ベトナムのダナン、ホーチミンの滞在を終えて次の目的地に向かう。
そのまま日本へ帰国するなら直行便のベトナム航空かベトジェットエアが便利。
だが、今回は台湾を経由する。
理由は2020年1月以来となるチャイナエアラインに乗るため。
パンデミック中は当然のように全便欠航となっていたが、2023年に入ってからは徐々にフライトが回復。
筆者の記憶ではパンデミック前は関西ー台北間だけで一日4便運行していたはず。
2023年5月時点では一日3便まで回復している。
台湾の入国も規制が無くなりパンデミック前の状態に戻った。
ホーチミンから関西までのフライトは台湾で一泊する便を選択。
急いで日本へ帰国する理由も無いことから少しでも長く旅を続けることにした。
では、久しぶりに利用したチャイナエアラインの様子を紹介していく。
チャイナエアラインCI782便
今回利用するフライトはチャイナエアラインのCI782便。
運行区間はベトナムのホーチミンから台湾の桃園まで。
出発時間は10時50分、台湾到着は15時20分。
フライト時間は3時間30分。
※ベトナムと台湾の間には1時間の時差がある。
機材は大型機のエアバスA350-900。
今回のチケット代金はホーチミンー関西まで片道約43,800円だった。
【公式HP】「チャイナエアライン エアバスA350-900」
搭乗ゲート
この日の搭乗ゲートは27番。
同じゲートからの出発するフライトはベトジェットエア、ベトナム航空や全日空など。
行き先はシンガポール、バンコク、シド二ー、東京(羽田)。
搭乗時間は35分前の10時25分。
15分前には搭乗ゲートに到着。
ゲート付近にもお土産屋さんがあるのはちょっと新鮮な感じ。
搭乗直前まで購入することができるのは良さそう。
特に遅延もなく定刻通りの案内。
筆者はゴールド会員のため右側のスカイプライオリティから優先搭乗する。
機内と座席
予定より5分早く10時20分には搭乗開始となった。
利用するクラスはエコノミー。
座席配列は3-3-3の横9席仕様。
同機材の国際線では標準的なアブレスト。
シートモケットのカラーリングはグレーがメインで一部がピンク色となっている。
※光の影響で少し青っぽく見えているが実際はグレー。
カーペットは深い青色。
区画の境目には木目のデザインが施されて上品な感じがする。
(・∀・)イイ!!
指定した座席は窓側で羽の真上となる43K。
座席には可動式のヘッドレストが装備。
各座席には解像度の高い11.1インチのパーソナルモニターが装備されている。
もちろんタッチパネル式で解像度も高め。
座席のシートピッチは握り拳2個分ほどと広め。
シートポケットに筆者のカメラや小物を詰め込んだので少し狭く見えるかもしれない。
フットレストは装備されていない。
機内設備
先程紹介したパーソナルモニターの左下にはイヤホンジャックとUSBポートが装備されている。
ケーブルを用意しておけばスマホの充電が可能だ。
モニターの言語には日本語も含まれているので安心。
テーブルは折りたたみ式。
機内食の時は全開、ドリンクだけの時は半分に折りたたんでおけば圧迫感がなくてイイ。
座席と座席の間に電源コンセント。
PCのACアダプターはコチラを利用することになる。
イヤホンはかなり安っぽい感じ。
ブランケットは座席に用意されていた。
クッションは用意されていないが、CAさんに言えば持ってきてもらえるはず。
機内エンターテインメント
新しい機材だけあって機内エンターテインメントも充実している。
映画や音楽、ゲームやキッズなど子供から大人まで楽しめる要素が詰まっている。
映画は数十本が収録されていた。
全ての作品が日本語吹き替えではないが、メジャーな作品は対応しているものが多かった。
音楽のカテゴリーでは世界で人気のあるアーティストを中心に収録曲は豊富。
ジャパンヒットではTWICEやLisa、日向坂46などのアルバムが収録されていた。
ゲームも10本ほど収録されていた。
面白そうなパズルゲームやリアルなゴルフゲームなど。
飛行機好きの方が気になるフライトマップ。
今回のフライトはダナン方面へ北上し、南シナ海に抜けて台湾へ向かう飛行ルート。
マップ上の文字が大きくとても見やすい
フライトマップは2Dだけでなく3Dでの表示も可能。
飛行機の位置を上空からだけでなく斜めなど自由に変更することができる。
桃園国際空港到着前の3Dフライトマップがこちら。
飛行機のサイズが明らかに大きすぎるが、これくらいインパクトのある方が分かりやすい。
しかも、機材はリアルなエアバスA350-900だ。
このフライトマップを眺めながら、時々窓から上空の様子を眺めるのがたまらない。
機内食
チャイナエアラインはフルサービスキャリア(FSC)なので機内食が提供される。
CI782便では離陸から約30分後に提供された。
エコノミークラスは2種類から選択が可能。
この日はチキンライスかフィッシュライスの2択でチキンライスを選んだ。
メインはチキンカレーでとても美味しくいただいた。
前菜はソムタム?と上にグリルチキン、、
温かいロールパン、フルーツ、スイーツはタピオカの入ったミルクムースらしきもの。
ドリンクはコーラーを選択。
3時間30分のフライトでもこれだけのボリュームがあるのは有り難い。
パンデミック前とほぼ変わらない内容である。
(・∀・)イイ!!
この白いスイーツ、見た目は全然美味しそうに見えないのだが以外と美味しかった。
タピオカ自体はほとんど味はないのだが、ミルクムースの甘さと優しい味がとても良かった。
( ´ ▽ ` )
眺め
機内からの眺めがこちら。
羽の真上なのでエアバスA350特有のイケてるウイングレットがよく見える。
飛行中の真下は雲が多いものの、雲の上は綺麗な青空が広がっていた。
飛行中は大きな揺れもなく快適なフライト時間を過ごすことができた。
桃園国際空港
目的地の桃園国際空港には14時51分に到着。
この日は予定より30分も早着。
到着ゲートの隣には最新のナローボディ機エアバスA321neoが駐機中。
飛行機を降りていつもは乗り継ぎ=Transferへ向かうが、今回は台北市内で一泊するため反対側のArrivalへ。
台湾へ入国するのは何年ぶりだろうか、、
スマホに保存してある写真を調べても見当たらなかった。
イミグレーションへ足を進める途中、到着便の情報に目が止まった。
15時前後は関西からの到着便がとても多い。
14時55分チャイナエアライン、15時スターラックス航空、15時13分エバー航空。
わずか18分の間に関西から3便が集中している。
そりゃ聞き慣れた日本語が多いわけだわ。。。
イミグレーションで並んだ時間は約30分。
16時前には無事台湾に入国完了。
日本人はビザ無しでも台湾に90日以内の滞在が可能だ。
ちなみにタイでは30日、ベトナムでは15日以内の滞在が可能。
これからMRT空港線に乗って台北市内へ向かう。
まとめ
※ブログでは伝えきれない様子を動画で公開しています。
【Youtube】「エアバスA350で快適なチャイナエアラインCI782でホーチミンから台北へ」
パンデミック以来の利用となったチャイナエアライン。
過去、何度も台湾経由でバンコク行きを利用していたがパンデミックの影響で利用が遠ざかっていた。
今回ホーチミンからの利用ではあったが、相変わらず機内食はボリュームがあって美味しい。
また、エアバスのA350-900はエコノミークラスでも十分満足できるフライトであった。
落ち着いた色のシートモケットとセンスを感じる機内のデザイン、余裕のあるシートピッチなど、、
さすがフルサービスキャリアだ。LCCでは味わえない快適さを得ることができた。
2023年7月現在、関西ー台湾の路線ではエアバスA330-300とボーイング777-300ERが基本となっている。
残念ながら関西にはエアバスA350-900は投入されていないが、成田ー台湾の路線では投入される日もあるようだ。
同じ料金を払うならなるべく快適な機材に乗りたいと思うもの。
チャイナエアラインでは老朽化が進んでいるエアバスA330-300の更新がついに発表された。
なんと、エアバスではなくボーイング787-9の発注を確定したそうだ。
2026年から受領となるため少し先にはなるが、チャイナエアラインの新機材が改めて注目されることになる。
次回は空港から台北市内までの移動と宿泊したホテルを紹介する。
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