2025年1月から2月上旬まで滞在したタイのパタヤ。
約一ヶ月の滞在を終えて日本へ帰国する。
途中、気温の寒暖差から体調を崩すこともあったが、充実したパタヤ滞在であった。
ということで、今回タイから日本へ帰国のフライトをご紹介する。
香港航空HX780便
一人で海外旅行するときに毎回悩むのが利用する航空会社。
団体旅行やツアーでは同じ航空会社での往復利用が一般的だが、筆者の場合は飛行機もホテルも別で購入するため、自由に組み合わせることができる。
なるべく価格を抑えたい場合、最近では中国系の航空会社がLCCよりも安い価格で提供している。
ただ、中国経由はちょっと苦手、もしくは不安たっぷり、できれば中国以外がいいかな、、とお考えの方、
そんな方におすすめなのが今回紹介する「香港航空」。会社名のとおり、香港の航空会社だ。
香港といえば「キャセイパシフィック航空」が有名だが、香港航空もフルサービスキャリアに含まれる。
今回は約2年ぶりにタイから日本への帰国便として利用したので、その時の様子を紹介する。
利用したフライトは香港航空HX780便。
深夜2時に出発して、早朝5時55分に香港到着というなかなかハードなスケジュール。
スワンナプーム空港
香港航空はスワンナプーム空港から出発する。
今回パタヤから空港までの移動は、街中にある配車スタンドで予約。
いつもはベルトラベルサービスのバスを利用するが、諸事情で荷物が多くなったため車移動を選んだ。
価格は1200バーツ(高速代込)。先に400バーツを手付金として支払い、残りの800バーツは空港到着時にドライバーに支払う。
22時にパタヤのホテルを出発して22時22分に空港到着。
車で移動したのは久しぶりだが、やっぱり楽だわ。
スワンナプーム空港の国際線では出発時間の3時間前に到着するのがベター。
ただ、筆者は一人で身軽ということもあり、出発の2時間30分くらいでも余裕だろうと考えていた。
24時間稼働しているスワンナプーム空港の出発フロアへ入る。
6番エントランスに香港航空の文字。
スワンナプーム空港は日中より夜の方が混んでいる印象が強い。
香港航空HX780便はチェックインカウンターRow L
遅延などなく定刻通り出発の予定。
横にあるK-Lの表示はセルフチェックインのカウンター場所。
香港航空もセルフチェックインに対応しているということが分かる。
ちなみに全日空やベトナム航空、Peach、エアジャパンも同じRow L。
チェックインと出国
カウンター到着と同時に驚いたのが、数十メートルに及ぶであろう長い行列。
最初は中国系航空会社のチェックイン待ちと思っていたが、なんと香港航空利用者の行列だった。
なんてこった。これならもう少し早くパタヤを出た方がよかったかも。
この時のカウンターは、手前側に中国東方航空、中央付近にPeach、奥が香港航空という並び。
筆者がチェックインを終えた後も、後ろにはまだまだ長い行列が続いている。
と、ここで違和感を感じる方が多いと思う。
そう、香港航空はセルフチェックインの対象となっているのだ。
すぐ横にある「セルフサービスチェックイン機」を利用すれば並ばなくてもいいはず。
筆者もそう思ったのだが、不具合なのか全員列に並ぶよう指示された。
ダメだこりゃ。
予めスマホでオンラインチェックイン済ではあったが、専用レーンはあってないようなもの。
オンラインチェックイン済のレーンも通常のエコノミークラスと同じ扱いで長蛇の列。
時刻は夜12時30分。結局、チェックイン完了まで1時間もかかってしまった。
搭乗券は経由地の香港までと、最終目的地の関西まで計2枚発券される。
香港行きHX780便の搭乗時間は1時10分。あと40分しかない。
ちなみに、今回利用する香港航空はタイから関西まで36,000円(50kg預け荷物含む)。
搭乗券の種類は日付変更が可能がフレックスプラス。
スタンダードなら預け荷物20kgで26,000円ほどとリーズナブル。
1時間も並んだのは久しぶり。いや、過去に記憶がないくらい長時間並んだ。
スワンナプーム空港で過去一番並んだかもしれない。それくらい多くの利用客と長い行列だった。
疲れと眠気から早く飛行機に乗りたい気持ちと、タイを離れる寂しさが複雑に交わる。
過去に何度もタイを訪れているが、タイを離れる時の感情はずっと変わらない。
保安検査とパスポートコントロールはほとんど待ち時間なし。
7〜8分ほどで出国完了。チェックインでの待ち時間とは比較にならないほど早い。
特にパスポートコントロールは顔認証になったことで、驚くほどスムーズに出国が可能だ。
チェックイン完了までの時間が長すぎたため、今回はラウンジの利用を見送る。
まぁ、プライオリティパスの利用制限もあるので、時間帯を考えればスルーでいいかと思っていたけど。
急ぎ足で出発ゲートへ向かう。
この日の香港航空HX780便はE3ゲートから出発。
搭乗
機材は既に到着済。遅延もなく無事出発しそうだ。
HX780便の機材は2年前に利用した時と同じエアバスA330-300。
よく見ると特別塗装が施されている。
搭乗開始は少し遅れて1時25分頃。
優先搭乗はビジネスクラス、上級会員、小さな子供連れや補助が必要な方。
その後、エコノミークラス後方から搭乗開始の案内。
筆者の座席は後方窓側60K。早めに並んでいたため1時30分頃に機内へ。
機内へ入ってすぐに気がついた、、座席が新しくなっている。これは嬉しい驚き。
カラーやモケットの柄は2年前と同じだが、座席は最近のデザインに更新済。
当然、パーソナルモニターも最新のもに。
スタイリッシュなデザインでモニター画面も明るくて見やすい。
2年前の利用時はモニターの利用ができなかったが、今回はちょっと期待できそう。
座席と機内設備
全座席に装備されているパーソナルモニターは9〜10インチサイズ。
タッチパネル式で タイプAのUSBポート装備。
シートピッチは握りこぶし1個半ほどで国際線の標準サイズ。
新しい座席は稼働式のヘッドレストが装備。
ヘッドカバーは従来のオレンジ色からグレーに変更されている。
テーブルは各航空会社と同じ二つ折りタイプ。
前にあるシートポケットは、大きなサイズの他に小さなサイズが2つ。
モニターのの下にあるポケットにはセーフティガイドと機内誌。
モニター用のイヤホンは離陸前に配布される。
また、希望すればCAさんからブランケットが提供される。
機内エンターテイメント
残念ながら機内エンターテイメントは日本語非対応。
英語や中国語など5ヶ国語のみ対応。
メニュー画面は写真のように多角形デザイン。
映画、音楽、テレビ、ゲーム、キッズ、旅行の6つから選択可能。
まずは映画から。アジア、中国系を中心に25本ほどが視聴可能。
ハリウッド作品は収録されていなかった。うーん、これは残念。
旧作でもハリウッド作品があればよかったのだが、、
こちらはフライトマップ。
ん??何やら使えないとのメッセージ。時間をおいてから利用するよう案内されている。
途中からでも使えるならいいのだが。
実は音楽やゲームでも同じようなメッセージが表示され利用できなかった。
嫌な予感がする。
ショッピングなんてのもあった。
免税品の紹介だと思われるが、残念ながらこちらは何も反応せず。
さらに、離陸前に視聴する機内安全ビデオは表示されず、CAさんの実演デモだった。
せっかく新しく綺麗なモニターが搭載されているのに勿体ない。
機内食
HX780便は真夜中の2時27分に離陸。
約7分ほどでシートベルト着用サインが消灯。
深夜遅い時間でも街灯がとても綺麗に映る。
離陸から30分後に機内食のサービス。時刻は深夜3時前。
多くの乗客は眠りについているが、そんなの関係なし。しっかりといただく。
内容は深夜の時間帯なのでスナックといった感じ。
塩キャラメルのポップコーンがとても美味しかった。これ売ってたら購入したい。
他にチベットの飲料水(ペットボトル)とドリンクサービス。
ビールやワインがあったかは確認していないので不明。
ササッと機内サービスを終えると消灯してお休みモード。
映画を観るか、寝るかの二択。
香港到着
離陸から1時間36分後には着陸態勢の案内。
多くの乗客はまだ熟睡しているが、機内が明るくなり半ば強制的に起こされる。
その後、20分ほどで経由地の香港国際空港に到着。しかも早朝の沖止め。
この日のHX780便はフライト時間2時間9分、予定より20分も早い到着だった。
結局、機内では一睡もできず。というか、フライト時間が短すぎるので寝れない。
夜明け前の香港国際空港をバスで仲良くドナドナされる。
6時17分、ターミナルに入って乗り継ぎ手続きへ向かう。
それにしても眠い。
まとめ
※動画でも公開しています。
2年ぶりに利用した「香港航空」。
相変わらずLCC並の価格で、機内食や預け荷物も含まれるというオイシイ航空会社。
機内サービス自体は2年前と大きな変更はないが、座席とモニターが新しくなっていたのは良かった。
今回、機内エンターテイメントは映画を除く他のコンテンツは結局最後まで利用できず。
設備が更新されているため、機器の不具合ということは考えにくい。
おそらく、意図的に利用できない状態にしているのだろう。
できればフライトマップの表示くらいは頑張って表示してほしいところ。
パンデミックが明けて少しづつサービスが良くなってきているが、求めている水準まではもう少し時間がかかるかもしれない。
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