2026年5月の旅は関西からタイのパタヤへ向かう。
利用した航空会社はシンガポール航空。2年ほど前にカンボジア行きで利用して以来久しぶりの搭乗となった。
今回シンガポール航空を利用した背景には、燃油サーチャージの高騰が影響している。
本来、正規料金で購入しようとすると、一番安いチケットでも片道7〜8万円もするシンガポール航空。
しかし、マイルと諸税で購入できる特典航空券を利用すれば出費がかなり抑えられる。
そのあたりの詳細と合わせて関西発SQ623便の様子を紹介する。
シンガポール航空SQ623便
今回はマイルと諸税を組み合わせた特典航空券で関西からバンコクへ向かう。
シンガポール航空のマイルはクレジットカードで貯めたポイントで購入。
一番安いエコノミーセーバーだと27,000マイルから提供されている。
ここで気になるのが特典航空券に必要な諸税や燃油サーチャージ。
実はシンガポール航空の航空券には予め燃油サーチャージが含まれている。そのため別途出費する必要がない。
必要なのは諸税のみ。この時に実際支払った内訳は27,000マイルと諸税の6,800円のみ。
燃油サーチャージが高騰しても必要なマイル数は以前と変わらないため、かなりお得な航空券といえる。
ただ、マイルで購入可能な特典航空券は座席数が限られているため、シンガポールでの乗り継ぎは10時間以上とハードなスケジュールになってしまった。
深夜23時25分に関西を出発、目的地のバンコクには翌日の夜19時に到着する。乗り継ぎ時間を含めると21時間35分もの移動を要する。
関西ーバンコクの直行便が6時間ほどなので、3倍以上の時間をかけてバンコクへ向かう。
移動だけを目的とした場合は絶望的なスケジュールと言えるが、移動を旅と捉えればシンガポールも楽しめる魅力的なスケジュールだ。

深夜23時25分に出発するシンガポール航空SQ623便。
機材はワイドボディ機の787-10で運航されている。

シンガポール航空はイギリスの航空評価会社=スカイトラックス社の「ワールド・エアライン・アワード2025」で複数の賞を受賞。
総合ランキングではカタール航空に次いで2位の評価。ANAが5位、JALは9位と日本勢よりも高い評価を受けている。

搭乗
シンガポール航空SQ623便の出発ゲートは18番。
新しくオープンしたカードラウンジ「NORTH LOUNGE」のすぐ隣。
移動距離が短いのは有り難い。なお。22時を過ぎると一部のお店を除いて多くのお店が営業終了となる。
インバウンド向けの飲食店は営業しているが、「白い恋人」「東京ばな奈」を販売しているお店は見当たらなかった。

搭乗開始予定時刻は22時45分。出発の40分前。
実際の搭乗開始は5分遅れの22時50分だった。

いつもと同じように機内後方のエコノミークラスへ。
座席は3-3-3の横9席仕様。国際線では標準の座席配列。
シートモケットは青色とグレーの2種類。ビジネス需要を意識したような落ち着いたカラーデザイン。
窓側の間接照明がオシャレに見える。

座席と機内設備
今回指定した座席はエコノミークラス後方の中央通路側71G。
チェックイン時の座席指定画面で確認したとおり、横2席と前後は空席でストレスフリー。
座席には予めクッションとブランケットが用意されている。

夜遅くに出発して、早朝暗い時間帯に到着するSQ623便。
いつもは窓側を指定するが、景色がほとんど楽しめないのでトイレに行きやすい座席を選択。
座席とパーソナルモニター、大きな窓と照明、、、飛行機のワクワクが詰まっている。

シートピッチは81cm(32インチ)。
背もたれにクッションを挟んだ状態で握り拳が2個弱。長時間のフライトでも圧迫感は少ない。

2つ折のテーブルには鏡が装備。
男性にとっては地味な装備だが、女性は到着前の身だしなみチェックに重宝しそう。
こういった装備も評価されるポイントだと思う。

シートポケットは大小サイズ別に4つ。
機内安全ガイドや機内誌、WiFiの案内はかなり使い込まれている。
手前のポケットはモバイルバッテリーやスマホを入れておくのに便利。

パーソナルモニターは11.6インチサイズのタッチパネル式。
シンガポール航空の787-10が運航を開始した2018年当時、エコノミークラスで11インチサイズはインパクトがあったと思う。
さすがに現在は各社同じようなモニターサイズが導入され、最近ではエコノミークラスで13インチサイズも珍しくない。
画面の状態は良好でタッチパネルの反応もバッチリ。
左下にはUSBポート(タイプA)とイヤホンジャック、右下にはドリンクホルダーが装備。
画面のすぐ下にはある凹み、、スマホを入れておくのに使えそうな感じだがiPhoneのPro Maxは無理。
ノーマルサイズのiPhoneなら入るかも。

フライト時間が長くても隣が空席で苦しゅうない。
ビジネスクラスには遠く及ばないが、座席3つを利用して体を横にすることもできる。
機内で睡眠をとれる方にとっては最高だが、あいにく筆者は苦手。
一人旅ってのもあって機内でも緊張の糸がずっと張った状態。

機内エンターテイメント
続いて機内エンターテイメントを確認してみよう。
シンガポール航空の機内エンターテイメント「クリスワールド」は日本語を含む10の言語に対応。

離陸前の機内安全ビデオは新しくなったみたい。
シンガポールらしい自然と東南アジアの雰囲気たっぷり映像が流れる。
あと、シンガポール航空の女性CAさんが着用している衣装はいつ見ても素敵。

機内での過ごし方は最新映画をメインに時々フライトマップ。
ハリウッド作品の新作は33本。
全てが日本語対応ではないが、メジャーな作品は日本語対応しているのでご安心を。

新作以外のクラシック作品は154本と充実している。
こちらは定番の作品が多いので、過去に視聴した作品がたくさん収録されている。

ボーディングブリッジを渡って機内へ入る手前にイヤホンが用意されている。
袋のデザインやイヤホン本体にSQと書かれているところはこだわりが感じられる。

フライトマップは3Dでリアルに再現されている。
宇宙から見た球体の地球を基準にしたデザインが素敵。
位置情報だけでなく夜のフライトを上手く再現している。

飛行機の角度や大きさも変更可能。
微妙に異なる飛行機の特徴を確認することができる。
ボーイング787シリーズはエンジン後方のギザギザや、しなやかな翼と先端が後ろに向かって傾斜する形状が特徴。
エアバスA350シリーズもいいけど、ボーイング787の洗練されているデザインで好き。

深夜の機内食
シンガポール航空では離陸前にホットタオルのサービスがある。
ほとんどの航空会社では見られないけど、深夜便でこのサービスがあると嬉しい。

離陸して安定飛行になるとすぐに機内食が提供される。
時刻は12時15分。夜食の時間帯ではあるが、容赦なくボリューミーな食事が提供される。
ちなみに、シンガポール航空ではHPで機内食の内容を事前に確認することができる。
気になる方は是非チェックしてみてほしい。
この日のメインは「チキンとマッシュルームソース、トマトピラフ」「ビーフカレー」の2択。
選んだのはチキン。チキンはもも肉でとてもジューシー。洋食の味付けでとても美味しくペロッと完食。
メイン以外はロールパン、クラッカー、チーズ、白桃ゼリー、フルーツ、カップ水。

ドリンクメニューもシンガポール航空のサイトで確認することができる。
各種ソフトドリンク、フレッシュジュース、コーヒー紅茶、ビールはタイガーとハイネケンが用意されている。
アルコール類はワインやウイスキーなどの定番に加えて、シンガポール名物の「シンガポール・スリング」が提供されている。
甘いカクテルで好みが分かれるかもしれないが、シンガポールを味わいたい方にはオススメ。

ビールはシンガポールのローカルビール「タイガービール」。
機内食の美味しさだけでなく、親切な日本人CAさんがドリンクのお代わりはどうですか?と2回確認があった。
ビールはもちろん、シンガポール・スリングもどうですか??と。
たかがドリンク。それでもわざわざ確認してくれるのは嬉しいね。
さすがシンガポール航空。満足度が高いわ。

トイレ
トイレは清潔に保たれて標準的な内容。
歯ブラシが用意されている。

機内の様子
機内で印象に残ったのは照明の色。
搭乗して離陸前の照明は薄暗い青色。離陸時は照明が落とされて真っ暗に。

離陸後〜機内食の時間は明るい照明に。
暖色系の間接照明は上品な印象を与えてくれる。
なんとなく新幹線のグリーン車に似てる。

機内食のサービスを終えると照明の数を減らしてリラックスモードに。
このあと、到着までは消灯してお休みモードになる。

こちらは到着前の機内。
着陸に向けて降下中は出発時と異なりピンク色の間接照明。
派手な色ではなくこちらもスタイリッシュな印象。
外の景色が楽しめない分、照明の色の変化をじっくり楽しむことができる。

シンガポール到着
シンガポールのチャンギ空港には予定より40分ほど早着の4時6分に到着。
フライト時間は5時間35分、できればもう少し乗っていたかった。
これは辛い。。タイに早着は歓迎だが、経由地のシンガポールで早朝4時到着は早すぎる。
当初は10時間ほどの乗り継ぎ時間が更に伸びて11時間に、、。
さぁ、シンガポールで11時間の乗り継ぎをどのように過ごそうか。
今はただ眠い。

まとめ
動画は下記リンクよりどうぞ。
ということで、今回はシンガポール航空SQ623便のフライトを紹介しました。
深夜便なのでほとんど時間は画面とにらめっこ。外の景色が楽しめないのはやっぱり寂しいかな。
夜23時台の出発なので機内食がどのタイミングが気になったけど、離陸後すぐに用意されたのは良かった。
もし、到着前となると深夜3時とかになるのでこっちの方が辛いと思う。
事前に機内食の内容は分かっていたが、実際に食べてみると期待を上回る美味しさで本当に美味しかった。
あと、日本人のCAさんが数名搭乗しているので、何か困ったことがあれば日本語で気軽に声をかけれるのもポイントが高い。
今回は利用しなかったが、シンガポール航空の会員は無料でWiFiを利用することができる。
また、機内コンテンツは豊富でドリンクサービスも充実している。
もし小腹が空いたらCAさんに言えばスナック(ドライフルーツ、チップス、チョコレート、シリアル等)を用意してもらえる。
他社と比較してもの凄い特別感があるわけではないが、機内食や設備を含めてサービス全般の満足度が高い。
中東情勢悪化の影響を受けて、まだしばらくは燃油サーチャージの高騰が続くと思われる各航空会社。
そんな時はシンガポール航空の特典航空券が魅了的だ。是非マイルを活用してシンガポール航空を利用してみてはどうだろうか。
次回はチャンギ空港で乗り継ぎの様子を紹介する。

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