2023年4月から5月にかけてタイ、ベトナム、台湾と巡った旅も最後のフライトとなった。
もうかなり前のように感じるタイの水掛祭り「ソンクラーン」が今回の目玉であった。
そのあと、プーケットに1週間ほど滞在し残りはパタヤでまったり。
タイに続いてベトナムのリゾート地ダナンと賑やかなホーチミン、最後に台湾でトランジットをして帰国となる。
利用した航空会社はタイ・エアアジアX、タイ・ベトジェットエア、タイスマイル、バンブーエアウェイズ、チャイナエアライン。
航空券が高いことからLCCを中心に利用したが、正直短距離の移動なら全然問題ない。
国内の移動はもちろん、タイとベトナム間の移動ならLCCの方が圧倒的にコスパが高い。
ただ、長時間の移動ともなるとやはりFSCの方が満足度は高いはず。
しかし、直行便は価格の高さが懸念される、、そこでおすすめしたいのが経由便だ。
今回紹介するチャイナエアラインは台湾を経由してタイやベトナム、マレーシアなど東南アジアにアクセス可能だ。
では、最後のフライトとなったチャイナエアラインのレビューを紹介していく。
チャイナエアラインCI172便
台湾の桃園国際空港から関西空港まではチャイナエアラインのCI172便を利用する。
出発時間は現地時間の14時20分。
関西空港の到着時間は現地時間の18時05分。
台湾と1時間の時差があるため、フライト時間は2時間45分。
離陸してから着陸までのフライト時間はざっくり2時間ほど。
機内食を食べて映画1本観れば到着する感じ。
この日の機材はエアバスA330-300。
同じ機材でも前期に導入されたエアバスA330-300は機内設備がかなり古い。
後期に導入された同機材は座席モケットのカラーリングが変更され、モニターの画面も少し大きくなっている。
残念ながら今回は古い方の機材だった。
出発ゲート
CI172便の出発ゲートは第二ターミナルのD5ゲート。
当初の搭乗時間は13時40分だったが、10分遅れて13時50分頃に搭乗開始。
筆者はゴールド会員なので優先搭乗させていただいた。
機内
機内に入るとCAさんが中国語?で迎えてくれる。
あぁ、マスクをしているから日本人だと気づかないのかもしれない。
ちなみに、タイのパタヤでは毎日オッパー!オッパー!と言われ続けている。
毎回反応していると大変なので、最近は手を上げる程度にしている。
エコノミークラスは薄い紫色の座席が2-4-2の横8席仕様。
機材は古いが決して汚いわけではない。
座席や通路を含め清潔に保たれている。
(・∀・)イイ!!
チャイナエアラインはパンデミック前によく利用していたが、今回搭乗してみて何か違和感があった。
座席に着席してから気づいたのだが、予め座席に用意されていたクッションやブランケットが見当たらない。
筆者の座席だけでなく全ての座席で用意されていないようだった。
LCCなら理解できるがFSCなら利用するしないに関わらず用意しておいてほしいところ。
座席
今回の座席はエコノミークラス前方区画の窓側25K。
隣の席は台湾の方が着席されていた。
前の座席とのシートピッチは握り拳1個半ほど。
足を組むのは難しいが、LCCの座席と比べると余裕が感じられる。
ヘッドレストは可動式で高さの調整が可能。
また、左右は折り曲げることができるため、頭を包み込むような使い方もできる。
これは機内で睡眠をとる際には便利でおすすめ。
機内設備
チャイナエアラインのエアバスA330-300は機内設備が更新されておらずかなり古い。
特に前期に導入された同機材は写真のとおり何世代も前のモニターが現役で利用されている。
タッチパネル式ではあるもののモニターサイズは6〜7インチほどで解像度がかなり低い。
明るさをMAXにしても、角度を変えても、、やはり見づらい。
せっかくの最新作映画も昭和のブラウン管テレビで視聴している気分だ。
ちなみに、同じエアバスA330-300でも後期に導入された機材は座席のカラーリングやモニターが変更されている。
モニターの右側には何かを立てておくようなポケットがある。
筆者はGoProを差し込んで利用したが、ポケットがヨレヨレなので全然安定しなかった。
モニターの左側は鏡になっている。
これはある意味貴重な設備だと思う。
座席に着席したままお化粧ができる便利な鏡だ。
先ほど紹介した昭和のブラウン管風モニターだが、映し出される内容は先日利用したエアバスA350とほぼ同じ。
【関連記事】「チャイナエアラインCI782便でホーチミンから台北へ」
最新機材と大きく異なるのがフライトマップ。
エアバスA350ではリアルな3D表示で楽しむことができるがエアバスA330は2D表示のみ。
ただ、フライトマップで必要な情報は表示されるので問題はない。
あるとすれば画面の見づらさだ。
こればかりは設備の問題なのでどうすることもできない。
、、(´・ω・`)
最新映画やジャパンヒットの音楽など、収録されている作品は満足できる。
映画については日本語吹き替えの作品もそこそこあるので安心だ。
(・∀・)イイ!!
モニター以外に昭和を感じる設備があった。
リモコンである。
タッチパネル式のモニターなのでリモコンを利用する必要はない。
が、座席には写真のようなリモコンが装備されている。
思わず声が出てしまった、、スーパーファミコンのボタンや。。
、、、(・ω・`)
そう言えば、映画や音楽以外にゲームも収録されていたっけ、、
ゲームをプレイするにはリモコンが必要になるということか。
リモコンを裏返すとさらに驚いた。
なつかしい携帯電話だ。
、、、(・ω・`)
ストレートタイプでモノクロ表示のみ。
もちろんアプリなんぞは入っていない。
今やスマホが当たり前の時代になんとレトロなデザインの携帯電話だろうか。
これはこれで最近の若い人からすればサプライズ的な設備なのかもしれない。
残念ながら充電設備は座席の下にある電源コンセントのみ。
USBポートは増備されていないので注意が必要だ。
機内食
離陸から30分後に機内食が提供された。
エコノミークラスでは2種類のメインから選ぶことができる。
この時は「チキンライス」か「ポークライス」の二択でポークを選んだ。
メインのポークライス以外に前菜の春雨、フルーツ、パン、スイーツといった組み合わせ。
フルーツとスイーツがしっかり用意されているのはポイントが高い。
( ´ ▽ ` )
メインの料理は味付けが美味しく量もちょうどいい。
筆者は温められたパンがお気に入り。
フルーツも甘くて期待通り。
チャイナエアラインの機内食は満足度が高いと思う。
機内食と同時にドリンクが提供される。
ビールやワイン、ソフトドリンクなど注文すればおかわりも可能だ。
また、食後にはホットコーヒーや紅茶のサービスもある。
機内からの眺め
座席の位置が羽の上だったことから写真のような眺めになった。
関西到着は夕暮れ前のため雲の上では綺麗な青空がずっと続いていた。
関西到着
ほぼ定刻通り到着したCI172便。
昨年は日本帰国前に「Visit Japan Web」への登録が必要だったが、2023年5月時点では全てが不要。
帰国時の手続きはパンデミック前に戻っている。
パスポートと税関申告のみ。
税関は有人対応から電子申告が導入されて便利になった。
関西空港に飛来する国際線もかなり増えた。
14時〜18時台に到着するフライトだけでも30便ほどに回復している。
相変わらず韓国のソウルが多いが中国の上海便も目立っている。
これからインバウンド客はますます加速していくはずだ。
4月13日から始まった今回の旅も関西空港到着をもって終了。
このまま次回の旅へ、、とはならず、肝心なパタヤ滞在編(後半)を次回から紹介していく。
まとめ
※ブログでは伝えきれない様子を動画で公開しています。
【Youtube】「プライオリティパス対応!ORIENTAL CLUB LOUNGEと台北から完成はチャイナエアラインCI172便で帰国」
台湾から関西まで利用したチャイナエアラインCI172便。
機材は古い設備のエアバスA330-300で期待外れ感は否めないが、機内食やサービス、フライト自体はとても快適だった。
いろいろツッコミどころの多い機内設備ではあったが、実は2026年から機材更新が発表されている。
おそらく今回利用したエアバスA330-300も更新の対象になるはずで、数年以内に退役が予想される。
肝心の更新機材はなんとボーイング787-9だ。
同じエアバスA330-300の最新機材A330-900になるかと思われたがボーイングになるとは驚いた。
ボーイング787-9はANAをはじめ多くの航空会社で導入されている現在の主力機材である。
2026年以降は関西や中部、成田など日本路線にも導入されると思うので期待したいところ。
ということで、昭和のブラウン管風モニターやスーパーファミコンのコントローラーの搭載機も残り数年限りかもしれない。
古いエアバスA330-300の機内設備が気になる方は是非早いうちに台湾旅行で利用してみてほしい。
次回はパタヤで滞在したホテルを紹介する。
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