今回からベトナムのリゾート地ダナンへの旅を紹介していく。
利用した航空会社は往路がベトナム航空、復路はマカオ虚空。
ダナンで滞在したホテルは4箇所。また、ダナンの他に世界遺産の街ホイアンも訪れたので後々紹介しようと思う。
ちなみに、リアルタイムではタイのパタヤに滞在している。
既に2ヶ月以上が経過しているので、記憶を辿りながら少しづつ公開していく。
ベトナム航空 VN327便
ダナンを訪れた2025年2月時点では関西からダナンへの直行便はなし。
ホーチミンかハノイを経由するルートとなる。今回選んだのはホーチミン経由。
ということで、まずは関西空港から経由地となるホーチミンまでのフライトを紹介する。
なお、2025年7月3日より直行便が再開されるので、滞在時間を優先される方はベトナム航空のサイトよりチェックしてみてほしい。
関西空港
今回ダナンまでのフライトスケジュールは、朝出発して夕方には現地に到着という流れ。
VN327便:関西空港10時発、ホーチミン13時45分到着(フライト時間5時間45分)
乗り継ぎ時間:1時間45分
VN134便:ホーチミン15時30分発、ダナン16時50分到着(フライト時間1時間20分)
出発の日、関西空港に到着した時間は朝8時前。
インバウンド客と見られる外国人がいっぱい。
ターミナルに入ると大きな「MYAKU-MYAKU」の文字。
いよいよ関西万博が開幕する。
チェックイン
ベトナム航空のチェックインカウンターはG
片側全てのカウンターがベトナム航空で使用されている。
通常の航空会社だと半分くらいのカウンターで対応しているが、ベトナム航空ではホーチミン行きとハノイ行きが同時刻のため、カウンターの数が多く必要となる。
入口ではホーチミン行きとハノイ行きに分かれている。
また、オンラインチェックインが済んでいる方は専用のカウンターで対応になるみたい。多分、オンラインチェックインの方が早いと思う。
筆者は2025年4月末までスカイチームエリートを保有しているため、優先カウンターでチェックインする。
待ち時間は数分程度でサクッと完了。
関西からホーチミンまでと、ホーチミンからダナンまでの搭乗券が発券される。
通常、経由便の場合はスルーバゲージが多い。これはスーツケースなど預けた荷物を経由地で受け取る必要がなく、そのまま最終目的地まで運んでくれるというもの。
しかし、今回は経由地のホーチミンで一旦預け荷物を受け取る必要があると説明を受けた。
おそらくタイやマレーシアなど国際線への乗り継ぎ時は不要だが、国内線に乗り継ぐ際には必要になるそうだ。
うっかり預け荷物のピックアップを忘れると経由地のホーチミンで荷物が迷子になってしまう。
ベトナム航空の国際線→国内線を乗り継ぐ際は注意が必要だ。
搭乗券を受け取った後は何もすることがないので出発口へ向かう。
中央に集約された自動ゲート待ち時間無しで快適そのもの。
長蛇の列ができていたパンデミック明けの混雑が嘘のようにスムーズだ。
保安検査とパスポートコントロールは10分ほどで通過。
日本人だけでなく外国人にも対応している顔認証の出国手続き。
海外の方は慣れていない方が多いのか、一緒の列に並ぶと以外と時間がかかってしまう。
パスポートを正しく置いていないためエラーが出たり、一人づつの対応にも関わらず複数人でまとめてエリアに入るなど、係員が何度も説明を繰り返す場面をよく見かける。
免税店エリアは相変わらず香水の香りがキツイ。まぁ、これが海外へ向かう前の瞬間なので悪い気はしないけど。
搭乗
ベトナム航空VN327便の搭乗ゲートは33番。横に長いゲートエリアを一番端っこ。
免税店を抜けた先から8分。といってもシャトルと徒歩を組み合わせた時間。
出発時間ではなく搭乗時間の5分前にはゲートに到着するようにしましょう。
関西空港国際線ゲートの端っこは分かりにくい。
32番はまだ滑走路沿いだが、33番は微妙にズレている。同じく34番も中途半端な位置にある。
そのため、33番と34番は搭乗前のターミナルから駐機している飛行機を眺めることができない。
筆者が利用するベトナム航空の機材もボーディングブリッジを渡るまでは確認できなかった。
そのかわり、32番ゲートに駐機していたハノイ行きのベトナム航空を撮影。
ターコイズブルーのカラーリングが素敵。
こちらの機材はエアバスA350-900。同じワイドボディ機だが、ホーチミン行きはボーイング787-10。
ずっと固定の機材ではなく、どちらかの機材で運行されている。
ベトナム航空VN327便は9時15分に搭乗開始予定。
ANAとのコードシェア便なのでマイル加算することも可能なはず。
搭乗時刻が近づくとゲート前には長い行列。特に若い日本人ビジネスマンの姿が目立つ。
小さな子連れやビジネスクラス、上級会員の後にスカイプライオリティの優先搭乗。
その後、エコノミークラスの搭乗開始。
座席と設備
定刻通り9時15分に搭乗開始。
エコノミークラスのアブレストは3-3-3の横9席仕様。これは大手航空会社では一般的なアブレスト。
機体のカラーリングと同じターコイズブルーのモケットが素敵。
全席にパーソナルモニター装備。
ボーイング787は窓が特徴的で電子シェードになっている。いわゆる日除けが存在しないので大型でスッキリしたデザイン。
座席には予めクッション、ブランケット、ヘッドホンが用意されている。
ただし、ヘッドホンにはイヤーカバーがない状態のため、配布されるまで待つ必要がある。
後方座席のみ2-3-2のアブレスト。トイレの近くなのでオススメはできないが、2人で利用される方には人気があるため、先に予約で埋まっているケースが多い。
座席には可動式のヘッドレストが装備。
まだ導入されて比較的新しい機材のため、座席の状態はかなり良かった。
ということで、改めて今回のVM327便はボーイング787-10。
787シリーズの中でも最も座席数が多い胴長タイプ。
ビジネクラス24席、エコノミークラス343席の合計367席。
座席のシートピッチは81cmで国際線の標準サイズ。筆者の握り拳で2個分ほどと余裕。
頑張れば足を組むこともできそう。
シートポケットにはセーフティガイドと機内誌が2種類。
搭乗が完了するとベトナム航空オリジナルのウエットペッパーが配布される。
これ、爽やかな香りがついているので好き。
先ほどお伝えしたヘッドホン用のイヤーカバー。
こちらも離陸前には配布されるので、ヘッドホンを使用される際には装着しましょう。
パーソナルモニターは10インチサイズほどでタッチパネル式。日本語にも対応。
映画はハリウッド作品が多数収録されている。もちろん日本語対応の作品も複数あるのでご安心を。
他にゲームや音楽、子ども向けのコンテンツが収録されている。
また、モニターの下にはタイプAのUSBポートが装備。スマホの充電にどうぞ。
フライトマップは高精細の3D仕様。
真上や斜め、コックピットからの景色などいろいろな視点で楽しめる。
座席の下にはユニバーサルコンセント。
こちらはPC作業にどうぞ。
機内サービス
離陸から30分後に機内サービス開始。
まずはナッツとドリンクサービス。コーラ、スプライト、オレンジジュース、ビールなど。
離陸から1時間30分後のお昼12時に機内食の提供。
ベトナム航空ではメインの食事を写真で分かるようにしている。
この日の食事は下記2種類から選択可能。
和食が「あんかけハンバーグ」、アジアンスタイルは「唐揚げのスイートサワーソースと焼きそば」。
残念ながら後方座席は和食しか残っていない状態に。
2種類から選択したい場合はなるべく前方の座席を指定しましょう。
こちらが和食の機内食。メインの他に和そば、前菜、ロールパン、バター、マロンあんパイ。
メインのハンバーグは優しい味付けだが、ご飯がススム美味しさ。とても美味しくて正解。
前菜はサラダにカニカマ、唐揚げだったと記憶。あと、マロンあんパイが美味しかった。
ベトナム航空の機内食は相変わらず満足度が高い。
ドリンクサービスではオレンジジュースと白ワインを注文。
しかし、白ワインが切れてしまったため、スパークリングワインに。
紙コップではあるが、たっぷりと淹れてくれたので有り難い。
ベトナム航空ではエコノミークラスでもスパークリングワインが提供されている。
機内食のカトラリーは環境を意識した木製タイプ。
美味しい機内食の後は温かいお茶をいただいて終了。
コーヒーもいいけど、温かいお茶がほっとする。
その後、機内は消灯されリラックスモードに。以降もドリンクサービスが頻繁に行われていた。
トイレ
こちらは後方にあるトイレの様子。こまめな掃除により清潔に保たれていた。
特に不快に感じる点はなし。
歯ブラシや剃刀などアメニティが充実している。
実際、どれくらい利用者がいるか分からないが、置いてあるだけでサービスの良さを感じることができる。
機内からの眺め
飛行中は電子シェードにより窓の景色が青くなる。
5段階に明るさ調整が可能で、写真は4番目の暗さ。
明るさを落としても外の景色を眺めることが可能だ。
こちらは一つ暗くした窓からの眺め。まだ少し青みがかかってるけど、景色が綺麗に見える。
ボーイング787の特徴は羽の翼端が最後まで伸びていること。
大きな揺れもなく順調に飛行するベトナム航空VN327便。
ホーチミン到着前に雲が多く、多少目立った揺れがあったくらい。
着陸30分ほど前にヘッドホンが回収される。最後まで利用できないのでご注意を。
また、電子シェードは自動的に明るくなるので特に操作する必要はなし。
ホーチミン到着
経由地のホーチミンには予定より10分早く15時35分に到着。
そして、安定の沖止め。過去、ベトナム航空を利用した場合のホーチミン沖止め率は100%。
そもそもゲート数が少ないのか、はたまたキャパオーバーなのか、ボーディングブリッジはベトナム航空以外の利用が多い印象。
それでも、間近で大きな飛行機が見えるのはファンとして嬉しい限り。
ドリームライナーの文字が素敵。
この後、バスに揺られてターミナル内へ。
飛行機が到着してから約30分、、乗り継ぎ時間に余裕がなくなってきた。
急ぎ足で入国審査へ向かう。
まとめ
※動画でも紹介しています。
久しぶりに利用したベトナム航空。
関西からホーチミンまで5時間30分ほどのフライトは以外と長く感じる。
それでも充実した機内エンターテイメントと美味しい機内食、丁寧な対応のCAさんで快適なフライトだった。
最近はエアバスA350-900に乗ることが多かったが、ボーイング787の電子シェードはかなり魅力的。
日の光を遮りながら外の景色が楽しめるのは素晴らしいアイデア。
今回は最終目的地がダナン。経由地であるホーチミンで少しのんびりできると思っていたが、全然そんなことはなかった。
次回は余裕のない乗り継ぎとダナンまでのフライトを紹介する。
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