高松駅から岡山駅までJR四国の快速マリンライナー指定席に乗ってみた。
JR四国5000系の普通車はJR西日本の223系5000番台と見た目がほぼ同じ。
いわゆる京阪神を走っている新快速の車両と同じ雰囲気。
ダブルデッカー車は普通車指定席とグリーン車指定席の専用車両となり、フロントマスクはインパクトがある。
※ダブルデッカー車は高松側の先頭車で、岡山駅へ向かう場合は最後尾となる。
青春18きっぷでも指定券を購入すれば普通車指定席に乗車可能。
※注意してほしいのはグリーン車指定席には青春18きっぷでは乗車不可のため、
別途乗車券とグリーン券の購入が必要になる。
今回、高松駅から岡山駅までの指定券は530円だった。
快速マリンライナー
5000系
JR四国5000系は快速マリンライナー専用車両。
使用されている車両=JR四国5000系は個性的なダブルデッカー車と普通車2両の組み合わせで、
通常はJR西日本223系5000番台と連結して運行されている。
フロントマスクが鉄仮面のようなフォルムで、
他に似たような顔がない個性的な表情だ。
5000系車両の最大の特徴はダブルデッカーであること。
眺めのよい2階は全てグリーン車指定席、1階は全て普通車指定席、
高松側先頭車には4席だけ運転席の後ろにグリーン車指定席が設けられている。
この4席はパノラマグリーン席という扱いになっている。
尚、岡山側の中間席は車イスに対応した席が2席設けられており、
こちらは普通車指定席となっている。
1階指定席
今回乗車した普通車指定席は落ち着いた青色と赤色の座席モケットでカジュアルな印象。
全てリクライニングシートでシートピッチは970mmとそこそこの広さ。
乗車時間が1時間程で短いため、不満に感じることはなかった。
ただ、設備が乏しくテーブルやフットレストは装備されていない。
リクライニングの角度も浅く、グリーン車指定席との差別化が図られている。
※グリーン車指定席はリクライニングが深く、テーブルが装備されている。
指定席を利用して気付いたことは、
リクライニングボタンの他に座面スライドのレバーが装備されていること。
現在ではリクライニングに合わせて一緒に座面が前に出る仕組みが一般的だが、
5000系の指定席は座面スライドが独立して調整可能なようだ。
223系5000番台 自由席
連結している自由席の後方車両はJR西日本223系5000番台。
いわゆるJR西日本で活躍している新快速の車両とほぼ同じ。
車体側面の見た目も新快速車両といった感じ。
車内も特に快速マリンライナー用としてのデザイン変更等はない。
転換クロスシートのシンプルなデザイン。
指定席からの車窓
指定席の魅力は座席よりも下からの眺めにあると思う。
写真を見ていただければ分かると思うが、
窓の位置がホームの足元にあるため、
当然ながら視線の高さが通常と全く異なるのだ。
児島駅でも撮影してみたが、
真下からホームを見上げるような感じ。
視点が変わるだけでなんとも不思議な感じがする。
途中の通過駅ではホームすれすれのところを高速で走りぬけるため、
迫力感のある車窓が楽しめる。
(*・∀・)b Good!
※このあたりの雰囲気は公開している動画で見てほしい
窓の位置が下になれば、車窓からの景色も少し違って見える。
少しだけだが空が広いように感じた。
快速マリンライナーで一番のメインとなるのは瀬戸大橋からの車窓。
少しだけ両サイドが壁で見えない部分もあったが、
海の上を走っている区間は一階でもしっかり見ることができた♪
他に気になる部分としては、
目の前に柵があるので少し見づらく感じるかもしれない。
まとめ
・快速マリンライナーのフロントマスクは鉄仮面のようで個性的。
・自由席の車両はJR西日本の新快速とほぼ同じ。
・1階指定席から眺める景色は通常と異なり魅力が溢れている。
・指定席は座面スライドの調整が可能。
・1階指定席でも瀬戸大橋から海を見ることができる。
高松駅から岡山駅まで1時間弱の乗車時間で、
530円払ってわざわざ普通車指定席、、と思うかもしれないが、
1階指定席からの眺めは予想以上に車窓を楽しむことができた。
普段見慣れている位置と少し違うだけで、
全く違う魅力を感じることができる。
全国でダブルデッカーの車両は数が少ないため、
乗車する車両や区間も限られてくると思う。
そんな中で、快速マリンライナーは利用しやすい車両ではないだろうか。
しかも、最高速度130kmと特急列車並みの速させ迫力ある車窓が楽しめる。
本州と四国を結ぶ瀬戸大橋線に乗車する際は、
快速マリンライナーの1階指定席に乗車してみるのをオススメする。
ブログでは伝えきれない車窓の楽しさをYoutube動画で公開しています。
【Youtube動画】:「【乗ってみた】快速マリンライナー 1階指定席」
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