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【鉄道レビュー】「近鉄特急ひのとり」プレミアム車両に乗車してみた

近鉄特急ひのとり 鉄道
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前回紹介した「青の交響曲(シンフォニー)」に引き続き、

今回は近鉄特急の中で一番新しい80000系「特急ひのとり」に乗車したので紹介する。

特急ひのとり」は2020年3月14日デビュー。

当初は6両編成で運行されていたが、11月21日より8両2編成の運行も開始された。

車両は新宿ー箱根間を走る小田急ロマンスカーを更にグレードアップさせたような印象で、

プレミアム車両とレギュラー車両に分かれている。

現在は大阪難波ー名古屋間以外に大阪難波ー奈良間の特急としても一部運行されている。

 

 

近鉄特急ひのとり

 

利用したのは平日11時に大阪難波駅を出発する名古屋行き。

11月から運行を開始した8両編成で、途中の停車駅は上本町、鶴橋、津の3駅のみ。

名古屋までの乗車時間は2時間5分。

 

大阪難波駅の電光掲示板

 

外観

 

15分前にはホームに到着したが、列車は既に乗客を待っている状態。

真っ赤なボディがとても映える。

途中の停車駅、通過駅でもカメラやスマホを車両に向けている方が多く、

デビューからかなり時間が経っていても人気の高さが伺える。

 

近鉄特急ひのとり

 

車体側面には列車のロゴマークでもある「ひのとり」が描かれている。

 

名古屋駅に停車中の特急ひのとり

 

こちらはレギュラー車両。

車両の外からみても座席前後の広さがよく分かる。

赤い車体に黒淵の窓、明るいグレーの座席は観光というより

ビジネス利用を意識した印象が強い。

 

特急ひのとりレギュラー車両側面

 

プレミアム車両はハイデッカー仕様。

レギュラー車両と比べて明らかに窓の位置が高くなっている。

車内の照明もレギュラー車両に比べて暖色系が使われ豪華な感じがする。

 

特急ひのとりプレミアム車両側面

 

座席

 

レギュラー車両の座席は明るいグレーをベースにしたバックシェルシート。

リクライニングをしても後部座席に影響が出ないため、

遠慮なくフルリクライニングが可能。

背面テーブル、電源コンセント、フットレストが装備され、

JRのグリーン車並みのシートピッチと設備が魅力的。

(*・∀・)b Good!

 

特急ひのとりのレギュラー車両

 

一方、プレミアムシートは新幹線のグランクラス、

飛行機のビジネスクラスと遜色ないレベルの豪華さ。

レギュラー車両2+2横4列に対して、

プレミアム車両は1+2横3列のアブレスト。

特に目を引いたのがプレミアム感を演出する真っ赤なカーペット。

皮張りのシートともバランスが良く、

派手過ぎない落ち着いた雰囲気が素晴らしい。

(*・∀・)b Good!!

 

特急ひのとりプレミアム車両の車内

 

プレミアムシートをフルリクライニングすると写真のような状態になる。

隣の通常時を比べると、かなり深くまでリクライニングしている。

さすがにフルフラットの180°とまではいかないが、

約2時間の乗車では十分リラックスできると思う。

 

特急ひのとりプレミアムシートのフルリクライニング

 

リクライニングのコントローラーはひじ掛けに装備。

パーツごとの角度調整も可能な他、

ヒーターや読書灯もこちらで操作することになる。

 

特急ひのとりプレミアムシートのシートコントローラー

 

ヘッドレストは上下可動式、横に見えるのは読書灯。

 

特急ひのとりプレミアムシートのヘッドレストと読書灯

 

電源コンセントはひじ掛けの下に設置されている。

また、大きなテーブルはひじ掛けに収納されている。

 

特急ひのとりプレミアムシートの電源コンセント

 

ひじ掛けの手元にあるミニテーブルは前にスライドすることで、

隠れていたドリンクホルダーが現れる仕様。

 

特急ひのとりプレミアムシートの設備

 

車内設備

 

車両の前後にはインフォメーションディスプレイが設置され、

2つのパネルで異なる言語を同時に表示したり、

列車前方カメラからの映像(走行風景)も映し出される。

 

特急ひのとりの液晶パネル

 

プレミアム車両の最前列(最後列)からは前面展望(後方展望)を眺めることが可能。

 

特急ひのとり全面展望

 

プレミアム車両のデッキにはカフェスペースが設置されている。

煎りたてのコーヒーが200円で提供され、

他にココアや紅茶、スナックやオリジナルタオルも販売されている。

 

特急ひのとりのカフェスペース

 

全ての車両のデッキには写真のようなロッカーが設置。

大きな荷物やスーツケースも座席の頭上ではなく、

こちらのロッカーを利用すると便利そうだ。

 

特急ひのとりのロッカー

 

ベンチスペースは場所が広くとられている。

携帯電話の通話時にはベンチに座っての利用、

また、ロッカーを利用する際の一時的な荷物置き場としても役立ちそうだ。

 

特急ひのとりのベンチスペース

 

化粧台は白を基調としたデザインでピッカピカ。

横には無料のおしぼりが置かれている。

 

特急ひのとりの化粧台

 

デッキは白色と黒色でスタイリッシュな印象。

新しい車両だけあって細かいところまでデザインにこだわりを感じる。

 

特急ひのとりプレミアム車両のデッキ

 

男前パスタ

 

特急ひのとりがメインの内容になってしまったが、

こちらも大切、、「男前パスタ」

近鉄名古屋駅から地下鉄東山線に乗車して1駅、、

伏見駅から徒歩10分程の場所にある「男前パスタ伏見店」。

 

男前パスタの外観

 

注文したのはハンバーグ、唐揚げ、目玉焼き、あんかけスパゲティ、

サラダ、ライスがワンプレートに盛られているセット。

器を変えればびっくりドンキーに来たと錯覚するような内容だ。

 

男前パスタの料理

 

あんかけスパゲティは目玉焼きの下に隠れていて、

思っていたより量が多く、太い麺で食べ応えがある。

メインでもあるあんかけソースは味付けが濃いめで、

ハンバーグや唐揚げと絡めても美味しくいただける。

(゚Д゚) ウマー!

 

あんかけスパゲティ

 

店内で気になったのはテーブルの横に掛けてあった「男前って何?」のボード。

横に小さな字でいろいろと書かれているが、

「男前」=「心意気」がお店の考える「男前」とのこと。

少なくとも、入店時から退店するまでの間、

店員さんの元気な声とテキパキした対応はいわゆる「男前」だったことに間違いない。

 

男前パスタのPRボード

 

まとめ

 

・レギュラー車両はバックシェルシートとJRグリーン車並みの設備。

・プレミアム車両は飛行機のビジネスクラスと遜色ない上質なシートと設備、雰囲気が魅力。

・デッキにはロッカーやカフェスペース等、一般の特急列車には無いサービスが提供されている。

・レギュラー車両の価格に数百円プラスするだけでラグジュアリーな空間を体験できる。

 

※ブログでは伝えきれない車内の様子や雰囲気、車窓を動画で公開しています。

【Youtube動画】「豪華プレミアム車両 近鉄特急ひのとり」

 

そもそも、名古屋へ行く目的は名古屋名物あんかけスパゲティが気になって

名古屋の伏見にある「男前パスタ」というお店に行ってみようと思ったから。

せっかく名古屋まで行くのであれば「近鉄特急ひのとり」に乗ってみようと思ったのがキッカケ。

実際にプレミアム車両に乗車してみると予想以上にラグジュアリー車内で、

普段利用する機会がない立派な座席に2時間座って移動することができる。

新幹線だと新大阪から名古屋までは1時間程と半分の乗車時間で済むが、

時間の余裕があるなら車内で贅沢な時間を過ごしながら向かうのも悪くない。

プレミアム車両だけでなく、レギュラー車両でも立派なシートが備わっているので十分だと思う。

大阪から名古屋へ向かう際の交通手段として「近鉄特急ひのとり」かなりオススメです!

※詳しくは近鉄の専用ページでも紹介されているのでご覧ください。

【近鉄HP】特急ひのとり

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