関西国際空港の現状ー2020年9月ー

関西空港国際線フライトスケジュール 空港

最後に関西国際空港を利用したのは3月中旬タイからの帰国時。

2か月前の7月に関西国際空港を訪れた時、

国際線フライトは、マニラ行きのフィリピン航空1便のみ。

国内線も運休が多く利用客もかなり少なかった。

国際線フロアでは落ちている眼鏡を偶然訪れた私が拾う、、

それくらい空港内に人が少なかった。

2か月でどれくらいの変化があったのか気になったので、

久しぶりに関西国際空港を訪れてみた。

 

関西空港第一ターミナル

第一ターミナル国際線フロア

 

関西空港駅から第一ターミナルへ向かう通路には

スーツケースやカバンを持った利用客が以前よりも多く見られた。

 

関西空港第一ターミナルの入口

 

4階国際線フロア。

以前訪れた時はフロア全体が暗く寂しい感じだったが、

現在は少し明るくなっている。

そして、利用客が数十名!?、、いる。

国際線は飛んでるのか????

 

関西空港国際線出発フロア

 

関西空港国際線出発フロア

 

国際線出発案内を確認してみると、

訪れた日は3便の運行が表示されていた。

12時25分発 ソウル行きの大韓航空

13時10分発 台北行きのエバー航空

23時25分発 シンガポール行きのシンガポール航空

大韓航空とエバー航空がちょうど搭乗手続中となっていた。

なるほど、、だからスーツケースを持った搭乗客が多く見られたのだ。

 

関西空港国際線フライトスケジュール

 

大韓航空はFカウンター、エバー航空はEカウンター。

シンガポール航空は23時と夜遅いため、

カウンターはまだオープンしていない状態。

当然、他のチェックインカウンターは無人の状態。

 

関西空港国際線出発フロア

 

遠目からでもEカウンターに列を作っているのが分かる。

人がいない空港フロアは寂しすぎる。

やはり人がいて賑やかな空港が本来の姿。

 

関西空港国際線出発フロア

 

関西空港国際線チェックインカウンターE

 

私以外にも空港の様子を見に来ている方がいた。

関西空港の寂しい現状をメディアに残そうと、

スマホやカメラでフロア内を撮影している人が目立った。

できれば一日も早くスーツケースを持って空港に訪れたいと思っている。

もちろん、多くの方が同じ思いだろう。

 

第一ターミナル国内線フロア

 

国内線フロアも2か月前と比べて少し人が多い印象。

もう少し多いかも、、と思っていたが、

実際には運休しているフライトがまだまだ多く、

便数の関係から関西空港を利用される客が少ないのだろう。

 

関西空港国内線フロア

 

JALのチェックインカウンターはたまたま無人になっていた。

なんとも寂しい雰囲気だ。

 

関西空港JAL国内線チェックインカウンター

 

隣のジェットスタージャパンも利用客は並んでいなかった。

LCCはそもそも便数が少ないので仕方ないが、

「Go To キャンペーン」を絡めたツアーを積極的に展開すれば、

利用客も多くなると思うのだが、、

 

関西空港ジェットスター国内線チェックインカウンター

 

荷物を預けるコインロッカー、、

当然ながら全てグリーンランプで誰も使用していない状態。

 

関西空港のロッカー

 

お土産屋さんもシャッターが閉まったまま、

この光景は2か月前から変わっていない。

そもそも、海外から外国人旅行者が来ない限り営業を再開しても、

売上には繋がらないだろう。

 

関西空港のお土産屋さん

 

既に閉店してしまった飲食店もあった。

こちらのお店、記憶が正しければ2か月前はまだ営業していたと思う。

例え年内を持ちこたえたとしても、

年明けから以前のような状態に戻る保証もなく、

閉店を余儀なくされたのだろう。

 

関西空港の閉店店舗

 

飲食店は3割~4割くらいが営業している状態。

飛行機を利用する客以外に空港で働く従業員が利用されているため、

少しではあるが需要があるのだろう。

551の蓬莱は現在も無期限休業状態だった。

 

関西空港の国内線・飲食店フロア

 

 

特急はるかの運休

 

JRの関空特急はるか号。

私も海外に行くときはよく利用していたが、

現在はほとんど運休状態。

10時台~16時台の全列車運休

、、、当然だと思う。

利用客がいなければ空気を運んでいるようなもの。

朝晩はビジネスの通勤需要があるため走らせているが、

関空特急、、とは言い難い状態になってしまった。

なんなら日根野駅までの特急でもいいような気がする。

10月からはビジネスや留学目的での入国が緩和されるが、

どれだけ多くの人が入国するのか、、、

年内には少しでも改善してくる気がしなくもないが、

それは10月以降、感染者数の傾向によって大きく変わってくるだろう。

 

関西空港駅に掲示されている特急はるか号運休案内

 

まとめ

 

・関西国際空港の国際線は毎日数便でも運行されている。

※短期の海外旅行利用は事実上不可。

・7月に訪れた時と比べれば少しは利用客が増えている印象。

・飲食店やお土産屋さんは現在も厳しい状況に変わりがない。

・関空特急はるか号は10時から16時まで全便運休中。

・関西国際空港の国際線フロアではサーモグラフィによる検温や出入口の限定、

消毒液によるコロナ対策が現在も継続して行われている。

【Youtube動画】

 

2か月前と比べて少しは人が増えたが、

国際線は根本的にフライト数が少なく、

観光をメインとした海外渡航が再開されない限り、

現在よりも大幅に回復する見込みは少ないだろう。

とはいえ、10月から観光を除く入国制限が緩和されるため、

年末にかけて関西国際空港の利用客は増えると思われる。

そして、年末にかけて感染者数を抑えることができれば、

段階的にではあるが、入国・海外渡航への制限緩和が加速するかもしれない。

まずは、台湾やベトナム、タイといった感染対策が成功している地域との往来を再開させ、

コロナ禍における徹底した感染対策、新しい条件の下、

一日も早く観光業界に明るい光が差し込むことを期待したい。

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