2022年9月に訪れたベトナムのホーチミン。
フライトは早い段階で決めていたが、かなり悩んだのが宿泊先のホテル。
ホーチミンには多くのホテルがあり、同じような価格帯が集中しているため比較するのが難しい。
ホテル予約サイトagodaの画面と数日間にらめっこしながら、やっと決めたホテルが今回紹介する「NESTA HOTEL」。
散々悩んで決めたホテルだけに期待を上回ると思っていたが、、
実際は悪い意味で驚きの連続だった。
結果、本来はオススメのホテルを紹介する予定が、あまりオススメできないホテルを紹介することに。
空港からホテルへ
関西空港からベトジェットエアを利用して到着したホーチミンのタンソンニャット国際空港。
空港から市内までの移動はタクシーかバスの2択。
数年前、初めてホーチミンに訪れた際はエアポートタクシーを利用したが印象が最悪だった。
記憶では市内のホテルまで250000d(当時のレートで約1250円)。
全ての費用が含まれている、、とガムをクチャクチャ食べてやる気のない女性から説明を受けタクシーへ。
この時のタクシー会社はサイゴンタクシーだったと記憶。
で、走り出して数分後にはドライバーから空港利用料がいるから追加のお金を渡せと。
いやいや、カウンターで全て含まれていると説明を受けたと伝えると逆ギレしたような対応に。
「ガンナムスタイル」の音楽を爆音で流し、途中でジュースまで購入する始末。
もう完全にやる気がない状態で運転していたのを今でも思い出す。
ホーチミン、、当時は相当ヤバいとこだと思ってた。
なので、前回の教訓を受けて今回は格安の市内バスを利用。
真新しい青色の車両は清潔感が感じられる。
(・∀・)イイ!!
空港からホテル近くのバス停まで約30分。
料金は5000d(約30円)という激安価格。
( ´ ▽ ` )
乗車は後ろの扉から、料金は同乗しているおばさんが一人一人に目的地の確認をした上で徴収するシステム。
簡単な英語のやりとりで成立するのでベトナム語が分からなくても全く問題なし。
ベンタイン市場近くの大きなバス停で下車。
下車する時は何も言わずに降りればいいだけ。
スマホでマップを確認しながらホテルへ歩いて向かう。
すぐに大きな通りと交差点に出た。
有名なベンタイン市場だ。
今回の旅行では入ることがなかったが、何でも売っている広大な市場といった感じ。
ベトナムらしく交差点には信号がない。
バイクを中心に多くの車両が行き交う広い通りを信号なしに渡る、、これがベトナムだ。
コツはいちいちバイクや車を意識しすぎずに淡々と渡るのが正解。
NESTA HOTEL
ベンタイン市場の裏側に回って少し歩くと予約したホテルがあった。
マップ上では「Princess Saigon Central Hotel」と記載されていたのでホテル名を変えて営業しているのだろう。
ちなみに、今回宿泊する「NESTA HOTEL」はハノイはフーコックなどベトナムでいくつかホテル展開している。
公式HPで見る限りハノイのホテルはなかなか良さそうな印象。
ホーチミンのホテルは周辺ホテルと同様に細くて高い建物、、これが正直な感想。
チェックイン時間は14時から。
少し早く到着したため1時間ほどロビーで待つことに。
ロビーは清潔感があって広々としている。
これは客室も期待がもてる。
( ´ ▽ ` )
家具だけでなく見た目や雰囲気にもこだわりが感じられる。
場所
場所はベンタイン市場の裏手で多くのホテルが集中しているエリア。
・チェックイン 14:00
・チェックアウト 12:00
・階層 10階建
・客室数 56部屋
・建築年2019年(2020年改築)
※地図では旧ホテル名の「Princess Saigon Central Hotel」と表記されている。
NESTA HOTEL 公式HPはコチラ
下記画像をクリックしてホテル予約サイト「agoda」からも予約可能。
客室
今回agodaで予約した部屋は「プレミアムダブルルーム」。
朝食込みで一泊4,500円ほどだった。
ちなみに部屋のグレードは下から2番目で、一番下のグレードはデラックスルーム(窓なし)。
ホーチミンのホテルでは”窓なし”の部屋がとても多く存在する。
さすがに窓がない部屋は息苦しくなるので、バルコニー付きの部屋を選んだというわけだ。
毎回、予約時に高階層をリクエストするのだが、今回アサインされた部屋は10階建ての2階。。。
、、(´・ω・`)
まったくリクエストは通らなかったようだ。
客室の鍵はカードキー。
部屋の広さは24㎡で1人で宿泊するには十分。
中央に置かれたベッドには枕が4個とクッションが用意されている。
枕好きの私には有難い。
ベッドサイドにはランプと電源コンセントが設置。
ベッドの向かいには申し分程度の台と壁掛けテレビ。
まず、台の上に隙間なく並べられている備品類、、置き場所が他になかったのだろうか?
電話機、メモ、電気ケトル、コーヒーカップ、飲料水2本、インスタントコーヒー、テレビリモコン。
わざわざこの台に並べなくてもよい物まで並んでいる。
もっと気になったのが壁掛けテレビの横に挟まっているチューナー。
こんな配線と設置は初めてみた。
、、、(・ω・`)
少し工夫すれば綺麗に見えるのに、何故このようなスタイルになった??
ちなみに液晶テレビはシャープ製の32インチアクオス。
部屋の奥には作業台と鏡、椅子。
冷蔵庫、有料のスナック、カップ麺、スリッパ2足と体重計が置いてあった。
こっちの方がスペースが少し余裕があるので、電気ケトルやインスタントコーヒーはこっちの方が良いのでは???と思った。
が、実はこのスペースには電源コンセントが無いという欠点があった。
作業台があるのになんで??って感じ。
、、、(・ω・`)(・ω・`)
もっと謎だったのがセーフティーボックスの場所。
宿泊初日は無いものと諦めていた。
が、ベッドの奥に違和感のある幅を確認。
左側の扉を開くと2着ガウンとセーフティーボックスが隠れていた。
こんな場所に置いてあるとは説明を受けるまで分からないと思う。
そもそも客室まで自力で来たため、客室についての説明も一切なかった。
いろいろ驚かされること満載である。
ちなみに、ガウンにあったホテルのマーク、、日本航空(JAL)とそっくりだった。
バスルーム
バスルームは広め。
が、こちらもツッコミどころがあった。
トイレはハンドシャワー付きの標準仕様。
タオル類はバスタオル、ハンドタオル、フェイスタオルと全て揃ったいた。
洗面台は利用しやすく鏡も十分大きい。
バスルームに限っていえば少し高級感を感じられる印象。
(・∀・)イイ!!
残念ながらバスタブはなし。
レインシャワーと手持ちのシャワーのみ。
水圧、温度は合格点で申し分ない。
が、、このシャワーとトイレの境にカーテンや仕切りといったものが何もない。
なので、シャワーを誤ってトイレ方向に向けるとバスルーム全体が水浸しになってしまう。
せめてカーテンくらいは付けておいた方が良いのに。
アメニティーは歯ブラシ、櫛、綿棒、シャワーキャップ。
このあたりはタイのホテルよりもしっかり揃えている印象。
バス用品は石鹸、シャワージェル、シャンプー、ボディーローション。
ヘアドライヤーは備え付けタイプだった。
このあたりも特に気になる点はなし。
バルコニー
まだまだツッコミどころがあった。
バルコニー付きのプレミアムダブルルーム。
たとえ2階という低階層であってもバルコニー自体は期待をもっていた。
が、、ここも???だった。
写真を見るとお分かりいただけるだろう。
1人分の幅に椅子やテーブルは無し。
しかも、隣の建物との空間もほとんどなく圧迫感しかない。
このバルコニーで何をしろというのか?
、、(´・ω・`)
たしかにバルコニーがあること自体に間違いはない。
しかし、何も満たされないバルコニーなら無くてもよいのではないか?
さすがにタイでもこのレベルのバルコニーは見たことがない。
ホーチミンのホテルにはなかなかガッカリさせられる。
朝食会場
気を取り直して翌朝は朝食を楽しもう。
ホテルの朝食、、これは旅行の醍醐味でもある特別な時間だ。
有名ブランドホテルなら朝食だけで3千円や4千円もする。
それくらい朝食はホテルの魅力を左右するといっても過言ではない。
朝食会場はレセプションより更に下の地下にある。
このクラスのホテルにしては奥行きがあって雰囲気も悪くない。
(・∀・)ニヤニヤ
通り側のスペースには木目のテーブルと座り心地が良い椅子が並んでいる。
清潔感も感じられて料理も期待がもてる。
食事はビュッフェ形式で取り放題、食べ放題。
ホテルの食事はこうでないとね。
まずは定番のトーストとフランスパン。
フランスパンが置いてあるのはベトナムっぽくていいね。
奥にはヨーグルトやミニケーキ、ジャム類など。
ベトナムらしさが出ているのはコーヒーも。
手前右側にあるのは練乳。
濃いコーヒーに練乳を入れることでベトナムコーヒーになる。
コツは練乳を入れすぎないこと。
甘さ控えめで、とても美味しいコーヒーをいただくことができる。
ヾ(*´∀`*)ノ゛キャッキャ
こちらもベトナムを感じられる料理。
熱々のフォーが食べられるヌードルスタンド。
エッグスタンドも一緒になっていて、美味しい朝食がいただける。
と、ベトナムを協調した朝食を少し紹介したが、、
実は他にホットミール、ハム、サラダ、フルーツコーナーがある。
で、ツッコミどころを紹介していくと、、
ホットミールの料理が補充されないため品切れが多い。
具体的には4種類中2種類が品切れ、1種類は残り1個という悲惨な状況だった。
ホットミールが補充されないってどういうこと??
こんなのは初めてである。
フォーが美味しかっただけにホットミールの品切れがとても残念だった。
※スタッフは何度も料理の様子を見に行くが、特に補充する様子はなかった。
ループトッププール
最後までツッコミどころ満載の「NESTA HOTEL」。
10階の屋上にはルーフトッププールがある。
当然、撮影のために訪れてみたのだが、プールを目の前にして何かの間違いかと思った。
プールというよりお風呂といった方がいいくらいの広さだ。
、、、(・ω・`)(・ω・`)(・ω・`)
とても泳げるような広さはなく、
ただ、お水に浸かるだけというレベル。
申し訳程度に椅子2客とテーブルが置かれているが、2人で利用すれば満員ということになる。
このレベルのプールでも設置しておく必要があるのか疑問である。
まとめ
※ブログでは伝えきれない様子を動画で公開しています。
【Youtube動画】「ツッコミどころ満載のホテルと美味しいバインミー」
久しぶりのホーチミンでワクワクしながらホテルへ向かったのだが、予想を大きく上回る???に少し後悔することも。
動画では紹介しているが、電源コンセントの場所も謎すぎて違和感があった。
隠されたセーフティーボックス、テレビチューナーの位置、仕切りのないバスルーム、意味のないバルコニー、料理が補充されない朝食、檄狭の屋上プール、、
プレミアムダブルルームがこのレベルだとかなり厳しい。
料金は決して安いわけでなく、周辺のホテルと比較しても同じような価格帯ホテルは多い。
と考えると、あえてこのホテルを選ぶ理由というのが無いに等しいのが率直な感想である。
とはいえ、ベッドの寝心地やフリーWi-Fiの速度(ダウンロード59Mbps、アップロード80Mbps)は快適そのもの。
ホテルに何を求めるか?によってはNESTA HOTELをオススメ出来ない、、とは言い切れない部分もある。
いろいろとツッコミどころ満載ではあるが、2020年に改築したばかりで今後改善されるかもしれない。
スタッフの対応は特に悪い印象がなく、訪れた時も多くの方が宿泊していた。
私の個人的な感想はともかく、今後「NESTA HOTEL」の宿泊を検討されている方の参考になれば嬉しいです。
そして、少しでも旅行気分を味わっていただければ幸いです。
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