3月中旬以降世界規模で都市封鎖や入国制限が発表され、
航空会社では運休や減便が続いている。
当然、この時期に海外旅行に行くことは出来ず自宅待機状態の日々。
本来であれば3月中にフィリピンへとタイへ行ってみようと考えていたが無理そうだ。
タイの水かけ祭り=旧正月ソンクラーンも7月以降に延期となり、
タイの都市ではロックダウン、アルコール類販売禁止等、
日が経つにつれて制限が厳しくなっている。
こんな悲しいニュースと毎日向き合いながら、
スマホに撮りためた写真を整理していたら、
過去に乗ったビジネスクラスの機内食写真があったので、
参考になればと思い紹介しようかと、、
マレーシア航空
まずは、いろいろとエライ目にあってきたマレーシア航空。
記憶に新しいのは2014年北京に向かっていたMH370便の墜落事故。
そして、ロシア国境付近のウクライナで撃墜されたアムステルダム発MH17便。
いずれも大型機のボーイング777で多くの方が犠牲になり、
当然のことながらマレーシア航空の利用客が激減。
経営難に陥ってしまい現在は実質国営化されている。
ビジネスクラスといえばウエルカムドリンク。
この時はアップルジュース。
ほとんどの航空会社は離陸するまでアルコール類は控えてソフトドリンクのみが多いかも。
復路のクアラルンプール発のフライトでは、
ピンクグァバジュースがウエルカムドリンクで選べる。
この時利用した機材はエアバスA330-300で座席は2-2-2の配列。
座席はフルフラットになるシェルタイプ。
現在もエアバスA330-300は現役で飛んでいるが、
ビジネスクラスの座席はリニューアルされ、
1-2-1、2-2-1といった変則的な座席配置になっている。
機内食(MH53)
マレーシア航空のビジネスクラスでは、
事前にネットからメイン料理の注文が可能となっている。
料理の数もかなり多く20種類近くあったように思う。
事前オーダーしていない場合は搭乗後に3種類からの選択になる。
離陸後しばらくするとドリンクとスナックがサーブされる。
機内食の前にはスターターとしてマレーシア航空の
名物サテー(串焼き)がワゴンで運ばれてくる。
甘いピーナッツソースがかかっているのが特徴で牛肉と鶏肉の2種類がある。
ミックスと伝えればそれぞれ数本づつお皿に盛ってサーブされる。
ここから機内食のスタート。
日本路線の機内食には必ず茶そばが入っている。
アペタイザーはカニの爪とスモークチキンとサラダ。
メインは牛肉のフィレステーキ。
野菜との彩がとても綺麗だ♪
(*・∀・)b Good!
パンは別カゴで各座席を回り、好きな種類を好きなだけいただくことができる。
サテーとアペタイザー、茶そばとビールでそこそこお腹がいっぱいになるため、
メインが少し重たくなってしまう。
デザートのストロベリームースはとても美味しかった。
関西空港からクアラルンプール線では到着前に軽食として、
サーモンのサンドウィッチらしきものがサーブされた。
写真を撮り忘れたが、とても美味しくてバクバク食べた記憶がある。
機内食(MH52)
復路は深夜便になるため、
離陸後の機内食はリフレッシュメントのサテーとフルーツがサーブされる。
関西空港到着前には朝食がサーブされる。
ビジネスクラスは3種類から選択可能。
マレーシア名物の「ナシレマ」もしくは「オムレツ」か「パンケーキ」
まずはフルーツ、ヨーグルトとパンがサーブされる。
つづいてメインの料理がサーブされる。
可もなく不可もなく、、まぁ、いわゆる普通のオムレツ。
こちらは同行者が注文したパンケーキ。
マレーシア航空はMHアップグレードなるシステムが導入されている。
エコノミークラスで予約してもビジネスクラスに空きがあれば
入札制で安くビジネスクラスにアップグレードできるチャンスがある。
マレーシア航空は日本から長距離路線になるので、
ビジネスクラスの利用価値は高いはず。
機会があれば是非利用してみてほしい。
中国東方航空
タイに行く時に利用した中国東方航空。
社名通り中国の航空会社。
中国には3大航空会社がある。
中国東方航空(MU)、中国国際航空(CA)、中国南方航空(CZ)だ。
中国東方航空は上海をハブ空港としているため、関西空港から上海までのフライトで利用してみた。
機材はボーイング737-800の小型機。
現在ではLCCでもよく利用されているナローボディ機。
機内食
中国路線は比較的安い価格でチケットを購入することができるが、
内容もそれ相当なので期待してはいけない。
夜間のフライトだったため、暗い機内で食べた記憶がある。
和食的な前菜とお寿司、そば、メインは暗くて見えないが豚の角煮だったと思う。
ボリュームはあるが、まぁ、見た感じのテイスト。
ビールは中国らしくチンタオビール。
食後のデザートは何故か和と洋の組み合わせ。
ハーゲンダッツのアイスクリームがサーブされるのはポイントが高い。
ちなみに座席は2-2の配列でパーソナルモニター無し。
座席も広くなく、フルフラットにもならない機材だった。
現在は以前より良くなっていると思うが、
ナローボディ(小型機)の機材設備に過度な期待はしないほうがいい。
上海航空
上海からタイまでのフライトは中国東方航空とコードシェアの上海航空のフライトだった。
搭乗するまでどんな設備なのか情報がほとんどなかったが、まぁ、期待するまでもなかった。
この時に利用した機材はボーイング757-200でパーソナルモニターも無い古い機材。
機内食
上海航空は深夜便だったため機内食として夜食(軽食)がサーブされた。
フルーツは特に問題なし。
よく分からないスイーツっぽい食べ物も問題なし。
一番美味しかったのは奥に置いてあるスニッカーズ^^
座席間隔が特別広いわけでもなく、約4時間一睡もできずにただ座っていた記憶しかない。
今ならもう少し新しい機材で、スマホやタブレットで快適に過ごすことが出来ると思う。
中国南方航空
中国南方航空はタイからの復路で利用。
広州がハブ空港のため、タイから広州経由のフライトになる。
深夜2時にタイを出発。
深夜便なので機内食はパスして睡眠モードに。
一番期待していたのが広州から関西空港へのフライト。
当時としてはまだまだ新しいボーイング787-8で運行されていた。
中国南方航空の787-8のデザインはカッコよくてお気に入りだ。
座席
さすがに新しい機材だけあって快適。
(*・∀・)b Good!!
座席もフルフラットになり、パーソナルモニターもそこそこ大きい。
中国南方航空のビジネスクラスは前方側と後方側、
いわゆるAコン、Bコンに分かれているため座席が多い仕様となっている。
足を伸ばしても届かないほどのシートピッチ。
オットマンらしき台の下に靴を収納しておけるので便利。
フライトマップも大きな画面で見ることができる。
機内食
機内食の前にドリンクとスナックのサービス。
スナックはお皿に盛ってサーブされる。
まずはアペタイザーとして卵焼き、サラダ、テリーヌ、サーモン、、他
あと、別皿で和風の炊き込み、そば。
和と洋がごちゃ混ぜだが気にしない。
定番のガーリックトーストとロールパン。
メインの写真はブレブレだが雰囲気は伝わると思う。
鶏のから揚げと野菜炒めとご飯。
たぶん、中華料理としての位置づけだったと思う。
デザートはフルーツ盛り合わせのみ。
一緒にコーヒーをいただいてサービス終了。
往路の機材が古かっただけに中国南方航空ボーイング787-8の快適性はやはり満足度が高い。
この機材なら長期路線でも全然快適に過ごせると思う。
ただ、機内食のレベルはまだまだ中国スタンダード。
日系や東南アジアの人気路線に比べると全く別物と思った方がよいと思う。
まとめ
ビジネスクラスといえども機材によって座席の広さや機内設備が全く異なるため、
どうせ乗るなら大型機材で最新のボーイング787、エアバス350がオススメ。
最近は古い機材でも座席のリニューアルが各社進んでいるが、
機材が変わっても機内食の質は大きく変わらないと思う。
そう考えれば高価格帯の日系やシンガポール航空、
キャセイパシフィック航空のビジネスクラスはトータルで満足できるだろう。
一方、価格帯がリーズナブルな中国系航空会社は、
価格に見合ったサービスと割り切って利用すればアリだと思う。
お気に入りのチャイナエアラインやマレーシア航空はリーズナブルな価格でビジネスクラスを利用可能。
ビジネスクラス初心者でもハードルが低くオススメできるエアラインだ。
エコノミークラスでマイルを貯めてビジネスクラスにアップグレード可能なので、
機会があれば是非体験してみてほしい。
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