【タイ】パタヤのSoi7で炊き出し~ある日本人の方のパタヤ支援~

soi7での炊き出し風景 その他旅行

 

今回タイに渡航したのはタイが好きだから

中でもパタヤは毎年数回訪れているお気に入りの場所。

そんなパタヤもコロナの影響で観光客が激減し、多くのホテルや飲食店が休業や閉店を余儀なくされた。

当然、そこで働いていた多くの従業員も田舎や他の都市へ移動して住民も少なくなる。

追い打ちをかけるようにロックダウンとなったパタヤの街に希望の光は無くなってしまった。

そんな絶望的な状況の中、多くの方が善意で炊き出しを実施されていたのはご存知だろうか?

そして、その中には日本人の方も含まれていたことを、、。

その中のお一人が日本人のMKさんである。

今回は2021年10月25日に実施された炊き出しの様子を紹介させていただく。

 

 

Soi7で炊き出し

 

今回実施される炊き出しの数は100食

予算は4000バーツ=13,500円ほど。

場所は当初パタヤビーチロードで行う予定だったが、長い行列で通りの妨げになることからsoi7へと変更された。

協力いただくのはビーチチェア業者のママさんとスタッフ。

繋がりのあるお店に手配をしていただき、当日配布される食事を用意、段取りしていただく。

炊き出し当日のパタヤビーチは晴天で陽射しが強かった。

日本では既に秋へと季節が移っているが、パタヤは真夏の気候。

乾季となる11月のハイシーズンへ少しづつ気候が変わりつつある。

 

パタヤビーチロード

 

soi7の入口付近には日本食レストランの「KAMIKAZE」がオープンしている。

看板にはステーキ&カフェと書かれているが、刺身や居酒屋メニューもあるみたい。

夜になると派手なネオンで一段と存在感が増していた。

炊き出し開始45分前、、この時点で既に数人が待っている状態。

 

パタヤビーチロードのKAMIKAZE

 

時折通りすぎるソンテウには人がほとんど乗っていない。

乗っていても現地の方が2、3人程度。

以前のような満員状態で通りすぎるソンテウは滞在中一度も見ることがなかった。

 

パタヤsoi7

 

配布される食料

 

配布される食料は2種類。

1種類目はチキンバーガーとオレンジ味のウエハース、そしてお水が袋にまとめられたもの。

 

soi7炊き出しの食料

 

チキンバーガーは少し小ぶりながら、野菜とたっぷりのソースも入っていて食べ応えがあった。

大柄な男性では物足りないだろうが、女性や子供では1個食べればお腹が満たされると思う。

 

soi7炊き出しの食料

 

オレンジ味のウエハースは箱に複数入っていたものをバラして個別に分けていた。

チキンバーガーを食べた後に少し甘いもの食べるには丁度良い量である。

日本人の私には少し甘すぎるかな??と思ったが、現地の方には馴染みのあるお菓子なのかもしれない。

 

soi7炊き出しの食料

 

お水は標準的なもので大量に用意されていた。

 

soi7炊き出しの食料

 

もう一種類はチキンカツとフレンチフライ、サラダがパックされたもの。

いわゆる食事らしい内容はコチラがメインとなる感じ。

チキンバーガーのセットが50食、チキンカツのセットが50食、計100食が用意された。

ちょうど写真の右側に今回炊き出しを実施された日本人のMKさんが写っている。

MKさんは7月にもタイで炊き出しを実際され、その時はとても多くのホームレスがいたとのこと。

しかし、3か月後の現在はホームレスがかなり減っているようで、当時とはかなり状況が変わっているとおっしゃっていた。

 

soi7炊き出し用の食料

 

炊き出しの様子

 

炊き出し開始30分前で50~60名程。

開始20分前には80名程がsoi7の通りに沿って列を作っていた。

お子さん連れやバイクタクシーの方、列を見て並ぼうとする方など、、

少しづつ人数は増えていき、開始直前には予定の100名近くが並んでいただろう。

 

soi7炊き出し開始前の様子

 

食料を配布する場所はsoi7からビーチロードへ出るところ。

簡易的な青いテーブル一つで全て対応、、過去に何度か行って慣れている感じだった。

ちなみに、混乱や事故が起きないように警察官も数名来られて列の整理を促していた。

 

soi7炊き出し開始前の様子

 

朝11時開始予定だったが、食料が全て揃った5分前には炊き出しが開始。

MKさんが食料をお一人づつ丁寧に顔を見ながら渡されていたのが印象的だった。

食料が2種類あるため、どちらがいいか迷う方も多かったが、皆さんしっかり順番を守って手に取られていた。

受け取る前と後は皆さん手を合わせて御礼をされていたのも印象に残った。

私はじっと様子を見守っていたが、とても微笑ましい雰囲気で嬉しくてたまらなかった。

(*・∀・)b Good!

 

soi7での炊き出し風景

 

炊き出し開始から約10分、、無事、事故やトラブルもなく終了。

終了と同時にテーブルが片付けられ、警察官と少し挨拶を交わして皆さんが戻っていく。

開始前はいろいろと大変だが、終了時の流れはとてもスムーズ。

 

soi7での炊き出し風景

 

まとめ

 

・パタヤビーチロードではホームレスの方がかなり少なくなっている。

・パタヤで炊き出しを実施されている方の中にはMKさんのように日本人の方も含まれている。

・食料を受けとられた方は皆さん礼儀正しく手を合わせて御礼をされていたのが印象的。

ブログでは伝えきれない様子を動画で公開しています。

【Youtube動画】「Soi7で炊き出し~ある日本人の方のパタヤ支援~」

 

今回、MKさんのご厚意で撮影させていただいたSoi7での炊き出し。

お金と時間があるから、、だけでは簡単に出来るものではないと改めて感じた。

支援を必要とされている方と向かい合って、直接、食料を手渡されている姿から「人のために何か行動しよう」とする姿勢が私には伝わってきた。

MKさんは決して英語やタイ語が堪能なわけではないが、現地の方と連携して実施された行動力には頭が下がる。

これから多くの観光客がパタヤにも戻ってきて少しづつ経済が回りだすと思うが、

ロックダウンで大変だった時期から同じ日本人の方が現地で支援されていたことに、ただただ嬉しかった。

そして、そのような方とこの時期に出会えたことにも感謝。

パタヤはナイトライフが再開していない、ハイシーズンでもない、、なのに何故今行くのか分からない、、。

そのようなコメントを動画でいただくことはあったが、私もこの時期にパタヤへ訪れたのは少しでも応援したいという思いがあったから。

ナイトライフが再開すれば観光客は自然と戻ってくる。

でも、今を乗り越えるために1人でも多くの観光客がいれば助かる人もいるはず、、そのような考えで複数のホテルに宿泊し、複数のレストランにも行ってみた。

パタヤだけでなくプーケットやバンコクにも行った。

11月以降タイはワクチン接種済等の条件により海外からの観光客は隔離免除される。

更に、夜間外出禁止令も解除、バンコクにいたっては一部アルコール提供も再開された。

年末に向けて規制緩和が加速すれば間違いなく観光客が増えてくるはず。

あの頃のパタヤに早く戻ってほしい、、その思いは私だけでなくMKさんも同じはず。

今日の出来事は私にとって記憶に残る大切な一日となった。

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