2025年4月から5月にかけて訪れたタイのパタヤ。滞在中に宿泊したホテルは10軒。
今回紹介するホテルは初めての利用となるが、予想以上に良かったのでパタヤ好きの読者様にはオススメしたい。
ちなみに、こちらのホテルは当初宿泊する予定はなかったのでイレギュラーで宿泊したホテル。
理由は前回のブログを確認いただくと分かるが、LKメトロの「Crystal Suites Pattaya」で2泊する予定が1泊で断念したことによる代替ホテル。
ということで、今回はオススメのホテルとあって写真盛りだくさんの内容となっている。
Sunshine Vista Hotel
今回紹介するホテルはパタヤSoi3沿いにある「Sunshine Vista Hotel」。
2002年に建築、客室は131室とパタヤでは中規模クラスのホテルになる。
外観は白色のシンプルな10階建てで、ピンク色のラインがアクセントになっている。
リゾートホテルという感じではないが、綺麗にメンテナンスされているのか老朽化は見られない。
ホテルの駐車場は地下に用意されている。車だけでなくバイクもこちらになると思われる。
外観だけでなくホテルの入口付近も綺麗に保たれている。
レセプションとロビー
12時過ぎに到着したホテルのロビー。省エネのためか照明はOFFの状態でやや暗い。
そして、カラフルな何かが天井から吊り下げられている。このあたりはローカル感が感じられて安っぽく見えてしまう。
ロビー自体はまずまずの広さ。ただ、椅子やソファ、テーブルは多くないので何となく殺風景な雰囲気。
レセプションの横にはスナックとドリンクの販売。
スナックやカップラーメンはそれほど高くないが、ビールやミネラルウォーターはホテル価格。
チェックインは15時となっているため、すぐに客室へ入ることはできないと案内された。
これは仕方ない。ランチタイムでもあるため、スーツケースを預けてお昼を食べに出かける。
と、カウンターに置かれている案内の中に「日本語の文字」が。ん??
「今。日本テレビ5チャンネルがあります」マジっすか!
アットマインド系以外のホテルで日本の民放が視聴できるのは初めてかも。ちょっと嬉しいサプライズ。
ちなみにデポジットは不要だった。
お昼を食べて戻ってきたが、まだ15時まで時間がある。
ロビーでボーッとするのもいいけどオープンエアーでちょっと暑い。
と、悩んでいるのを察知したスタッフが奥にある控室へ案内してくれた。こちらは空調が効いていて快適。
ソファ、テーブル、宿泊客が持ち込んだ本もある。もしかして日本人を優遇してくれてる?
場所
改めてホテルの場所を確認する。
ビーチロードとセカンドロードの間にあるSoi3沿い。
セカンドロードまでは徒歩1分ほど。セントラルマリーナまで徒歩3分とショッピングや飲食には便利だ。
また、パタヤビーチまでは5分弱とこちらも十分徒歩圏内。
バービアが密集しているSoi6までは徒歩で10分ほど。ふらふらの状態でもかろうじてホテルまで戻ることができるだろう。
・チェックイン 15:00
・チェックアウト 12:00
・2012年改築
エレベーターと廊下
エレベーターの隣にある控室でチェックインを待っていたところ、13時45分には客室のカードキーが渡された。客室までは自力で向かうスタイル。
エレベーターは2基。日本のホテルでは見かけないような派手な赤色のカラーリングが目立つ。
アサインされた客室は6階。エレベーター前と廊下の景色もシンプル。
このあたりのデザインやカラーリングはパタヤのスタンダードホテルといった感じ。
でも、全然老朽化が見られないので本当によくメンテナンスされているようだ。
客室
今回の客室は616号室。
予約した客室は「デラックスルーム」で一泊朝食付きで4,500円だった。
6階のフロアマップを確認すると17の客室があるみたい。
604号室が1番大きな客室で、601、607、612、614、619といったコーナーの客室も広め。
他の客室は全て同じサイズだが、実は1番下のカテゴリーの「スーペリア」と「デラックス」は同じ広さだとスタッフから教えてもらった。
「スーペリア」と「デラックス」の違いは食器と電子レンジの有無しかないとのこと。
それなら「スーペリア」でも全然問題なさそう。客室の広さはいずれも36㎡。
客室の奥から入口の方を撮影した写真がこちら。
入口からベッドまでは少し長めの通路になっていて、途中、バスルームとクローゼットが横に設置されている。
廊下と同様にこれまたシンプルなデザインとカラーリングで殺風景な印象。
客室の鍵はカードキー。キーポケットに挿し込んで通電する仕様。
ちなみにカードキーは1枚しか渡されていないので、外出時は通電ができなくなる。
クローゼットの中はセーフティーボックスと傘が2本。
ハンガーが数本あるので衣類の収納も可能。
奥へ進むと大きなダブルベッドがある広い空間。
こちらもシンプルなデザインだが、緑色の椅子やベッドの頭上にある間接照明で落ち着いた雰囲気。
カジュアルな感じはしないが、薄い木目の色が優しい印象を与えてくれる。入った瞬間、ここの客室は居心地が良さそうだと感じた。
ベッドの高さやマットレスのクッションは標準的。ソフト枕2とクッションが各2つ。
ベッドサイドにはランプとサイドデスク、電源コンセントも装備。
控えめなデザインとカラーリングが個人的には好印象。
客室の奥には椅子が2脚とコンパクトなテーブル。
ベッドの向かい側にスーツケース置き場、電子レンジ、液晶テレビ、ミニ冷蔵庫、化粧台兼作業台と鏡。
客室は広くないが、ベッドサイドを含めて全体的に少し余裕があるので窮屈な印象はなかった。
電子レンジはLG製。電気ケトルと電源コンセント、上にはグラスや食器類が用意されている。
中長期滞在する方には重宝しそうだ。
ミニ冷蔵庫の中には有料のドリンク。
Singha 90B、Chang 80B、Est Cola 25B、ミネラルウォーター 25Bなど。
ベッドの上から見た景色がこちら。
液晶テレビまで少し距離があるが、テレビサイズが40インチほどあるので視聴するには問題なさそう。
テレビの前に少し小物を置くことができ、右側の化粧台にはヘアドライヤーやティッシュペーパーが用意されている。
なお、化粧台には電源コンセントがないため、テレビの裏側にある電源コンセントを利用することになる。
日本の民放が視聴できるテレビは最近導入された新しいモデルのようだ。
メーカーは日本でも販売されているTCLでスマートテレビ。
各種アプリがインストールされているので「Netflix」「アマゾンPrime」、「Youtube」の視聴が可能。
アプリ以外の映画チャンネルも映りがとても良く、チャンネルの切り替えもサクサク動いて文句なし。
テレビだけで評価するなら過去に宿泊したパタヤのホテルでトップクラスだ。
気になる日本の民放は4局はNHKと合わせて800〜804chが該当する。
順番にNHK、日本テレビ、TBS、フジテレビ、朝日テレビ。
エアコンは埋込式でダイヤルによる温度調整。このあたりは古い設備を利用しているので仕方ないが、特にカビ臭さみたいなのは感じなかった。冷たい空気で効き目もまずまず。
天井の照明が少ないため夜間はやや暗く感じるかもしれない。ただ、ベッドの間接照明で雰囲気は悪くない。
あと、ベッドの頭上はクッションになっていないので頭を打たないように注意が必要だ。
バスルーム
続いてバスルームを見てみよう。
手前側に洗面の専用スペースで奥がバスルームと2つに別れている。
パタヤのスタンダードホテルではあまり見ないレイアウト。
洗面台には大きな鏡とやや小ぶりなシンク。グラス2つ、シャワージェルとシャンプーがこちらに置いてあった。
アメニティはシャワーキャップと綿棒のみでシンプル。
歯ブラシは持参する必要がある。あと石鹸かハンドソープはほしいところ。
奥へ進むと正面にハンドシャワー付きのトイレ。
上のバーにはバスタタオルとフェイスタオルが各2組。
右側はシャワーブースになっている。広くはないが、一人で利用するには問題ないサイズ。
シャワーは高さが固定されており角度調整は可能。水圧の強さやお湯の熱さは快適。
足元に段差があり、ガラス扉を閉めれば水が流れ出す心配もなし。
左側には日本人には嬉しいバスタブ付き。
広さはややコンパクトだが、こちらも清潔に保たれてとても印象が良かった。
バルコニー
バルコニーはまずまずの広さ。椅子が2脚とテーブル、灰皿が置いてある。
喫煙される方はバルコニーでどうぞ。
端っこには洗濯物を乾かすための折りたたみ式のバーが設置されている。
眺めはSoi3の通りと北側にあるブランドホテル。客室の位置を考えると海を眺めるのは難しい。
WiFi速度
客室のWiFi速度は動画視聴も問題なく、安定して利用可能だった。
朝食会場
今回は朝食付きということで、翌朝1階にある朝食会場を訪れてみた。
提供されている時間は朝6時30分から10時まで。
ロビーだけでなく朝食会場にもカラフルな何かが天井から吊り下げられている。コレ何??
朝食会場は広々として開放的な印象。フリッパーハウスと少し似たような感じ。
サラダバーには9種類の野菜とハム。キムチも用意されている。
ドレッシングは4種類で好みに合わせて選べる。
奥にはシリアルが数種類とヨーグルト、フルーツ(3種類)が置いてあった。
パンは四角いトースト、クロワッサン、デニッシュ、パウンドケーキなど。
デニッシュとクロワッサンがあるとテンションが上がる。
フレッシュジュースはオレンジとパイナップルの2種類。
フィルターコーヒーと紅茶、ミルクなど定番のラインナップ。
メインのホットミールはタイ料理と洋食を中心に10種類以上。
スープは2種類でマッシュルームスープと味噌汁。お粥やカリカリベーコン、あんまん、肉まん、焼売などバラエティ。料理の充実度もフリッパーハウスといい勝負かもしれない。
エッグステーションではポーチドエッグやパンケーキも調理可能。
目玉焼きとオムレツは予め作り置きされていた。
今回選んだ料理がこちら。
サラダ、ホットミール、パン、デニッシュ、スープ、フルーツサラダ。
ヌードルカウンターは設置されていないが、ホットミールが充実しているので大丈夫だと思う。
このクラスのホテルとしては十分合格点でしょう。
フィットネスジム
9階のフィットネスルームがこちら。
あまり広さがないため機器は多く設置されていないが、一通りの機器は揃っているような印象。
かなり閉鎖的な空間なので、眺めを楽しめる屋上に設置されていれば印象が変わったかもしれない。
ルーフトッププール
10階にはルーフトッププールが設置されている。大人向けと子ども向けの計2種類。
敷地の広さを考えるとプール自体はややコンパクトサイズ。
敷地全体に対してプールの広さは2割ほど。残りはリゾートを感じられる多くの植物とビーチチェアが並んでいる。
プールサイドとは全く関係ないところにもビーチチェアが置いてある。こちらは日光浴向けということかな。
子ども向けの水深が浅いプール。
プールの周りが緑に囲まれてなかなかイイ感じ。
大人向けのプールがこちら。子供向けと比べると長方形サイズで泳ぐことが可能だ。
周辺の緑とプール底の青色のコントラストが綺麗に映る。残念ながらこの日は曇りで綺麗な青空は顔を出してくれなかった。
プールサイドにはバーが設けられている。
日中早い時間だったのでスタッフも利用者もいなかった。
なお、バーカウンターの上にはプール用のタオルが用意されている。当然、シャワー設備やトイレも完備。
まとめ
動画でも公開しています。
当初の計画になく急遽予約して宿泊した「Sunshine Vista」。
事前に調べることもなく場所と価格だけで選んだギャンプル的な感じではあったが、実際に宿泊してみた感想は大正解だった。
何よりも日本人と嬉しいポイントが2つある。
一つはバスルームにバスタブが装備されていること。今回は「デラックスルーム」に宿泊したが下位カテゴリーの「スーペリアルーム」でもバスタブは装備されているとのこと。
そしてもう一つの嬉しいポイントが日本の民放をリアルタイムで視聴できること。
パタヤ滞在中も日本のニュースや出来事はネットで確認できるが、日本の番組を視聴できるだけで曜日感覚を戻すことができる。
他に客室の広さや設備、居心地良さなどはどれも満足度が高く快適。また、朝食の内容もフリッパーハウスと似たようなレベルで朝から美味しい料理が味わえる。
今回はローシーズンで4千円台半ばというリーズナブルな価格だったが、筆者が宿泊した以降はずっと6千円以上の高値が続いている。
うーん、、価格の上下はタイミングもあるので難しいところだが、また4,5千円台の価格で提供されていたら是非また泊まってみたいホテル。
コメント