【空港レビュー】2018年封鎖解除後の関西空港からパタヤへ向かう

チャイナエアラインCI834 東南アジアリゾート

2020年4月15日に訪れた関西国際空港。

国際便案内掲示板に欠航の文字だけが表示され、一部では電気も消えていたようだ。

この状況は2018年9月の台風21号以来で、

コロナウイルスの影響が終息するまでは絶望的な状況が続くと思われる。

日本のウイルス感染者が0になって落ち着いてたとしても、

世界の感染状況が治まらない限り国際便のフライトは運休、減便が続くだろう。

しかし、この期間が長期になると航空会社の破綻も出てくることになる。

実際にオーストラリアの航空会社ヴァージン・オーストラリアが経営破綻したと先日発表された。

ANAやJALのように国内線での運行が可能であれば、

少しでも収益があるので助かると思うが、、

シンガポール航空のように国際線のみを運行している航空会社は状況が治まるまで耐えるしかない。

旅客便以外では貨物の運行が可能だが、

そもそも各国の企業が自粛している中では物流も限られてくるため厳しい状況に変わりはないと思う。

そんなことを考えながら、、2018年9月台風21号の被害による封鎖解除後のタイ旅行を写真を見て思い返していた。

当時は関西国際空港連絡橋にタンカーが接触したことにより、

車道の一部とJR、南海電車が不通となる影響が出てしまった。

訪日外国人は関西国際空港から帰国できず、

海外に出ようとしていた日本人は不確定なフライト情報に多くの方が混乱したと思われる。

 

旅行計画の変更

当時、タイへの旅行は9月17日敬老の日を含めた3連休と、

有給1日を加えて3泊4日でスケジュールを組んでいた。

フライトとホテルの予約は盆休み明けに完了していたため、

まさか台風の影響でスケジュールが変更されるなんて考えてもいなかった。

当初の予定はチャイナエアラインci159で台北へ向かい、台北を経由してci835でタイへ。

現地時間16時頃にはタイへ到着、19時にはホテルへチェックインできるはず、、だった。

が、2018年9月4日に台風21号が上陸し、記録的な暴風と大規模な高潮の影響で関西国際空港が浸水して閉鎖。

更に、連絡橋にタンカーが接触したことによる破損で8千人が孤立する等、甚大な被害となった。

それでも、まだ日にちがあるから大丈夫だろうと思っていたが、、

連絡橋の破損が空港機能回復へ大きな影響をもたらし旅行出発の前日まで空港は封鎖状態。

出発一週間前から、これはもしかしたらキャンセルかも、、と思いながらも、

毎日更新されるフライト情報確認しながら気になってしかたなかった。

出発2日前には航空会社の窓口に直接TEL確認するも、

その時点ではまだ飛行機を飛ばせることが可能か未定といった状態だった。

これは本当にマズい、、

もしもの場合の選択肢として、名古屋出発や高松出発も検討し始めた。

キャンセルって選択はなかったんですね、、
みどりん@
みどりん@
ブリジロック
ブリジロック
いや~、、なかったね。
どんだけタイが好きなんだよ!
多古山先輩
多古山先輩

そして、前日の時点でチャイナエアライン台北行き4便のうち1便のみ運行することが決定。

当初予約していたci159便は欠航。

13時10分発のci157便で台北へ台北を22時35分発のci837便へ変更となった。

通常、フライトの変更には手数料が発生するが、この時は台風に影響によるため無償で対応していただいた。

結果的に予定通り9月14日にタイへ向けて出発することが出来たが、

台北での乗り継ぎ時間が約7時間に。

更に、タイ到着が深夜となったため、

ホテルへのチェックインは深夜3時過ぎと疲れが溜まる一日となった。

 

封鎖解除後の関西空港

2018年9月14日関西国際空港の機能が回復し、

フライト数を限定して一部再開された。

しかし、連絡橋の修理には半年ほどかかるためJR、南海電車だけで空港へ行くことは不可能。

一つ手前の駅=りんくうタウン駅までの運行となっていた。

関空特急はるか号

では、関空特急はるか号はどうなるのか、、、

通常は天王寺駅を出ると次の停車駅は関西空港。

途中の停車駅は無いのだが、この時は終点の関西空港まで運行できないため、

二つ前の日根野駅までの運行となっていた。

関空特急はるか号

当然車内はガラガラ。

1車両に1人~2人、6両で運行されていたので10人くらいを運んでいたのではないだろうか。

ほぼ貸し切りやん。
多古山先輩
多古山先輩

日根野駅からりんくうタウン駅までは一般車両に乗り換えて向かい下車。

りんくうタウン駅から関西国際空港まではシャトルバスによるピストン輸送で向かうことができた。

通常、自宅から関西空港までは1時間30分程だが、

この時は乗り換えとバス待ち等で2時間30分はかかっていた。

連絡橋の影響がいかに大きいか思い知らされた出来事だ。

関西国際空港

関西国際空港はまだ機能が完全回復しているわけではないため、

利用客が入れないように所々区域制限がされていた。

こちらは到着ロビー。

関西国際空港到着ロビー

出発ロビーでは利用客が多く見られたが、

チェックインカウンターの利用は制限されていた。

封鎖解除後の関西国際空港

 

関西国際空港チェックインカウンター

印象的だったのがメディア関係者が多くいたこと。

おそらくこの日のニュースで放送されるであろう映像を撮っていたと思われる。

実は、私も某新聞社から取材を受け、名前とコメントが記事に載っていたのを

会社の同僚が見つけて教えてもらった。

ネット上で自分のフルネームが出ているのを見るのは不思議な感じがして違和感しかなかった。

封鎖解除後の関西国際空港出発フロア

連絡橋の方を見ると橋桁を移動させる大きなクレーンが見えた。

駐機中の飛行機はごくわずかだが、ニュースで見たような浸水が本当にあったのか??

と思うほど滑走路は今までと変わらない光景だった。

関西国際空港連絡橋の修理

本日のCI173便は大型のボーイング777-300ER

通常4便あるチャイナエアライン台北行きは1便のみのため、

大型機での運航便が出発枠にいれられたようだ。

チャイナエアラインのボーイング777-300ER

台北の桃園国際空港には多くのチャイナエアラインが駐機している。

写真はボーイング747-400、いわゆるジャンボ飛行機。

チャイナエアラインのボーイング747-400

 

台北で7時間のトランジット

台北で約7時間のトランジットは初めて。

ラウンジをいくつかハシゴしてもよかったのだが、せっかくなので少し台湾に入国してみた。

 

サニーヒルズ(Sunny Hills)

入国の目的はサニーヒルズ(SunnyHills)のパイナップルケーキ

いつも台北経由でタイに向かうときは免税店でパイナップルケーキを買うことが多いが、

「SunnyHills」は免税店に無いため入国しないと買えないのだ。

こちらが空港内の「SunnyHills」。

桃園国際空港のSunnyHills

価格は決して安くないが、購入するとこのような可愛い袋が一緒にもらえる。

ビニール袋ではなくしっかりとした生地なので、

お土産用としてパイナップルケーキと一緒に渡すと喜ばれるだろう。

SuunyHillsバッグ

 

空港ラウンジ

「SunnyHills」でパイナップルケーキを購入して満足したので、

1時間後には出国手続きをしてラウンジへ。

チャイナエアラインのラウンジはいくつかあるが、こちらは第一ターミナルのラウンジ。

さすがにホームだけあってセンスを感じる作りになっている。

桃園国際空港のチャイナエアラインラウンジ

奥行きと広さがあり、ソファーとクッションで居心地が良い。

木目のデザインと暖色系の照明で雰囲気も悪くない。

こちらのラウンジはホットミールやヌードルコーナーも充実していて、

食事は有名ホテルが調理担当されていたと思う。

桃園国際空港チャイナエアラインラウンジ

こちらはお隣の「プラザプレミアムラウンジ」

毎回利用しているプライオリティパスの定番ラウンジ。

桃園国際空港のプラザプレミアムラウンジ

飲食だけでなく少し離れた場所にあるシャワールームも使用可能。

受付でボーディングパスと引き換えに写真のようなカゴが渡される。

バスタオル、アメニティ一式がカゴに入っているので、

温泉に行くような感覚でラウンジから離れたシャワールームに向かう。

なんだか不思議な感じになる。

プラザプレミアムラウンジのシャワールーム

シャワールームには洗面台、ドライヤー、トイレ、ボディソープ、シャンプーが備わっている。

プラザプレミアムラウンジのシャワールーム

シャワーを浴びて、食事もしっかり食べて、

後はひたすら持参したipadで映画とYouTubeを見て時間を過ごす。

さすがに7時間のトランジットで一人は辛いと改めて思った。

 

アデルフィパタヤ

深夜タイに到着後は予約していたMr.TAXIでパタヤのホテルへ

この時に宿泊したのはアデルフィパタヤ「Adelphi Pattaya」

最近の定宿となっている「Hotel Amber Pattaya」の隣に位置する快適なホテルだ。

Adelphi Pattayaの外観

一番安いカテゴリーで予約していたが、

プレミアムダブルルームにアップグレードしていただいた。

初めて宿泊するのに何だか申し訳ない気持ちになってしまう。

道路側に面した203号室は他の部屋と比べると明らかに広いのが分かる。

Adelphi Pattayaのフロアマップ

 

客室

プレミアムダブルルームはソファーセットがもれなく付いてくる。

木目調のフローリングと家具が明るい感じで居心地が良い。

清潔感もあって問題なし。

Adelphi Pattayaのプレミアムダブルルーム

ベッドからテレビが見づらいのが難点か、、

Adelphi Pattayaのプレミアムダブルルーム

ベッドの大きさはクイーンサイズ。

枕も種類があり、両サイドにはランプとコンセントがあるので快適。

Adelphi Pattayaのダブルベッド

冷蔵庫やセーフティボックスも完備。

新築ではないが、傷んでいる箇所が少ないためか内装が綺麗だ。

Adelphi Pattayaのプレミアムダブルルーム

洗面台、シャワールームもまだまだ綺麗な状態だ。

アメニティの中には歯ブラシが含まれていないので注意が必要。

ドライヤーは完備されている。

Adelphi Pattayaのプレミアムダブルルームの洗面台

朝食会場の写真は無いが、ホットミールが数種類とパン、サラダ、ドリンク、エッグスタンド等、

最低限の料理は揃っている感じだ。

屋上プールがあるようだが、この時は利用していないため不明。

他のサイトで見るとなかなか良さそうな感じ。

価格がそれほど高くもなく、場所も悪くない。そこそこ清潔で快適な室内。

あと、印象に残ったのが受付で対応していただいたフレンドリーなスタッフ。

朝食は少しイマイチだが、トータルではオススメできるホテルだ。

 

まとめ

当時、台風の影響による関西国際空港封鎖は限定的なものだったが、

現在は空港という規模ではなく、国レベル、世界レベルの規模で制限されている。

なんなら空港だけでなく都市ごと封鎖されている国もあるくらい。

タイも都市が封鎖され、アルコール販売自体が禁止されている。

緊急事態が世界のあちこちで起きている。

依然として終息が見えないコロナウイルスの影響。

おそらく5月6日の時点で緊急事態制限は解除されないと思うが、では、

いつになったら解除されるのか、、

いつになったら以前のような日常に戻るのか、、

いつになったら海外に行けるようになるのか、、

答えは誰も分からない。

ただ、少しづつでも状況が終息に向かうことを祈るばかりである。

そして、自粛要請に沿った自己管理をする以外にないのだ。

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