【台湾】桃園国際空港のターミナルで18時間のトランジット滞在

深夜の桃園国際空港 空港

 

いつものように関西空港からタイのバンコクへ向かう。

今回往路で利用したフライトは台湾の航空会社「チャイナエアライン」。

途中、台湾で長時間の乗り継ぎとなるため空港内で一夜を明かすことになる。

パンデミック前であればフライト数が多かったこともあり2時間ほどの乗り継ぎ時間で済んでいた。

が、2023年8月時点ではフライト数が回復していないため中途半端な乗り継ぎを選択。

一番早くバンコクに着くフライトは深夜2時台とかもあるにはあるが、、

ただ、深夜2時台にバンコクに着いても移動手段が不便なので朝まで空港に留まることになる。

ということで、今回はあえて台湾での長時間トランジットを選択した。

問題は翌朝出発するまでの寝床である。

 

深夜の桃園国際空港

 

今回のスケジュールは経由地の台湾に15時10分に到着。

台湾からバンコクまでは翌朝9時25分の出発となる。

乗り継ぎ時間は約18時間だ。

台湾でこれだけの時間を空港で過ごすのは初めて。

過去、台風で日本へ帰国するフライトが遅延したことはあるが、その時よりも時間が長い。

夕食をラウンジを済ませた後、深夜のターミナルで寝床を探して歩いた。

時刻は23時26分。

人の姿がほとんどない。

 

深夜の桃園国際空港

 

ターミナル内の様子

 

大きな液晶画面は電源OFFで真っ暗に。

利用者が少なく人の流れが無い状態では当然のことか。。

 

深夜の桃園国際空港

 

一部の出発ゲート手前には観光名所をイメージした待合場所が設けられている。

床の色やパネル、座席のカラーリングやデザインなどなかなかこだわりが感じられる。

この場面だけ見ると関西空港の出発ゲートはシンプルすぎかも。

もう少し大阪らしいデザインを取り入れても良さそうな気がするが、、

大阪らしさ、、なんかゴチャゴチャしそうだからやっぱり無い方がいいか。

 

桃園国際空港

 

他の待合場所では長いソファ席を利用して寝床にしている方がチラホラ。

誰もいない場所より、複数人いる方がかえって安心かもしれない。

ただ、照明が明るいので寝づらい気もする。

 

深夜の桃園国際空港

 

他に円形のソファもあったりして居心地は良さそう。

雰囲気は悪くはないが、寝床として利用するにはちょっと微妙。

体を丸くした体制で寝ないといけない。

、、、(・ω・`)

寝返り不可ってことか。

他に良さそうな寝床がないかもう少し探してみよう。

 

深夜の桃園国際空港

 

フライト情報

 

途中、フライト情報が目に止まった。

桃園国際空港は24時間利用可能な空港だ。

深夜2時15分にピーチ航空の関西空港行き。

これはなかなかハードな出発時間だ。

他に東京(成田)、名古屋行きが続く、、

 

桃園国際空港のフライト情報

 

さらに先のスケジュールを見てみると、、

早朝4時10分にLCCのタイガーエアー関西空港行きが。

この時間の出発だと寝る時間もないまま搭乗することになる。

機内で短時間の仮眠をして早朝に到着する体調を崩しやすいパターン。

なかなか勇気のいるフライトスケジュールだ。

 

桃園国際空港のフライト情報

 

もう少し先の時間を見てみると6時台に福岡、札幌、函館、関西、東京、小松、関西、、

早朝は日本行きのフライトが盛りだくさん。

ほとんどがLCCのタイガーエアーでFSCのエバー航空も。

函館や小松行きのフライトがあることに少し驚いた。

日本は大都市だけでなく各地方にも需要が多いことがわかる。

 

桃園国際空港のフライト情報

 

ターミナル内で就寝

 

もう少しで日が変わる桃園国際空港。

多くのお店はシャッターを下ろして人の姿も見当たらない。

 

深夜の桃園国際空港

 

今日の寝床はホテルではなく空港内のどこか。

空港内で夜を明かすのはマレーシアの空港以来。

以前、クアラルンプールの空港で23時間のトランジットを過ごしたのが記憶に新しい。

【関連記事】「クアラルンプール国際空港で23時間20分の乗り継ぎ」

ひたすら寝床を探して歩いていると、ターミナルの突き当たりに良さそう場所を発見。

多分、出発ゲートDの突き当たり。

 

深夜の桃園国際空港

 

通路側からは木やオブジェで隠れて奥側が見えにくい。

ちょうど死角となる場所に程よい長さのソファ席があった。

おぉ、これはいい。

幸い、周辺には誰もおらず筆者一人だけ。

他の人に気を使うこともなく心地よく睡眠がとれそうだ。

(・∀・)イイ!!

 

深夜の桃園国際空港

 

ということで、本日の寝床はコチラに決定。

足を伸ばして寝ることが可能で快適。

が、実際に横になっていると一つだけ問題があった、、

寒い、、ちょうど空調の風が座席に向かって吹いているような感じ。

薄手のパーカーを羽織ってはいたが、それでも少し寒い。

そうだ、マレーシアの空港でも寒くて眠れなかったのを思い出した。

空港で一夜を過ごす時は厚手の羽織るものが必須だ。

 

桃園国際空港の寝床

 

早朝の桃園国際空港

 

寒さに耐えながら4時間ほど浅い睡眠をとることができた。

起きた時間は早朝の5時過ぎ。

ターミナル内ではほとんどのお店が閉まったまま。

ただ、朝6時台のフライトが多いことから利用客は少しづつ増えてきた。

 

早朝の桃園国際空港

 

スターバックスなどのカフェは早朝から営業開始。

早朝のカフェは大変魅力的だが、筆者は熱々のシャワーが恋しい。

朝5時30分から営業しているラウンジへ向かう。

 

桃園国際空港のスターバックス

 

ラウンジで朝食とシャワー

 

昨晩利用したチャイナエアラインのラウンジに戻ってきた。

筆者はビジネスクラス且つゴールド会員なので利用可能。

驚いたのが、隣にある「プラザプレミアムラウンジ」。

朝7時から利用可能となるが、朝5時40分の時点で数十人もの長い行列が出来ていた。

桃園国際空港は朝からラウンジの争奪戦が繰り広げられているようだ。

、、、(・ω・`)

 

ラウンジの営業時間

 

一方、チャイナエアラインのラウンジは利用者が少ない。

ラウンジに入ったのは朝5時40分頃。

まだまだ利用客は少ないが既にシャワーの予約が数名入っていた。

やむなく順番が回ってくるまで少し座って待機する。

 

チャイナエアラインのラウンジ

 

30分ほど待ってシャワールームへ。

一番奥からシャワーブース、トイレ、洗面台、物置という配置。

広々として快適だ。

(・∀・)イイ!!

 

ラウンジのシャワールーム

 

シャワーブースにはボディソープとシャンプーが2in1となったバス用品。

洗面台の横にはヘアドライヤー、ティッシュペーパー、バスタオル、バスマットが用意されている。

 

シャワールームの設備

 

バスタオルの下に隠れていたアメニティはシャワーキャップと綿棒など。

歯ブラシは見当たらなかった。

 

シャワールームのアメニティ

 

温かいシャワーを浴びて一気に目が覚めた。

と同時に食欲が湧いてきた。

昨日、散々食べた料理の記憶もシャワーと一緒に忘れ去ってしまった。

さぁ、リセットだ。

まずは肉肉しいベーコンの山。

うーん、、カロリーが凄そうだ。

 

ラウンジのベーコン料理

 

隣にはこちらもカロリー高めのパスタがどっさり。

ちょっと胃がもたれそうなビジュアル。

 

ラウンジのパスタ料理

 

結局、選んだ料理はコチラ。

ベーコン、ソーセージ、ポテト、温野菜、クロワッサンとチョコデニッシュ。

カフェラテとアップルジュース。

これくらいの内容がちょうどいい。

朝からガッツリ食べるとこの後のフライトに影響する恐れがある。

機内食は美味しくいただきたいもの。

少しお腹の中をセーブして朝9時台のフライトに備える。

( ´ ▽ ` )

 

ラウンジの朝食

 

食後、まだ時間に余裕があったためパックジュースを。

アールグレイのミルクティーだ。

程よい甘さと紅茶の風味がなかなかいける。

 

アールグレイミルクティー

 

バンコク行きのボーディングタイムは8時45分。

15分前には出発ゲートのA5に到着。

バンコクまでのフライトも引き続きチャイナエアラインのビジネスクラス。

4ヶ月ぶりのタイへ少しづつ気持ちが高揚してきた。

 

桃園国際空港A5出発ゲート

 

まとめ

 

※ブログでは伝えきれない様子を動画で公開しています。

【Youtube】「台湾の桃園国際空港で18時間のトランジット!」

関西から桃園国際空港まではビジネスクラスで快適に移動。

気持ちよく降り立った桃園国際空港だが、残念ながら深夜のラウンジ利用は不可。

出発が翌朝のため空港内で寝床を探すことに。

これは事前に分かっていたことなので驚きはなかったが、、

むしろ、空港で一夜を明かすことに少しワクワクした気持ちもあった。

深夜の空港は何か特別な雰囲気を感じる。

トムハンクス主演の映画「ターミナル」を観た時の気持ちに近いかも。

普段味わうことがない非日常の景色というか空気感がとても興味深い。

広いターミナルの端でそっと睡眠をとる。

周りには誰もおらず、知人もいない。

少し孤独を感じながら、旅の途中であることの嬉しさが込み上げてくる。

豪華なホテルでなくても空調が効いたターミナルで十分快適。

近くにはトイレや洗面台もあり不自由はない。

直行便では味わうことができない経由便ならではの特別な体験。

オススメはできないが、、空港が好きな方にはたまらないかもしれない。

ちなみに筆者は空港が好きだ。

次回はバンコクまでチャイナエアラインA350のビジネスクラスを紹介する。

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