしも、
「あぁ、、無理ですね」と言われたら、
その場で食べようとも思ったが、
優しい言葉に安堵した。
ホテルに持ち帰って箱を取り出すと、
「本日早めにお召し上がりください♪」
、、と書かれている。
なんとも、残酷な文言が可愛らしく書かれているではないか。
これだけ全面に可愛さをアピールしながら、
お召し上がりくださいという矛盾とも思える表現に戸惑ってしまった。
箱からぴよりんを取り出すと、
元気な姿を現した。
今回はプレーンとチョコの2匹を譲っていただいたのだ。
さすが人気のぴよりん。
しばらく手元に置いておきたい気持ちにもなる。
チョコも悪くないが、
プレーンの方が目がぱっちりしていて表情が伝わりやすい気がする。
実はこの後、いろいろと撮影してみたので、
興味がある方は、後日公開するYoutube動画でチェックしてほしい。
【Youtube動画】:「名古屋の人気者「ぴよりん」気になる●●をしてみた」
まとめ
・「快速みえ」を青春18きっぷで津駅~四日市の区間を乗車する場合は伊勢鉄道の代金520円が別途必要。
・高速運転する「快速みえ」から眺める車窓はスピード感があって楽しめる。
・名古屋名物の味噌カツ「矢場とん」の「わらじとんかつ定食」はボリュームも味も最高である。
・「矢場とん」の味噌カツは目の前で味噌ソースをかけて仕上げるパフォーマンスで見た目でも楽しめる。
・「ぴよりん」をテイクアウトの場合、優しく持ち帰れば元気な姿を見せてくれる。
・「ぴよりん」はとても可愛いが、箱に貼ってある注意書きの
「早くお召し上がりください♪」と矛盾を感じる文言に戸惑ってしまう。
今回は紀伊長島駅から名古屋駅まで乗車してみたが、紀勢本線ののどかな車窓は格別なものがある。
鉄道の旅だからこその景色もあるので、是非、機会があれば乗車してみてほしい。
【Youtube動画】「【青春18きっぷ】紀勢本線ー関西本線」
【青春18きっぷ】 1日目:天王寺駅~名古屋駅までの結果
移動距離:493.1km
乗車時間:9時間45分
歩数:11,426歩 (iPhone ヘルスケア実績)
次回、2日目は名古屋駅から東海道本線、北陸本線に乗車して金沢へ向かう
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