今回のタイ旅行で目的の一つがチェンマイへ行くことだった。
過去にプーケットは何度か訪れているが、バンコクから北へは足を踏み入れたことがない。
リゾート地といえば南、北は山間部が多くあまり行こうと思わなかった。
が、チェンマイはタイで第二の都市と言われている人気の観光地。
短い期間でも行ってみる価値はあるかも。
もう一つの目的が「バンコクエアウェイズ」。
タイの国内線で過去に利用したのはタイ国際航空とタイスマイル航空のみ。
今回は以前から気になっていたバンコクエアウェイズを利用してみたので紹介する。
バンコクエアウェイズ PG217
バンコクのスワンナプーム国際空港からチェンマイ国際空港へ向かう。
今回利用する「バンコクエアウェイズ」はスワンナプーム国際空港とタイ国内の主要都市、近距離の国際線で運行されている。
ちょうど「タイスマイル航空」と似たような感じ。
大手アライアンスには加盟していないが、提携航空会社との相互付け替えで日本航空等フライトマイルを貯めることができる。
保有機材はエアバスA320、319、ATR72-500/600等、全てナローボディ機。
一部の国際線でビジネスクラスを提供しているが国内線は全てエコノミークラス。
LCCではなくフルキャリアサービスなので、預け荷物は20Kgまで無料、機内食も提供されている。
詳しくは公式ホームページで確認してみてほしい。
【公式HP】バンコクエアウェイズ
チェックイン
バンコクエアウェイズPG217便はバンコクを12:20に出発、チェンマイに13:40着。
1時間20分のフライトスケジュール。
今回はバンコクエアウェイズのホームページよりWebプロモーションで片道1000バーツ(約4,000円)で購入。
往復しても8,000円という安さは魅力的。 ※LCCだと3,000円前後でも販売されている。
空港には2時間前に到着。
チェックインカウンターはあるがチェンマイ行き「PG217」の文字が出発案内に見当たらなかった。
とりあえず、バンコクエアウェイズのチェックインカウンター入口で案内しているお姉さんに聞いてみた。
チェックインしたいと伝えると、近くにある「セルフチェックイン」の機材の前に行き慣れた手つきで画面を操作。
ものの3分ほどでボーディングパスと預け荷物のタグシールが出てきた。
おぉ、これは便利だ!!
(・∀・)イイ!!
チェックインカウンターの行列に並ぶ必要なし。
更に、チェックインカウンターがオープンになる前にサクッと出来てしまう。
タグシールを取り付けたスーツケースは「Row D」のカウンターで預けるように説明された。
※タイ国際航空やタイスマイル、エアアジア、フィンエアー、ターキッシュ、
ルフトハンザ、オーストリア、スイス航空も利用可能
写真はRow DとEに置かれている「セルフチェックイン」の機材群。
タイから日本へ帰国の際、セルフチェックインサービスの利用が可能なので、
わざわざ混雑しているチェックインカウンターに並ぶ必要がないということ。
※但し、PCR陰性証明書のチェックが搭乗前にあるので要注意。
有人カウンターではチェックイン時にPCR陰性証明書のチェックが行われるはず。
Row Dの05番がバンコクエアウェイズの預け荷物専用カウンターとなっている。
先ほど発券したボーディングパスを見せ、タグシールを取り付けたスーツケースを預ければ完了。
ちなみにセルフチェックイン機で発券されるボーディングパスはペラッペラの紙。
保存用としてしっかりした紙で必要な方はチェックインカウンターで手続きすること。
PG217便の搭乗ゲートはA5。
11時40分より搭乗開始予定。
ラウンジ
スーツケースを預け終わったので早速ラウンジへと向かう。
国内線出発エリアをひたすら歩き、保安検査場の横を通り過ぎてラウンジと書かれた案内通りに進む。
国内線ラウンジは手前から「コーラルラウンジ」「ロイヤルシルクラウンジ(タイ国際航空)」「Boutique Lounge」「Blue Ribbon Lounge」。
バンコクエアウェイズを利用される全ての人が利用できるのは「Boutique Lounge」。
一番奥にある「Blue Ribbon Lounge」はバンコクエアウェイズの上級会員やプレミアムエコノミークラス用とのこと。
バンコクエアウェイズの国内線でプレミアムエコノミークラスって提供されてるのか??
ちなみに、4つあるラウンジはプライオリティパスで全て利用可能。
時間があれば4件のラウンジハシゴができる。
(・∀・)ニヤニヤ
バンコクエアウェイズの「Boutique Lounge」では大きなクマと飛行機のキャラクターが迎えてくれる。
上質な雰囲気ではなくカジュアルな雰囲気が入口から感じられる。
奥へ進むと多くのお客さんと空間が広がっていた。
バンコクエアウェイズのお客さんが全て利用できるため広くて当然か。
写真は半分の広さで、左側が残り半分の空間となっている。
ラウンジはとても明るく賑やか。
ラウンジの料理が気になる、、
まずはコーヒーメーカー。
チョコレートを含む6種類が飲み放題。
隣には紅茶が用意されていた。
アイスコーヒー、レモンティーが飲みたい方はネスカフェの機械でどうぞ。
ドリンクは他にお水、オレンジジュースくらい。
ビールやコーラー等のソフトドリンク類は提供されていない。
食べ物はカニカマのサンドイッチ、スイーツ系のパフ、チョコチップが入ったマフィン。
バナナの葉で巻かれたタイのお菓子「カオトムマット」の4つ。
※「カオトムマット」=タロイモなどをココナッツミルクで甘く味付けした餅米に包み、バナナの葉で巻かれたもの。
味は特に可もなく不可もなく。
軽食として少し食べるには十分な内容。
ちなみに食べ放題、飲み放題でWi-Fiも利用可能。
(・∀・)イイ!!
機内と座席
搭乗開始時間10分前にA5ゲートに到着。
隣のA6ゲートではタイスマイル航空のチェンマイ行きが駐機していた。
バンコクエアウェイズPG217便の機材はエアバスA320。
LCCでよく利用されている機材で、日本ではピーチやジェットスターでも使用されている。
座席は3-3の横6席仕様。
今回、事前指定した座席は9F(窓側)。 ※座席指定も無料
座席は青色のモケット、カーペットも落ち着いた青色でブランドカラーを強調している。
今回利用してみて一番驚いたのがシートピッチ(前後)の広さ。
私の握り拳で2個分もあった。
一般的な国際線では握り拳1個半が標準だったので、いい意味で裏切られた。
過去に利用したマレーシア航空エアバスA350-900の「エクストラレッグルームシート」と同じレベルかも。
【関連記事】「エクストラレッグルームシートで快適!マレーシア航空MH53」
(・∀・)イイ!!
リクライニングすることなく足を組むこともできた。
足を組んでも膝が前の座席に当たらない広さ。
この機材を国内線で飛ばしているのは素直に凄いと思った。
座席周りの設備についてはほぼ何もない。
フットレストやヘッドレスト、クッションカバーや毛布、パーソナルモニターもなし。
、、(´・ω・`)
シンプルにテーブルがあるだけ。
頭上にもモニターはなし。
この便の搭乗客は9割以上とほぼ満席。
半分以上が欧米人で残りの多くはタイ人。
日本人は私以外にも数名いるようだった。
利用した2022年7月19日は天気に恵まれ窓からの景色もなかなか良かった。
エンジンの真横なので少し音が大きく感じたが、大きな揺れもなく快適なフライトだった。
機内食
LCCにはない無料の機内食サービス。
トレーで提供されると思ったが、現在主流となっている紙袋スタイルだった。
中身はお水、スプーン、ウェットティッシュ、チキンカレークロワッサンロール、ティラミス。
決して豪華な内容ではないが約1時間のフライトでは十分。
味は予想以上に美味しかった。
全然安っぽい感じもなく、味がしっかりしているので食べ応えがあった。
(゚д゚)ウマー
お水についてはフツー。
他にドリンクサービスとかはなかった。
チェンマイへ向けて少しづつ降下している時、ハートの形をした湖らしきものが見えた。
多分、人工的に作られたものだろうが、とても気になった。
出発時間は少し遅れていたが、チェンマイ国際空港にはほぼ定刻通り到着。
奥に見えるのはシンガポールのLCC=スクート。
スクートの成田便は8月に運行再開済み。
関西便は9月、新千歳便(台北経由)も11月から運行を開始する予定。
燃油サーチャージが高騰している中、LCCの運行再開はとても有難い。
まとめ
※ブログでは伝えきれない様子を動画で公開しています。
【youtube動画】「バンコクエアウェイズPG217 バンコク→チェンマイ」
以前から気になっていたバンコクエアウェイズにやっと乗ることができた。
タイスマイル航空はプーケットへの往復で過去に何度か利用しているが、サービス内容で比較するとバンコクエアウェイズの方が良かった。
特にシートピッチはタイ国際航空のエコノミークラスよりも広かった。
更に、ラウンジが無料で使えるメリットは大きい。
内容は軽食程度だが、ドリンクは飲み放題でラウンジも十分に広く快適だった。
機内食の内容も1時間程度の国内線では満足のいくレベル。
この内容で片道1000バーツ(約4,000円)はコスパが高い。
同路線はLCCでも運行されているが価格は3,000円ほど。
この価格にスーツケースや機内食、座席指定を加えると5〜6,000円になると思われる。
LCCでオプションを付けるくらいならバンコクエアウェイズを選択する方が良さそう。
もし、タイ国内線で上級クラスの座席を利用する場合はタイスマイル航空を選ぶことになるだろう。
※タイスマイル航空には国内線でもプレミアムクラスが設定されている。
価格とサービスを天秤にかけて検討することになるだろうが、たかが1時間、されど1時間、、
チェンマイへ向かう際の選択肢としてバンコクエアウェイズを候補に入れてみてはどうだろうか?
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