一年半ぶりにタイへ渡航。
ほとんどの航空会社が旅客便の運行を停止していることから、
選択肢がかなり限られてしまうのが残念なところ。
今回利用したのは直行便のタイ国際航空。
新しい機材と機内食を中心に紹介しようと思う。
タイ国際航空TG623
2021年9月現在、関西空港からタイへ向かう直行便はタイ国際航空のみ。
ANAはタイ国際航空のコードシェア便として運行しているため、機材はタイ国際航空に搭乗することになる。
また、以前は一日一便運行していたJALもタイへの運行は運休中。
ただし、週一日のみ主に日本への帰国者を対象に、タイから関西空港への運行(復路のみ)を行っている。
※羽田、成田とタイを結ぶ運行は関西空港よりもずっと多い。
また、タイ国際航空も毎日運行しているわけではなく、金曜日と日曜日の週2便のみの運行と限定されている。
今回は金曜日のTG623便を利用することにした。
当初は大型機の777-300となっていたが、途中でシップチェンジされ最新のエアバスA350-900となった。
エアバスA350-900
タイ国際航空ではエアバスA350-900を12機所有している。
現在は中部空港にも飛んでいるため、今後も利用する機会が多い機材かもしれない。
エコノミークラスは289席、ビジネスクラスは32席、合計321席
主に中距離から長距離路線で運行されている。
大きな特徴として従来の機材より20%静音化が図られ、自動制御されたLED照明、2、3分ごとに空気を綺麗にするコントロールがされている。
尚、現在はCAさんも感染対策の防護服、フェイスシールドを着用して対応されている。
また、トイレも中央のみ利用可能で後方は利用不可、更に、機内食の後には乗客全員に体温チェックが行われていた。
機内でも感染対策を徹底しているため、安心して利用することが可能である。
座席
座席はワインレッドとオレンジ色の明るすぎない落ち着いた色合いで万人受けするだろう。
エコノミークラスの座席配列は3-3-3の横9席。
座席自体の横幅や前後のシートピッチは標準サイズで圧迫感は無かった。
ヘッドレストは可動式で前後、そして左右は手前に曲げることも可能。
パーソナルモニター
機内で長時間過ごす際、一番気になるのがパーソナルモニター。
今では国内線でも装備されるほどメジャーな存在になっているが、
タイ国際航空のエアバスA350-900では11インチサイズのタッチパネル式モニターが装備。
(*・∀・)b Good!
メイン画面では右下にサブ画面を表示、左下には座席番号が表示されているので、自席番号の確認ができるのも有難い。
言語は7種類から選択可能で、もちろん日本語にも対応している。
エンターテインメント
映画やゲーム、フライトマップ等のコンテンツが楽しめるが、
期待していた映画は約30本ほどで、最新の映画もほとんどない状態だった。
スリラーのカテゴリーでは「ジェラシックワールド」1本のみ、、、
最新映画を期待していたが、現在の状況ではサービス面は厳しいのかもしれない。
ちなみに、子供向けのゲーム等も利用不可となっていた。
このエアバスA350-900の特徴でもあるエンターテインメントが尾翼カメラ映像。
尾翼から前方下への映像が常に楽しむことができるのだ。
通常は窓からの景色のみだが、これなら中央の座席でも空の景色を堪能することができる。
(*・∀・)b Good!
設備とサービス
最新式タッチパネルの左下にはイヤホンジャックとUSB端子が装備されている。
スマートホンやタブレットの充電には欠かせないUSB端子。
長時間の機内でもバッテリー切れの心配がないので安心。
ラップトップPCで作業する方には足元に電源コンセントが装備されている。
利用される方は少ないかもしれないが、ビジネスでは活躍しそうだ。
また、写真は撮っていないが、フットレストも装備されていた。
CAさんからは搭乗後にブランケットのサービス。
クッションは渡されなかったが、要求すれば持ってきてくれると思う。
イヤホンはタイ国際航空のロゴが印字されたヘッドホンタイプ。
機内食と軽食
機内食は従来のようなプレート式ではなく、お弁当のようなケースに入って渡される。
感染対策として工夫されたのだろう。
今回は2種類から選択可能で無難にチキンを選択。
右上はトマトソースのポテト、メインはタイ料理と思われるスパイスの効いたチキン。
左側にクラッカーとチーズ、バター、上側にロールパンとデザート。
特にに美味しかったのがデザートのケーキ。
メープルシロップが入ったしっとりとした食感が特に良かった。
(゚Д゚) ウマー!
ボリュームもあって十分すぎる内容でした。
食後は写真の紙パックが乗客に渡される。
こちらも感染対策の取り組みである。
中身は水、ウェットティッシュ、ココナッツジュース、クッキー、アーモンドのセット。
軽食として好きな時に食べてください、、といった感じだろうか。
クッキーのサイズが大きかったので、到着まで機内でお腹を空かせるようなことはなかった。
到着まで接触する機会を避けるため、とても有難いサービスだと思う。
(*・∀・)b Good!
まとめ
・2021年9月現在、関西空港からはタイ国際航空のみ直行便が飛んでいる。
・エアバスA350-900は座席のデザインが綺麗で、11インチのパーソナルモニターは満足度が高い。
・機内食、軽食は感染対策の工夫がなされ、接触機会が少ない取り組みをされていた。
・尾翼カメラからの景色はとても新鮮で中央席でも楽しむことができる。
※ブログでは伝えきれない様子をYoutube動画で公開しています。
【Youtube動画】「タイ国際航空A350-900でタイへ」
印象に残ったのは感染対策の徹底。
CAさんは全員防護服、フェイスシールドを装着され、機内でのサービスも工夫がされていた。
この日の搭乗者は40名程と少ない人数ではあるが、この中から感染者が出るリスクを抱えながらも、
安心安全に運行していただいている航空会社には感謝の気持ちしかない。
もちろん、経営面では限りなく厳しい状況にあるだろうが、今を乗り越えて、多くの観光客、ビジネス客がタイへ渡航できる日まで耐え続けてほしい。
タイでは8月末までロックダウンとなっていたが、9月からついに規制緩和を開始した。
少しづつではあるが希望を絶やさず進み続けている。
次回は入国の様子、隔離ホテルの移動を紹介します。
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