2022年4月22日現在、私はタイのパタヤからこのブログを書いている。
相変わらずの暑さと混沌とした街は少しづつコロナ前へ向けて回復を進めている。
日本はもう少しでGW休暇が待っている。
今はまだ日本人が少ないが、あと1週間もすれば多くの日本人が2年半ぶりのパタヤへ降り立つだろう。
今回のブログはマレーシアを経由してタイへ向かう際に利用したクアラルンプール国際空港での乗り継ぎの様子を紹介する。
通常は2時間ほどの乗り継ぎなのだが、今回はフライトキャンセルの影響もあってほぼ1日滞在することになった。
クアラルンプール国際空港(KLIA)
クアラルンプール国際空港、通称KLIAと呼ばれているが英語表記の頭文字を並べただけ。
※Kuala Lumpur International Airport
空港は「KLIA1」と「KLIA2」の2箇所に大きく分かれている
距離もそれぞれ離れているため、バスか車、電車を利用して行き来することになる。
KLIA1はフルサービスキャリアの航空会社(JALやANAもコチラ)、一方KLIA2はエアアジアを中心にLCCが乗り入れている。
私は今回マレーシア航空を利用したのでKLIA1に到着。
更に、KLIA1は国際線が離発着する「サテライトターミナル」と国内線や近距離の国際線が離発着する「メインターミナル」に分かれている。
関西国際空港から到着したMH53便はサテライトに到着。
翌朝までサテライトターミナルに滞在し、バンコク出発前にメインターミナルへと移動した。
※バンコクは近距離路線のため主にメインターミナルでの離発着となる。
空港の様子
到着した時間は現地時間の16時頃。
フライトスケジュールを見てみると、それなりの本数は各社運行しているようだ。
フライト数だけを見ると決して少ないとは感じなかったが、空港内は閑散としている。
多分、利用者自体が少ないのだろう。
空港内には「ヘルススクリーニングセンター」なるものが設けられていた。
おそらく、マレーシア入国前のPCR検査や抗原検査をこの場所で実施するのだろう。
入り口ではQRコードをかざして何か読み取って受付へ。
奥へ進むと防護服を着た担当者と複数に分かれたブースが設置され、その場所で検査が実施されるようだ。
抗原検査は15分、PCR検査は90分で結果が出ると表示されていた。
多分、この手段をタイのスワンナプーム空港入国時に行うとあまりに多すぎて捌ききれないはず。
2階のスターバックスは休業中。
利用者が少ないので営業再開はまだ難しいといったところか。
他にも飲食店の多くは休業中。
一部のレストランやカフェは営業しているものの、かなり少ない印象を受けた。
KLIAのシンボル的な存在がサテライトターミナル中心にある植物園だ。
植物園と言うには少し大袈裟だが、写真のように「KLIA JUNGLE BOARDWALK」として誰でも無料で入ることができる。
植物園ではなくジャングルか、、ジャングルの一部と言った方が正解かも。
しかし、残念ながら現在はメンテナンス中で入ることができなかった。
せっかく外の空気が吸えると思ったが空振りに終わった。
サテライトターミナルにある多くの場所では人のいない景色が続いた。
飛行機が到着、もしくは出発する前にそれなりの人は見かけるが、その後は閑散とした景色にすぐ戻る。
日が落ちてフライト数が減ると更に寂しくなる。
ただ、照明とガラスに反射して映る空港の姿はどこか神秘的で煌びやかに感じた。
利用客がいない寂しさを紛らわすように空港内を照らし続けている。
(・∀・)イイ!!
クアラルンプール国際空港にはまだ名物がある。
それが、空港に乗り入れている各航空会社の大きな飛行機模型。
とても良く出来ていて、毎回ついつい見惚れてしまう。
そして、特に気になるのがエチオピア航空の模型の大きさだ。
隣にあるエミレーツ航空A380-800と比べても、明らかに大きなサイズで作られたボーイング787が展示されている。
これらのサイズはどのような意図で作られたか分からないが、何か違和感を感じざるをえない。
写真はメインターミナルのH4ゲート。
私はコチラのゲートから翌朝にバンコク行きのフライトを利用した。
なお、日本の空港と違って搭乗ゲートの直前に荷物検査を行う必要があるため、早めにゲートへ向かう必要が出てくる。
たしかシンガポールも同じような流れだったはず。
初めて利用される方は要注意である。
謎のマッサージ機
写真はメインターミナル移動後に撮影した謎の物体。
何コレ??
近未来を意識したようなデザインでとても気になったので近づいて覗いてみた。
期待を裏切るかのように中身は
フツーのマッサージ機。
(・ω・`)
いやいや、どうせなら中身のマッサージ機自体もデザインを変えればいいのに、、
ただただ個室感を演出しているだけだった。
ちなみに価格は10分で10MR(300円〜350円)とそこそこのお値段。
気になる方はクアラルンプール国際空港利用時に使用してみてほしい。
ラウンジ (sama・sama express)
私が経由便を利用する目的の一つが空港のラウンジである。
プライオリティパスという海外の空港ラウンジが無料で利用できる素晴らしいパス。
楽天プレミアムカードに付帯されるのでお得に所有することができる。
前回コチラの空港ラウンジを利用した時は「プラザプレミアムラウンジ」だったが、いつの間にか利用対象ラウンジが変更されたようだ。
【関連記事】「クアラルンプール国際空港(KLIA)で乗り継ぎ!」
今回利用するのは
「sama・sama express」 公式HPはコチラ
空港内のトランジットホテルとしても利用可能で多くの方が実際に利用されていた。
ちなみに、価格は1時間約1000円くらいで6時間から利用可能。
1時間単位で利用できるのは有難いが、以外と設定価格が高いことに驚いた。
(・∀・)
パタヤだと6時間分の費用で2泊することができる、、
そんなことを考えると、わざわざ利用する必要もないか、、と。
フロントでプライオリティパスを差し出すと3時間の利用制限とシャワールームが使えることも教えてくれた。
食事
ラウンジと言えば食事。
どのような料理が提供されるかでラウンジの質が決まると言っても過言ではない。
「sama・sama express」ではホットミールが6種類、他にサンドウィッチやハンバーガー、サラダ、パンなど。
あと、ヨーグルトやミニケーキ、フルーツ、オリーブ、スナックなど一通りは揃っている感じ。
飲み物はコーヒーメーカー、オレンジジュース、アップルジュースなど。
アルコール類は個別に注文すれば提供されるみたい。
写真は夕方に訪れた時の料理。
バジルパスタ、マレーシアの麺料理、野菜のオイスターソース炒め、チキンの生姜焼き、魚の照り焼きなど。
他にサンドウィッチとサラダ、マッシュルームスープにオレンジジュース。
味はそこそこイケるが、全体的に種類は少なめな印象を受けた。
マレーシアの麺料理とマッシュルームスープは美味しかった。
(゚Д゚) ウマー!
翌朝利用した時の朝食。
ハッシュポテト、スクランブルエッグ、チキンソーセージ、ベイクドビーンズ、お粥、フライドチキン、パン、オレンジジュース、ラテ。
朝のメニューとしては十分な内容だが、フライドチキンは少しヘビーな感じが、、
しかし、需要があることはすぐに分かった。
隣のテーブルで食事をしていた欧米人のお兄さんがフライドチキンを何個もガッツいてた。
(・ω・`)
、、、私は1個で十分である。
あと、マレーシア料理のナシレマも提供されていた。
シャワールーム
ラウンジのすぐ隣にはシャワールームが完備されている。
中はトイレ、洗面台とシャワーブース、、とてもシンプルな作りである。
広くはないが、シャワーをサッと浴びる程度なら全然問題ないレベル。
水回りも綺麗に保たれて清潔である。
洗面台には大きな鏡とハンドソープ、ティッシュペーパー。
ハンドソープはロクシタンだった。
(*・∀・)b Good!
シャワーブースには予めシャワージェルのようなものが容器に入っている。
が、実際はシャンプーかシャワージェルなのか、、よく分からなかった。
とりあえず全身に使って洗い流せばスッキリしたので深く考えないようにした。
シャワーの水圧やお湯は全然問題ナシ。
洗面台の横にはヘアドライヤーとシェーバー用のコンセントが装備。
室内に入ってすぐアメニティとタオル類が見当たらなかったのでフロントへ確認。
少し待つとバスタオルと歯ブラシ、歯磨き粉、シャワーキャップがセットになった袋を渡された。
これで気持ちよくシャワーを浴びれる。
(´▽`)
使用後はそのままシャワールームに置いておけば大丈夫とのこと。
まとめ
※ブログでは伝えきれない様子を動画で公開しています。
【Youtube動画】「クアラルンプール国際空港KLIAで23時間20分の乗り継ぎ」
今回、クアラルンプール国際空港(KLIA1)で23時間20分の乗り継ぎを体験したが、正直なところもう十分である。
一部の飲食店や免税店が営業しているため、飲食については何とかなると思うが寝床については厳しいと言わざるをえない。
本来であればもっと安いトランジットホテルもあったのだが、現在は休業中で利用が出来なかったのだ。
選択肢がない中で、結局ベンチで横になることを選んだ。
周辺にはマレーシア人や他の国の方も同じようにベンチで一晩明かしていたが、これはこれで不安になる。
大勢いるから安心かと言えば、そんなことはない。
ここは日本ではない。
熟睡してしまうと盗難の危険もあるためバッグを枕代わりにして対策を行ったが、睡眠の一番の妨げは寒さだった。
パーカーを羽織ってはいたが寒さの方が上回った。
実際の睡眠時間は4時間弱くらいだろうか。
夜11時30分から早朝3時30分までは寝たような感覚になっていた。
それでも大きなトラブルや体調を崩すことがなかったのは幸いである。
最後にクアラルンプール国際空港を離れる前に嬉しい出会いがあった。
日本へ留学するネパール人だ。
マレーシアとタイを経由して日本(東京)へ向かうとのこと。
総勢13名の留学生は2年間待たされて、やっと日本へ向かうことができると喜んでいた。
こんな出会いがあるのも海外ならでは。
美味しい料理や体験も魅力的だが、人との出会いほど貴重な経験はないかもしれない。
次回はいよいよタイへ向かうフライト=マレーシア航空MH782便の様子を紹介する。
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